緊急事態宣言下での生活が続いてますが、あなたは気が滅入っていないですか?
あなたもテレワークをすることになって、メールでのやり取りをすることが増えたのではないでしょうか。
今回は、今まで対面で取引していた取引先ともメールでのやり取りが増え、なんか最初に挨拶を入れるのがマナーみたいだけどよく分からないという方のために、これさえ入れとけば失礼にならないよっていう、時候の挨拶について紹介していきます。
目次
時候の挨拶とは
時候の挨拶とは、本来は手紙やはがきを書く際に文章の冒頭に使用する礼儀文のことですが、現代ではビジネスメールにも使用されています。
この時候の挨拶ですが、厄介なことにそれぞれの月ごと、何なら月の上旬、中旬、下旬ごとに異なります。(涙)
一度は聞いたことのある「暑中見舞い申し上げます。」という言葉。実はこれも時候の挨拶の一つで、8月の時候の挨拶なんです。
8月8日までは暑中だから使えますが、8月9日からは残暑見舞いとなるという厄介さ。。。
今回は2月の時候の挨拶のみ紹介するので、ぜひ使ってみてください!!
時候の挨拶の例文
2月は1年の中でも一番寒い時期「寒」という字がよく使われます。
その反面、暦の上では立春を迎え冬から春へと移り変わっていく季節でもあります。
春に向けて新たに動き出し、相手の活躍を願ったり応援したりするような言葉を入れるなんてこともいいのではないでしょうか!!
「○○の候」もしくは「○○のみぎり」これから紹介するキーワードを○○の部分に入れて、「貴社ますますご繁栄のことと心からお喜び申し上げます。」や「ご清栄のこととお慶び申し上げます。」という文章をつなげるという形になります。
簡単ですよね!(笑)
2月上旬
- 節分・・・立春の前日。2月3日。
- 立春・・・暦の上では春が始まる日。2月4日。
- 早春・・・春の初め頃。
- 寒明・・・寒の時節が終わって、立春の日になること。
- 晩冬・・・冬の終わりが近づく頃。
- 酷寒・・・厳しい寒さが続く今日この頃。きびしい寒さ。
- 大寒・・・一年で最も寒い時期を迎え。大寒の最後の日が節分。
2月中旬
- 春寒・・・春になっても残る寒さ。また、春になってからぶり返す寒さ。
- 向春・・・春の足音が近づいてくる頃。
- 余寒・・・立春の後に残る寒さ。
- 残寒・・・立春の後に残る寒さ。
- 残雪・・・消え残った雪。特に、春になっても消えないで残っている雪。
2月下旬
- 梅花・・・梅の花が咲き始める時期。
- 紅梅・・・鮮やかな紅梅が咲く早春の頃。
- 浅春・・・春の初め頃。
- 三寒四温・・・三日ほど寒い日が続き、その後の四日間は暖かい日が続くこと。
- 解氷・・・春になって湖などに張った氷が解けること。
たまには手紙もいいんじゃない
今まで紹介してきたキーワードはビジネスで使えることはもちろん、家族や友人に手紙を送るときにも使えます。
新型コロナウイルスの影響でなかなか家族や友人に会えないという人も多いはず。
普段はメールやLINEを使ってやり取りをしている人たちにたまには手紙を送ってみてはいかがでしょうか。
カジュアルな関係であればなんと、バレンタインデーなんかも時候の挨拶のキーワードとして使えます。
手紙を書くのって面倒なことも多いし、字が汚くて嫌だなって人も少なくないかと思いますが、1年の中でも一番寒い時期である2月に大切な人から貰う手紙は心がポカポカしていいものかもしれませんよ。
コロナ禍だからこそ、他の人と差をつけよう!!
新型コロナウイルスの影響で、テレワークをしている人が増え、ビジネスメールをすることが多くなったため、時候の挨拶なんて知らなかったよって人も多いはず。
今までの紹介で時候の挨拶ができるようになったかと思いますが、今までずっとビジネスメールをしていたから、時候の挨拶なんて常識だよっていう人たちに差をつける方法がなんとあるんです。
どうやって差をつけるのかというと、新型コロナウイルスを利用するのです。
「一日も早い新型コロナウイルス感染症の終息と、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。」のような気遣いの言葉を追加してあげると、メールを受け取る方に細かい事まで気づくことができる人なんだという印象を与えることができます。
なかなか対面での仕事が難しい今だからこそ、細かい気遣いで気持ちよく仕事をしていきましょう。
まとめ
- 時候の挨拶はキーワードさえ知っていれば後は当てはめるだけだから、難しくない。
- キーワードはたくさんあるから自分が覚えやすいものを覚えておけば、最低限失礼には当たらない時候の挨拶ができる。
- 相手を気遣うということが大切。
一見難しそうな時候の挨拶ですが、最低限を知っておけばビジネスシーンで使えるだけでなく、家族や友人にちょっとした特別を与えることができます。
ぜひ活用いただき、上司からの評価を上げてみてはいかがでしょうか。