健康

薬膳での”にんにく”の驚くべき効能5つと合う体質2タイプを紹介!

にんにくと言えば、どんな印象がありますか?
「滋養強壮?。なんとなく体によさそう~!」
そんなイメージがあると思いますが、ちょっとだけ違います💦

にんにくは結果的に、体に良い作用します
しかし正確には、巡りを良くすることで、元気なれるということです。

薬膳では、にんにくは「巡りをよくする」以外にも様々な効果があります。
これまで「明日仕事だから臭うといやだな」と、食べるのを躊躇っていた方も、お家で過ごす時間が長くなった今こそチャンス!

にんにくを使った料理で巡りの良い体を目指しませんか?

目次

にんにくの様々な用途

薬として
にんにくや生姜などの薬味は、少量で薬のような効果があるとされています。
ハーブやスパイスと同じで、にんにくも生薬として使われています。
主に腹痛・下痢・寄生虫の駆除として使われるそうです。

お料理
少量でお料理の香りづけになったり、味に深みが出たりします。
今や、我々の食卓には必ずと言っていい位、にんにくは身近な食材の一つになっています。

民間療法
実は民間療法では、外用薬として使われる事もあります。
皮膚炎や、水虫、怪我の消毒にも使われているそうです。

薬膳における【体質】のお話

薬膳では、【体質】によって、食材を選ぶ事があります。
6つに分けられた【体質】は、漢方薬を選ぶ上でも指標となります。
まず自分の【体質】を知っておくといいです♪
こちらからチェック!👉体質チェック

チェック結果はどうでしたか?
女性なら、”瘀血(おけつ)や、”血虚”(けっきょ)の二つは当てはまる方が多いのではないかと思います。
しかも!両方当てはまる事もありますよ!

なぜなら、漢方の考えで”気血同行”(きけつどうこう)という考えがあります。
これは、”気”がスムーズでないと”血”もまたその影響をうけるという考えです。
その逆も同じで、互いに影響していると言われています。

 

瘀血(おけつ)とは…
簡単に言うと、血が汚れた状態の事です。
乱れた生活、ストレス、高カロリーな食事などが原因で”瘀血”になります。

症状は…
くすみ・シミ・クマ・首肩のコリ・婦人科系の病気など

気滞(きたい)とは…
気の巡りがスムーズになっていない状態です。
精神的なストレスが要因です。

症状は…
怒りっぽい・イライラ・情緒不安・月経前症候群など

にんにくを食べると効果を発揮する【体質】は、瘀血”と”気滞”の2タイプです。

瘀血”体質の方は、血がドロドロなので、にんにくが血の巡りを改善してくれます。
この体質の方は、冷え性が多く、にんにくの”体を温める性質”が助けとなってくれます。

気滞”体質の方も、にんにくを取ることで、血の巡りと同じように気の流れもスムーズにしてくれます。

にんにくの【性質】と注意点

薬膳では、全ての食材にが”体を温める食材”と”体を冷やす食材”に分けられます
この分け方を【性質】と呼ばれています。

その中間もあり、どちらにも属さないとされています。
例えば、夏野菜のトマトやキュウリなどは、”体を冷やす食材”に分類されます。
私達が年中食べている”お米”はその中間で、どちらにも属しません

実際には”五性”と言って、さらに細かく分類されます。
熱性・温性・平性・涼性・寒性の5つです。
ここまで行くと専門的になってしまうので、興味ある方は調べてみて下さいね♪
👉食材の性質参考

ではにんにくはどうでしょうか?
にんにくは、ご想像の通り、”体を温める食材”に分類されます。
つまり冷えや、血流が悪い人には適しているという事になります。

にんにくには体に良い作用がたくさんある一方で、あまり適さない体質もあります。
体の中でストーブが焚かれている状態をイメージすると分かりやすいと思います。
体の水分が焚かれて蒸発してしまうイメージです。

体を温める作用が強いにんにくは、体液を消耗してしまいます。
潤いが足りなかったり、血液が不足している方はほどほどにした方が良いでしょう。
それから、体が火照っているとか、暑がりさんや、炎症がある場合も注意が必要です。

にんにく5大効能と選び方

効能

  • 解毒効果、風邪予防の効果があります。
  • にんにくは、”体を温める性質”があるので、内臓の働きを良くします。
  • 血液サラサラ効果があり、血の巡りを改善します。
  • 栄養成分の1つ、”アリシン”は強力な殺菌効果があるとされています。
  • 高血圧などの生活習慣病予防に効果を期待されます。

選び方

  • 固くて、大きめ
  • 皮が変色していない
  • ふっくらしていて、先の方が、締まっている
  • 生のにんにくは胃腸への刺激が強いので、使う場合は少量にする

まとめ

  • にんにくはお料理以外にお薬としても使われる
  • 6タイプの【体質】あなたはどれ?
  • にんにくは”体を温める”性質
  • 5大効能と上手な選び方

にんにくのパワー納得いただけましたか?
実は私…毎日にんにくを使った料理を食べています笑
職場の皆さんごめんなさい🙇

周りが寒いのに、私1人だけ寒さを感じなかったりするのもにんにくのおかげかもしれません。
薬いらず、風邪知らずになったのも、これまたにんにくパワーかもしれません。

にんにくの臭いが気になる方は、”低臭にんにく”を使ってみてはどうでしょうか?
日々の食事に取り入れていく事で、風邪予防にもなるのでおすすめです♪