腸活

腸活をしてても便秘が辛い!!下剤を利用するときに知っておきたいこと

便秘で辛い・・・
何日も排便がなくて、今すぐに出したい!!
という時、ありませんか??

そんな時によく利用されるのが下剤。

病院で処方される以外にも、ドラックストアなどでも購入できるため、私たちも手軽に手に入れることができますよね^^

その下剤にも種類があること、知っていましたか??

下剤の種類によって働きも異なるため、下剤を利用する場合はよく理解しておく必要があります。

今回は、下剤について詳しくお伝えしていきます!!

目次

便秘の種類を知ろう


下剤のことについてお伝えする前に、まずは便秘について知っておきましょう(^^)

実は一概に便秘と言っても、種類があります。

何の便秘のタイプかによっても、使用する下剤の相性があります。

特徴をそれぞれご紹介しますので、自分は何のタイプに当てはまるかチェックしましょう^^

弛緩(しかん)性便秘

大腸の動きが低下している状態の便秘です。

腸の動きが悪いため、腸内に便が長時間滞在しやすくなります。

それにより便がどんどん硬くなり便秘になります。

お腹の張りや残便感なども症状の一つとして挙げられます。

特に女性や高齢者がなりやすい便秘のタイプです。

原因

  • 食事の偏り(特に食物繊維不足)
  • 運動不足
  • 水分不足
  • 極端なダイエット
  • お腹の冷え

痙攣(けいれん)性便秘

精神的な緊張などで大腸の筋肉が緊張して動きが低下し、便秘の状態になります。

ストレスを抱えている方に多く、その精神的ダメージが原因で腸の動きが低下し、便秘になる状態です。

下痢、便秘と下痢を繰り返すなども症状の一つとして挙げられます。

原因

  • ストレス
  • 環境の変化
  • 緊張する場面が多い

直腸性便秘

便が腸の出口である直腸に到達しても、そこから排便がなかなか出来ず便秘になる状態です。

高齢者や寝たきりの方、すぐにトイレに行けず便意を我慢している状況などが続くとなりやすいです。

原因

  • 加齢
  • 便意を我慢する

下剤の種類を知ろう


便秘のタイプを知ったところで、次は本談の下剤に関してお伝えします^^

便秘と同じく下剤にも種類があり、効果や働きも違います。

下剤の種類の中でも、今回は刺激性下剤非刺激性下剤の2つの種類をお伝えします。

腸を刺激する「刺激性下剤」  

刺激性下剤は、その名前の通り腸を直接刺激して腸の運動を促します

 ただ刺激をするので腸へのダメージや依存性があり、どんどん増薬していく可能性もあります。

 長期服用や多用は、腸が黒くなる大腸メラノーシスを引き起こす可能性もあるので注意が必要と言われています。

また痙攣性便秘の方は、激しい腹痛が起こる可能性もありますので、選び方に気を付けましょう。

主な成分名:センナダイオウ、ビザコジル  など 

  • 痛み・・・ある
  • 習慣性・・・ある

便のカサを増量したり便を柔らかくする「非刺激性下剤」  

こちらは刺激がない非刺激性下剤です。
名前の通り、腸への直接的な刺激はありません。

非刺激性下剤は2種類に分かれます。

膨潤性下剤
便のカサを増してくれる働き。
痙攣性便秘に使用されることが多い。
主な成分名:バルコーゼ など

  • 痛み・・・あまりない
  • 習慣性・・・ほとんどない

塩類下剤
便を柔らかくしてくれる働き。
胃酸を中和する作用があり、制酸剤としても働く。
弛緩性便秘に使用されることが多い。
主な成分名:酸化マグネシウムなど

  • 痛み・・・あまりない
  • 習慣性・・・ほとんどない

特に塩類下剤の酸化マグネシウムはドラックストアでも販売されており、良く使用されています。

お腹も痛くなりにくく依存性も低いと言われています。

便秘の状態だと、腸内に便が長く滞在しています。

滞在の時間が長い程便から水分が吸収され硬くなり、ますます出にくくなりますが、酸化マグネシウムはそれを防ぐために使用されています。

  • 働きとして腸に水分を集めて便をや柔らかくし、排便しやすくします。そのため、服用時にはたっぷりな水を飲むと良いです。
  • 腎機能が低下している方や高齢者は、高マグネシウム血症のリスクが高くなりますので服用は注意が必要です。

下剤の選び方は??

これまでお伝えした通り、下剤には種類があります。

ご自身の状態をよく観察して適切なものを使用することが大切です。

刺激性下剤は、即効性があり作用が強い薬です。

そのため数日出ない場合や、旅行などに行く際など一時的な便秘に使用します。ただ、腹痛を伴う場合があったり、長期服用は慣れが起きてしまうこともあるので注意が必要です。

一方で非刺激性下剤は、便がコロコロと硬い便の状態の方が利用されるとよいでしょう。

硬い状態を、水分を含ませて出しやすくしてくれます。

またもし刺激性下剤を使用して腹痛を伴うことがある場合は、非刺激性下剤を利用されると良いでしょう。

いずれも容量・用法を正しく守って使用することが大切です。

もし今下剤を服用中の方で、自分の利用方法が正しいか迷う方は、お近くの薬局やドラックストアで薬剤師に相談しましょう。

また、便秘改善には生活習慣や食事もとても大切です。
薬だけに頼らず、その他の習慣も気を付けていきましょう^^

まとめ

  • 便秘には種類があり自分のタイプをまず知る
  • 下剤の種類を理解し、自分にあったものを使用することが大切

下剤は種類やそれぞれの働きが異なります。よく理解して使用しましょう。