湿度が高く、気温の上下が激しい今の時期。
多肉植物も調子を崩しやすい時期で、
その不調は、「葉が落ちる」という形で現れることがあります。
「ふとした拍子に葉っぱがポロッと取れちゃった」
「触ってないのに、ぽろぽろ葉が落ちてく」
こんなことがあると、枯れやしないか、心配になりますよね(><)
葉が落ちる時、考えられる原因はいくつかあります。
今回は、その原因をご紹介します!
目次
症状別・葉が落ちる原因と対策
一言で「葉が落ちる」と言っても、その落ち方は様々です。
どのような症状が出て葉が落ちるのか、それによって考えられる原因が異なるので、
葉っぱの様子別にご紹介していきます。
ぶよぶよと軟らかく、変色した葉が落ちる場合
多肉植物のお世話していて、葉っぱを触っているとわかると思いますが、
多肉植物の葉っぱって、プリッと肉厚で、ガチガチに固いというわけではないですが、
結構しっかりした手触りですよね。
それが正常です。
ところが、葉がぶよぶよと弾力なく、軟らかくなっていて、
黒や黄色に変色した葉がぽろっと落ちることがあります。
この場合疑われるのは、「根腐れ(ねぐされ)」というトラブルです。
根腐れとは、
過湿により根っこが傷み、腐ってしまうことです。
年間通して発生する可能性はありますが、湿度の高い梅雨には、
特に起こりやすいトラブルと言えます。
根腐れの症状として、葉と茎の付け根に集中して症状が現れ、葉っぱ全体は元気なのに、ポロッと落ちてしまう場合もあります。
この場合、落ちた葉を数日そのまま観察していると、全体がぶよぶよと軟らかく変化していきますので、判断材料の一つになると思います。
根腐れの場合、傷んだ部分を取り除き、植え替えるを行いましょう。
根腐れについては、こちらでも紹介しています↓
葉に黒く細かい点が生じ、しおれて落ちる場合
葉に黒く細かい斑点が生じ、その点を中心に水分が抜かれるようにシワシワになって、
黄色く変色した葉がポロポロと落ちてしまうことがあります。
この場合、「黒すす」という病気が疑われます。
病気を引き起こしているのは、ダニやカビ。
ダニにより葉っぱの汁が吸われ、そこにカビが繁殖し、黒い斑点が生じているようです。
症状が進行すると、枯れてしまうこともあります。
「黒すす」の場合、薬剤を購入し、ダニ退治を行いましょう。
「黒すす」に以外も含めた害虫被害については、こちらでも紹介しています↓
元気に見えるのに、軽く動かした時に葉が落ちる場合
葉の色も良く、元気そうに見えるのに、
ちょっと揺すったり、ちょっと動かした時に、バラッと葉っぱが落ちる。
この場合、日照不足により、株が弱っている可能性があります。
急に強い日光に当てると、葉が焼けてしまう可能性があるので、
少しずつ、日差しがより当たる場所に移動させましょう。
丁度良い明るい日陰がない場合は、日差しをあてる時間をちょっとずつ延ばす等で
調整することが出来ます。
株の全体にしわが入り、変色した葉が落ちる場合
全体的に葉にしわが入っている場合、水不足が考えられます。
多肉植物は他の植物に比べ、水分が必要ありません。
ですが、植物ですので、まったく水がないと枯れてしまいます。
ただ、単純な水不足の場合は、即枯れるということはありませんので、
一度タップリ水を与えて、様子観察をしていきましょう。
頻繁な水やりは、根腐れを引き起こすかもしれないので、注意!
株の下の方の葉から水気が抜け、干からびて落ちる場合
下部全体の内、下の方(古い葉)がだんだんと干からび、
黄色や茶色に変色した後、ポロリと落ちる場合。
これは、通常の生理現象(新陳代謝とも言う?)の可能性が高いです。
病気などが原因ではないので、しばらく様子見で大丈夫です。
ただし、古くなった葉っぱをそのままにしていると、
そこに湿気や水が溜まり、それが原因で蒸れてしまうことがあります。
古くカラカラになった葉っぱは、時々取り除いて、風通しを確保しましょう。
まとめ
葉が落ちる原因について、ざっと紹介をさせて頂きました。
- 葉がぶよぶよと軟らかく、変色した葉が落ちる→根腐れかも。新しい土に植え替えを。
- 葉に黒く細かい点が生じ、しおれて落ちる→「黒すす病」かも。ダニ退治をしましょう。
- 元気に見えるのに、軽く動かした時に葉が落ちる→日照不足で株が弱ってるかも。日差しを確保しましょう。
- 株の全体にしわが入り、変色した葉が落ちる→水不足かも。水をあげて様子を見て。
- 株の下の方の葉から水気が抜け、干からびて落ちる→生理現象かも。ちょっと様子見。
原因を突き止めるには、葉の落ち方、葉が落ちる箇所、落ちた葉の様子などを
きちんと観察する必要があります。
そのためにも、日頃のお世話の時から、どんな様子なのか、見ておくと良いですね♪