クリスマスに絵本のプレゼントするなら?おすすめの絵本を3冊ご紹介

12月の寒い中、車たちは自分たちの仕事に一生懸命取り組んでいます。
ある日、仕事を終えた車たちはプレゼントの存在に気が付きます。嬉しそうにプレゼントである部品を自分の身体の古い部品と換えて嬉しそうに眠りにつきます。

1. 絵本自体が大きいため、読み聞かせもしやすい
2. 車が主人公の作品なので、男の子であれば、読めなくても絵から興味を持ちやすい
3. 文章も簡単なものばかりなので、平仮名が読めるようになったお子さんの字を読む練習にも適している

1. きれいな写真が使われているので、ただの宝探しではなく、写真のきれいさも楽しむことができる
2. 細かく小さな置物などがたくさん使われているで、書かれている文章以外に、自分たちで問題を作って楽しめる
3. 他のシリーズもあるので、この本以外のシリーズも楽しむきっかけになる

主人公のジップという最新作のロボットは、自慢の翼を広げ、空を飛ぶことができます。そんなジップが決まって立ち寄るのはサンドイッチ博士の研究所。中では、旧作のお手伝いロボットのキャンディが掃除や食事の準備等せっせと働いています。彼女は出かけたこともなく研究所内のことしか知りません。ジップは博士の留守を狙い、窓を開けます。

「外へ行かないかい？」

ジップが、キャンディを誘います。しかし、博士から外出を禁じられているキャンディはその誘いを断ります。しかし諦めきれないジップはなんとか説得しキャンディを誘い出します。

研究所のことしかしらないキャンディにジップは様々なことを教えます。何度も何度も出かけました。クリスマスにはもみの木を見に行くと約束をしました。ある日、ジップはキャンディの様子がおかしいことに気づきます。知っていたはずの物を忘れてしまっていたのです。

ジップはどんどんひどくなっていくキャンディの物忘れに、内緒だったお出かけのことを含め博士に相談することにしました。すると、博士が教えてくれました。どうやら、キャンディは旧型ロボットのため、メモリーに記憶できる容量が少なく、新しいデータを入れすぎると古いデータから順に消えて行ってしまうようです。だから博士はキャンディを研究所から出さなかったのです。「キャンディには会わないでくれ」と博士に言われたジップはそれを受け入れるしかありませんでした。

キャンディの記憶を戻す方法を博士に聞くと、ジップと出会う前のメモリを使えば記憶を戻すことができるということでした。しかし、それをするとジップとの思い出はなくなってしまいます。ジップは悲しい気持ちになりながらもキャンディの記憶を戻すように博士にお願いするのでした。

キャンディのメモリを戻す際、博士は二度と新しい記憶が入らないようにキャンディのメモリにロックをかけました。対してジップは最新型のロボット、どんなに記録が増えても容量がいっぱいにならず、キャンディのことを忘れられないままです。クリスマスの日、ジップはキャンディと約束した、もみの木へ行きます。するとそこにキャンディが現れて・・・

1. モノクロの作品だが、ペンで細部まで描かれているので、とてもきれいな描写になっている
2. 出てくるキャラクターは３人のみなので、お子さんも読みやすい
3. 大人も楽しめるストーリー展開で、全世代一緒に楽しむことができる