「毎日暑くて、ちょっとの外出でも疲れた~!」
「やる気が出ない」
夏は好きだけど、体調がすっきりしなくて悩んでいませんか?
夏は、私達の体力を消耗する季節です。
ちょっとしたことだから・・・と身体を気にかけないでいると、夏のイベントの時に体調不良で楽しめないなんてことも。
また体調不良を見て見ぬふりをすると、後々病気に繋がることもあります。
病気を予防したり、不調が出ても長引かせずに、日々の生活の中で身体を整えられると良いですよね。
わたしは、病気がきっかけで東洋医学に関心を持ちました。その中でも特に日々の食事で健康管理をしたいと思い薬膳を学びました。
薬膳と聞くと難しそう、イメージを持っている方もいると思います。しかし、ポイントを押さえればスーパーにある食材で作ることもできます。
この記事では、夏に出やすい体調不良の特徴を踏まえて、
・食事で体調を整える薬膳
・生活で体調を整える養生
の視点から、夏を元気に過ごすための知恵をご紹介します。
カラダが整うとココロも元気になりますね!
不調を吹き飛ばして、毎日元気にこの夏を過ごしましょう♪
目次
どんな不調が起こるの?
中医学では、夏は陽気が盛んな時期となり、一年中で最も日差しが強く暑い季節です。
自然界は暑くなるのと同様に、私達の身体も自然界の影響を受けています。
無理をせずに過ごすことが大切です。
中医学では、季節によって弱まりやすい臓器や機能があると考えられています。
夏は、中医学で「心」と呼ばれる臓器や機能が活発になる反面、弱りやすくなります。
「心」は血液と血液循環機能を司り、精神活動と関係があります。このことから情緒不安やイライラなどのような症状が出やすくなります。
夏の体調不良
暑さ・・・発熱、多汗、喉の渇き、息切れ、夏バテ、熱中症
湿気により消化機能低下・・・食欲不振、疲れ、無気力、吐き気、下痢
「心」が活発になる・・・精神・情緒の不安定、動機、イライラ
夏にお勧めの薬膳素材
身体の熱を冷ますもの | ゴーヤ・きゅうり・レタス・セロリ・冬瓜・ミョウガ・緑豆もやし・スイカ・バナナ・パイナップル・ミント・緑茶 |
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汗で失った水分を補うもの | トマト・オクラ・キウイ・マンゴー・豆腐・ヨーグルト・豆腐 |
「心」を養う 情緒不安などを解消 |
レンコン・アサリ・牡蠣・ぶどう・卵・牛乳・小麦・内臓のハツ |
気の巡りを良くし、食欲増進 | みかん・ジャスミン茶・山椒・パクチー |
【暑がりタイプの薬膳レシピ】
ゴーヤチャンプル
沖縄料理のゴーヤチャンプル。南国の料理だけあって、実は蒸し暑い夏にぴったりの薬膳料理なんです。また、暑がり、のどが渇く、のぼせがあるなどのタイプにオススメのレシピです。
■「ゴーヤチャンプル」の材料
塩麹やオイスターソース味でも美味しい
<材料> 2人分
ゴーヤ……1/2本
豚コマ肉……100g
木綿豆腐……150g
モヤシ……1/2袋
卵……1個
A しょうゆ……大さじ1弱
A みりん……大さじ1弱
A 塩、コショウ……少々
かつお節……適量
ゴマ油……適量■「ゴーヤチャンプル」の作り方
1.ゴーヤは縦半分に切り、ワタをスプーンで取り除き、薄切りにする。少量の塩でもみ、水で洗い流しておく。
2.フライパンにゴマ油を引き、食べやすく切った豚肉、ゴーヤ、木綿豆腐を入れて炒める。
3.2に溶き卵、モヤシの順に加えて炒め、Aで味を調える。最後にかつお節をふりかける。■「ゴーヤチャンプル」のポイント
カラダが冷えるタイプは、温熱性の「ニンニク」や「ショウガ」を足して最初に炒め、寒涼性の「モヤシ」を入れずに、調和役で滋養強壮にもいい「卵」を多めにするといいでしょう。
夏の暮らし方
- 早起きする。
- 冷たい飲食を控える。
- 早朝や夕方にウォーキングなど、軽い運動をする。(熱中症に注意)
- シャワーで済ませず、湯船に浸かる。
- 睡眠は綿100%の寝具がよい。(下着も)
- 冷房は弱めにして、外出先や仕事先では、上着やストールを羽織る。
「夏はキンキンに冷やした冷房で、冷たいビール!」「暑いからシャワーのみでいいや。」「暑くてだるいから休日は昼まで寝てます。」
こんな生活をしがちですが、身体への影響を考えてみましょう。
日々の暮らしを見直すことで、身体の調子が良くなると思いますよ。
まとめ
- 私たちの身体は自然界からの影響を受けており、夏は、夏バテ・食欲不振・情緒不安定などの不調が出やすい。
- 夏にお勧めの薬膳食材を選び、調理し食べると良い。
- 日々の暮らし方も大切。
特別なことをしなくても、日々の食事や暮らし方で、体調やココロが整いやすくなります。
毎日を元気に過ごすために、できるものを取り入れてみませんか♪