「年中手足が冷たい」「お風呂後も身体が冷えている」
冷え性でお悩みではありまえんか?
冷えは万病のもとと言いますね。免疫力が低下し、風邪をひきやすくなったり、病気になりやすくなったり。疲労が抜けなかったり。血液循環の不良から、頭痛や生理痛、くすみなども。美容にも悪そうですよね。
わたしは頑固な冷え性でした。お風呂上りにも冷えて、冬は寒くて眠れない、冷えは健康にも美容にも良くないから治したい・・・でも体質だから、とあきらめていました。
ある時、日々の食事で身体を良くしたいなとの思いから、薬膳教室に通いました。
薬膳とは、中医学の理論に基づいて食物を用いて体調を整える食事のことです。
わかったのは、体質や体調や季節に合った食事をすることで、身体のバランスを整えられるということ。
そして、薬膳は冷え性にも効果があるということ!
この記事では、冷えを解消するための薬膳と簡単なレシピをご紹介しています。
目次
身体を温める食材・腎を補う食材を摂ろう
冷え性は、虚弱体質や寒い環境など様々な原因によって起こります。中医学的には、腎の機能低下や、陽気不足と考えられています。
冷えを改善するには、身体を温める食材選びをしましょう。
腎は冷えに弱く、冷えにより働きが低下しやすくなります。よって腎を強化することも大切です。腎を補う食材もおすすめです。なんだか難しいなぁ~という方は、黒いものを思い浮かべてみましょう!・・・黒ゴマ、黒きくらげ、黒豆、黒砂糖がありますね。
毎日の食事作りは、身体を温める食材や腎を補う食材を選び、調理すると良いですね☆
腎を補う食材
羊肉、えび、うなぎ、牡蠣、イカ、帆立、海藻類、ニラ、長芋、黒きくらげ、黒豆、黒ゴマ、黒砂糖、栗、くるみ、レーズン
身体を温める食材
羊肉、牛肉、エビ、鮭、生姜、にんにく、ネギ、ニラ、玉ねぎ、カボチャ、栗、くるみ、唐辛子、こしょう、シナモン、八角、山椒、紅茶
身体を冷やす食材は加熱など工夫しよう
身体を冷やす食材は控えましょう。食べるなら、このように工夫しましょう。
- 加熱調理
- 日中に食べる
- 生姜、ネギ、にんにくなど身体を温める食材と組み合わせて食べる
身体を冷やす食材
トマト、レタス、キュウリ、ゴーヤなどの夏野菜
バナナ、マンゴー、パイナップルなどの南国フルーツ
大根、ゴボウ、蓮根、豆腐
夏野菜、南国フルーツは身体を冷やすのは何となくわかるけれど、意外なのが大根・ゴボウ・蓮根・豆腐!
冷え性の方は、焼く・蒸す・煮るなどの加熱調理がおすすめです。大根おろしは温かい調理に添えて、冷やっこはネギや生姜など薬味を添えていただくと良いですね。
夏は、ご家庭で冷たい素麺やお蕎麦を食べる機会も多いと思います。温かいつけ汁にしたり、ネギや生姜など薬味を添えると、冷え性さんも安心していただけると思います。
簡単薬膳レシピ
ほっこりお野菜たっぷりスープ
<材料>(2人分)
鶏モモ肉 1枚(約250g)
水 4カップ
人参 50g
玉ねぎ 50g
長芋 100g
塩 少々
黒こしょう 少々
ネギ 適量<作り方>
- 鍋に水と鶏モモ肉を切らずに入れ、中火にかける。沸騰したらきれいに灰汁をすくい、弱火で約30分ふたをしないで煮る。
- 鶏モモ肉を取り出し、食べやすい大きさに裂く。
- 人参と長芋、玉ねぎは皮をむいて、食べやすい大きさに切る。
- 1の鍋に3を入れて煮る。柔らかくなったら鶏モモ肉を戻し入れる。
- ひと煮立ちしたら塩、黒こしょうで味をつけ、器に盛り、小さめにカットしたネギをあしらって出来上がり!
引用:つやプラ
私の家では、生姜とネギと玉ねぎを常備しています。
薬膳めんどうくさい!わからん!という冷え性さんは、毎日の味噌汁やスープに生姜やネギを入れるだけでも体が温まりますよ☆
まとめ
- 冷えを改善するには、身体を温める食材や、腎を補う食材を選びましょう。
- 身体を冷やす食材は控えましょう。食べるなら工夫しましょう。
・加熱調理
・日中に食べる
・生姜、ネギ、にんにくなど身体を温める食材と組み合わせて食べる - 薬膳レシピのご紹介。(ほっこりお野菜たっぷりスープ)
冷えは万病のもと。冷えを改善するために毎日できるところから薬膳生活を始めてみませんか?
身体の中から美味しく楽しく体質改善を目指しましょう(^^♪
薬膳は難しい面倒くさいってイメージもあったかもしれませんが、毎日の食事で適した食材を選ぶことでおうちで簡単にできますよ☆
冷えの薬膳と養生については、冬の薬膳の記事でも詳しく紹介しています。
よろしければ参考にしてみてくださいね☆