皆さんは、最近何かに挑戦していますか?
皆さんの身の回り、なにか窮屈さを感じませんか?
そんなときに読んでみてほしい本があります。
タイトル | 魔法のコンパス 道なき道の歩き方 |
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著者 | 西野亮廣 |
出版社 | 主婦と生活社 |
この本には、これからの時代を生き抜くヒントがたくさん書かれていますので、名言と合わせてご紹介させていただきます(^^)/
目次
西野亮廣さんってどんな人?
そもそも西野亮廣さんってなにしている人なの?と思っている人のために、西野亮廣さんについてお話します。
西野亮廣さんは何をしているの?
知らない方も多いかと思いますが、西野亮廣さんは現在も吉本興業に在籍し「キングコング」として漫才に取り組んでいます。また他にも絵本を作ったり、町や学校を作ったり、オンラインサロンのオーナーをやったり、天才万博というイベントを開催したりと様々な活動をしています。
テレビに出ることがないので、何をしているのか一見わかりにくいですが、誰よりも挑戦し、失敗と成功を繰り返している方です。
そしてその挑戦は現在進行形で続いており、この本には、その挑戦した内容がギュッと詰まっています。テレビで見なくなった理由もしっかり書かれています!
芸人である西野亮廣さん
西野亮廣さんは芸人として活動しているのですが、芸人といっても世間でいうところの芸人と西野亮廣さんが考える芸人では、全くと言って良いほどの差があります。
この本の中に出てくる“職業”としての芸人は、漫才やコントをして、グルメロケやクイズ番組にでて、ひな壇で頑張る人たちのことを指します。
対して、西野亮廣さんの言っている芸人とは、生き様や姿勢のことを指します。
面白いを提案したり、これは正解なのかと議論のネタになったり存在そのものが「質問」になっている人のことを芸人と呼んでいます。
時折言動が炎上したりもしていますが、それら全てに理由があり、未来につながっていきます。講演会などで話を聞いた際も、西野さんの挑戦には、理由があり結果も含めて話を聞くのがとても楽しいです。
これを最初から念頭に置き、本を読んだり、西野亮廣さんの活動を見ていると、彼の世界観に入りやすくなるのではないでしょうか。
魔法のコンパスをオススメする理由
魔法のコンパスってどんな本?
今回ご紹介する本は題名に“魔法
のコンパス 道なき道の歩き方”とあるようにこれまでたくさんの挑戦をしてきた西野亮廣さんからみた、道なき道の歩き方(現代の論点や自分の体験談)がわかりやすく記してあります。その内容は全4章でまとめられ、内容ごとに区切られているので、目次を見て興味のある章や題のページから読み進めるのもありだと思います。
魔法のコンパスの本の読みやすさの秘訣
魔法のコンパスは通常のビジネス本と違い、1ページあたりの文字数が少ないです。行間も広いので、読書初心者の方でも読みやすく、難しい単語が一切出てきません。徹底的に読者目線で考えられています。ここも読者としてはとても評価できる点だなと思います(^^♪
魔法のコンパスに記された名言とは
この本にはたくさんの名言がちりばめられています。その中でも、素敵だなと思うものを各章ごとに紹介させて頂きます!!
この本は全4章で構成されています。
・第1章 向かい風は常にボーナスチャンス!
・第2章 お金の話をしよう
・第3章 革命の起こし方
・第4章 未来の話をしよう
その中で、これは知っててほしいと思う名言を理由とともに取り上げてみました。
まず、大切なのは「問い」を持つことじゃないかな。
西野さんは、常に“どうしたら〇〇になるか”という「問い」を探しています。そしてそんな西野さん曰く、問いには必ず「答え」があるのだとか。
また、「問い」は居心地の良い場所ではすでに解決されたものが多く、人生をかけるほどの「問い」は居心地の悪い場所にいた方が、見つかりやすいそうです。
この本自体も、西野さんが「問い」を発見・議論し、見つけ出した「答え」の宝箱だなと思いますし、この考え方で、私の立場になって考えてみると、私に人生もまだまだ「問い」の連続だなと思います。
例えば、あなたがどうしようもない逆境に立たされていたとしても、それを「問い」として見つけ出し、答えを出すことができたなら、そこから1歩前へ進めると思いませんか?
出る答えはポジティブなものばかりではないかもしれないけれど、それでも考え行動することであられるものは経験というあなただけの財産になるはずです。
僕はお金を「信用の一部を数値化したもの」と定義している。
この一文では、よくわからないかもしれませんが、本の中で彼は自分の知り合いを例に挙げて説明をしています。
それが、ホームレス小谷さん。彼は自分の一日を50円で売っていて、草むしりや、鬼ごっこの相手など何でもする何でも屋さんです。50円だけで、たくさん仕事をしてくれるので、仕事をお願いした側は「こんなにやってくれてありがとう」と感謝をするわけです。
その感謝、信用が積もり積もって、彼が助けを求めるとそれまで彼の1日を買っていた人たちが全力で助けてくれるようになります。
本当に?と思うかもしれませんが、小谷さんは実際にそうやって生活をしていたものですから不思議ですよね。
小谷さんにはお会いしたことがありますが、彼は人を否定せず、全力で肯定してくれます。全力で依頼をこなし、全力で肯定してくれるところも小谷さんの魅力の1つなんだと思います。
お金が全て、信用が全てとは言いませんが、信用で回る経済なんて、人と人との距離が離れている今だからこそ、素敵だなと感じませんか。
ドキドキしてる?
魔法のコンパスは、4章に分けられ、色んなお話が書かれていますがその最後、“おわりに”の部分は「ドキドキしてる?」で終わります。
その一文にこの本の全てが集約されているように感じます。西野亮廣さんは芸人として、常に面白いと思うものをさがしていて、その過程も結果もこの本にちりばめられています。
読んでいるうちに、自分は自分で面白いと思うことができているか考えさせられますし、面白くなるよう努力をしているときのモチベーションを保つ材料にもなっています。
現状維持も大切ですが、挑戦することも人生を楽しくするスパイスになるんじゃないでしょうか。
まとめ
今回は西野亮廣さん著「魔法のコンパス 道なき道の歩き方」についてご紹介しました。
- 西野さんは未だにお笑い芸人として漫才する傍ら、同じ熱量で様々なことに挑戦しています。「芸人」が面白いを提案したり、これは正解なのかと議論のネタになったり、存在そのものが「質問」になっている人のことであるならば、西野さんはまさに誰よりも「芸人」ではないでしょうか。
- この本は、読む内容も分かりやすいように難しい単語はありません。また、文字の大きさや1ページあたりの文字数も工夫してあり、読み手のことを思って作られたことが感じられます。
- 名言を3つご紹介しました。その名言はつながっており、西野さんが常に面白いことや議論できる「問い」を探し、行動していることがわかります。
今回紹介した以外にも様々なことが本には書かれています。
読み手によってどの言葉に感銘を受けるかはバラバラだと思います。ぜひ、あなたにとっての名言を探してみませんか?