健康

薬膳と養生の知恵!!冬の冷え性など不調を解決!アンチエイジングにも!

「手足が冷たくて眠れない」「誰にも言えないけど、実はおしっこが近くて悩んでいる」「白髪が目立つようになった(涙)」
このようなお悩みはありませんか?

「体質だから変わらない、病院にいくほどではないからいいか・・・」
と不調を気にかけないでいると、年末年始を楽しく過ごすはずが、体調不良で楽しめないなんてことも。
また、身体はいつも私たちにメッセージを送っています。小さな不調を見て見ぬふりをすると、後々病気に繋がることもあります。
病気を予防したり、不調が出ても長引かせずに、日々の生活の中で身体を整えられると良いですよね。

わたしは、病気がきっかけで東洋医学に関心を持ちました。その中でも特に日々の食事で健康管理をしたいと思い薬膳を学びました。

薬膳と聞くと難しそうというイメージを持っている方もいると思います。しかし、ポイントを押さえればスーパーにある食材で作ることもできます。

薬膳とは?初心者でもわかりやすい!毎日の食卓が薬膳になる!「疲れた」「だるい」「梅雨時は身体が重い」「更年期か汗が止まらなくて暑い」など、病院に行くまでもないけれど、ちょっと気になる身体の不調は...

この記事では、冬に出やすい体調不良の特徴を踏まえて、

  • 食事で体調を整える薬膳
  • 生活で体調を整える養生

の視点から、冬を元気に過ごすための知恵をご紹介します。

そしてなんと、冬の薬膳はアンチエイジングにも効くのです!!

不調を吹き飛ばして、若さを取り戻して・・・!
この冬を元気に過ごしましょう♪

目次

どんな不調が起こるの?


冬は寒さによって体が冷えることで体調不良を起こしやすい季節です。免疫力が低下し、風邪をひいたり、疲労になったり。
また、血液循環の低下により頭痛、肩こり、生理痛などを引き起こしやすくなります。

中医学では、季節によって弱まりやすい臓器や機能があると考えられています。
冬は「」と呼ばれる臓器が影響を受けます。

「腎」は泌尿器系や腰痛と関係があります。また、身体を温める源であり、成長・発育、老化を司り、歯や骨、髪や耳などにも関わっています。
よって腎が弱ると、冷え、腰痛、その他老化現象・・・しわが増え、耳が遠くなり、足腰が弱くなり、歯がもろくなる、記憶力が低下する…が加速すると言われています

また中医学では、不妊は男女ともに、腎の機能が弱いことが原因とされています。

冬の体調不良

  • 寒さによる・・・冷え性、風邪、手足のしびれ、神経痛、しもやけ、下半身の浮腫み、肌荒れ
  • 「腎」の働きが弱る・・・排尿困難、頻尿、膝腰の痛み、性機能減退、忘れっぽい、驚きやすい、不妊、老化現象(しわ、白髪、難聴、歯が弱い、骨が折れやすい、記憶力低下)

冬の薬膳食材


身体を冷やす性質の冷たいものを避けて、身体を温めるものを摂りましょう
生ものや冷たいもの、身体を冷やす食材は控えたり、加熱して食べましょう。

先ほどの【どんな不調が起こるの?】でお話したように知らないうちに冬に老化が進んでいというのはショックですよね
今からでも大丈夫!冬に弱りやすい「腎」の働きを助ける食材を摂りましょう。
「腎」の働きを助ける食材は老化を食い止めると言われています。アンチエイジング効果もあるのです。

※身体を冷やす食材
夏野菜(トマト、キュウリ、ナス、レタス、ゴーヤなど)、白菜、大根、にんじん、かに、アサリ、シジミ、柿、南国フルーツ(バナナ、マンゴー、パイナップル)など

身体を温める エビ、羊肉、牛肉、鮭、生姜、にんにく、ニラ、玉葱、カボチャ、くるみ、栗、こしょう、唐辛子、シナモン、山椒、八角、紹興酒、紅茶
腎の働きを助ける エビ、羊肉、うなぎ、牡蠣、いわし、どじょう、イカ、帆立、海藻類、ニラ、長芋、ブロッコリー、黒きくらげ、黒豆、黒ゴマ、くるみ、栗

 

おすすめレシピ

二ラと桜えびの疲労回復パワースープ

【材料】
にら…40g
卵…1個
桜えび…3g
生姜(みじん切り)…1/2片
にんにく(みじん切り)…1/2片
昆布かつお出汁…2カップ
薄口しょうゆ…小さじ1
ごま油…小さじ1と1/2
塩…少々
粗挽き黒こしょう…少々
水溶き片栗粉
片栗粉…小さじ1
水…小さじ2

【作り方 】
1.ニラは4㎝の長さに切り、卵は割りほぐしておきます。
2.鍋にごま油と生姜とにんにくのみじん切りを入れて弱火で熱し、香りが出るまで炒めます。だし汁と薄口しょうゆを加えます。
3.沸騰したらニラと桜えびを加え、ひと煮立ちしたら水溶き片栗粉でとろみをつけます。
4.塩で味を調え、再沸騰したところで溶き卵をまわし入れ、一度沸いたところで火を止めて、器に盛りつけ粗挽き黒こしょうひいて出来上がりです。

引用:薬膳漢方.net

冬の暮らし方

  1. 早寝して、朝はゆっくり起きる
  2. 身体を温める
  3. 活動を控えめにする。
  4. 汗をかきすぎないようにする。
  5. 風やエアコンで乾燥するため、水分補給をする。
  6. 身体を温める食材や「腎」の働きを良くする食材を摂る。

冬は、一年の中で「陽」が少なくなり、「陰」が多い季節です。
冬は頑張らないで消極的に過ごすことが、身体に合っているそうです。
しっかりと身体を休め、春に向けてエネルギーを温存するのが良いのです。
仕事に遊びに・・・スキーやスノボ・・・クリスマスやお正月!!
冬はアクティブに過ごす機会も多いですよね。
冬に頑張りすぎると、体調不良に加えて、「腎」の影響で老化も進んでしまうようなので、何事もほどほどに、ぼんやりと過ごせると良いかもしれませんね。

まとめ

  • 冬は、寒さによる冷え性や風邪、「腎」の影響による排尿困難や老化などの体調不良が起こりやすい。
  • 冬は、身体を冷やす食材は避け、身体を温める食材や「腎」の働きを良くする食材を摂り入れる。
  • 日々の暮らし方にも気を配り、身体を休めることを大切にする。

特別なことをしなくても、日々の食事や暮らし方で、冬の不調を改善できますよ。
そしてアンチエイジングにも繋がります!
毎日を元気に過ごすために、できるものを取り入れてみませんか♪