生活

日本酒【爽酒編】クセの少ない、爽快さがおすすめ!

これからじりじりと暑~い夏がやってきますね。

「暑い日はビール!!」もいいのですが、、、
たまにはキリっと冷えた日本酒なんて如何でしょうか?

お仕事を頑張った一日の終わりに、冷えた日本酒を”きゅーっと一杯”なんて最高ですね。
休日、夕涼みをしながら団扇を片手に楽しむ冷酒も、風情があっていいのではないかと思います。

そしてこの時期に、何といってもおススメなのが爽酒です。

【薫酒編】で日本酒は、4つのカテゴリーに分類されることをお伝えしました。
この記事では、《爽酒》についてご紹介します。

目次

爽酒とは

”爽”という字から爽やかさを想像することができます。
クセがなくて軽快で酸味が少なく、文字通り爽やかなスッキリとした味わいが特徴です。

”淡麗辛口”というラベルを貼られたボトルを見たことはありませんか?
そのようなお酒は大抵、爽酒に該当します。

香りは控えめ。ほんのりとハーブ系やフルーツ系の香りがするものもあります。

普段はビール派で、スッキリとしたのど越しのドライや爽やかなピルスナーが好み。
という方にも、爽酒をおススメしたいと思います。

ポイント4選

分類されるお酒

普通酒、本醸造酒、生酒など

飲み方

しっかりと冷やすことで持ち味の、爽やかで軽快な清涼感のある味わいを楽しめます。
クセが少ないので、食中酒として飲まれる方も多いです。

おすすめの飲み頃温度:冷酒なら5~10℃
           燗をするなら45~50℃

5℃くらいまで冷やすと、清涼感やフレッシュな感じが更に味わえます。
尖った成分が少ない爽酒は、多少冷やし過ぎても、苦みなどが気になることはないでしょう。

ぴったりの酒器

冷たい温度で楽しむことが多いので、一口で飲み干せる”おちょこ”がおススメです。

また、江戸切子のようなカットグラスは見た目も美しいので、視覚からも涼しげな印象を楽しむことが出来ますよ。

いつもと違う雰囲気で楽しみたいならば、フルートグラスも素敵です。

相性のいいお料理

控えめな香りと軽快な味わいが、どんなお料理にも合う万能選手です。

さらりとした飲み心地が、濃い目の味付けも洗い流してくれるので、このような食事と組み合わせても口の中でケンカすることはありません。

とは言っても・・・
お互いの味の良さを堪能できる、”シンプル”なものが一番おススメです。

湯豆腐、冷奴、蕎麦、お刺身、ロールキャベツ、シュウマイ、だし巻き卵、魚の塩焼き、鶏のから揚げ、茶わん蒸し、しらすおろし、野菜のテリーヌなど

爽酒・『普通酒』とはどんなお酒?

爽酒の中にカテゴリーされている、『普通酒』。
いったいどんなお酒のことを言うのでしょうか?

「特定名称酒」に分類されないお酒

「普通」という言葉のイメージから、なんていうことのない印象を受けてしまいまいます。
しかし、決してそういう意味ではありません。

「特定名称酒」に該当しない種類のお酒を通称、『普通酒』と呼びます。
他にも”一般酒”と称されることもあります。

『普通酒』を知るために、「特定名称酒」について見ていきましょう。

「特定名称酒」とは?

以下の3種類が基本となる分類です。

純米酒
本醸造酒
吟醸酒

原料、製造方法などの違いによって、更に8種類に分けることができます。

それが以下の8種類になります。

  • 吟醸酒
  • 大吟醸酒
  • 純米酒
  • 純米吟醸酒
  • 純米大吟醸酒
  • 特別純米酒
  • 本醸造酒
  • 特別本醸造酒

規定の要件に該当すれば、その名称を表示することができるそうです。

簡単に言うと、ラベルに<純米><本醸造><吟醸>の表示があれば、それは「特定名称酒」となります。

なければ『普通酒』ということです。

『普通酒』は「特定名称酒」より品質が落ちるもの?

「特定名称酒」は酒米を余計に磨いたり、仕込みに時間をかけたり、、、と一定の要件を満たした日本酒のこと。

「特定名称酒」の要件に該当しない『普通酒』は、手間を抜いているお酒というわけではありません。

考え方としては、”普段から気軽に楽しめる”という位置づけのお酒なのです。

「食卓に並ぶ機会が一番多い普通酒だからこそ、トップレベルの品質にしたい」と力を入れている酒造会社も多いのです。

おすすめの爽酒

  • 菊水 ふなぐち菊水一番しぼり生原酒(新潟) 本醸造
  • 萬寿鏡 (新潟) 普通酒
  • 八海山 (新潟) 特別本醸造

気がついてみれば、すべて新潟のお酒ばかりになってしまいました・・・

まとめ

今回の記事では、

  • 爽酒に分類されるお酒、飲み頃の温度、おすすめの酒器、相性いいのお料理のご紹介
  • 『普通酒』とはどんなお酒を称するのか?
  • おすすめの爽酒3つ

をお伝えさせていただきました。

爽酒は冷やしてもよし、温めてもよし。
どちらでも美味しく味わっていただくことができます。

風味も爽快でクセがなく、食べ合わせについてもさほど難しくない、とても合わせやすいお酒です。

家でお酒を楽しむ方が増えている昨今。
これからの季節にピッタリの爽酒を、あなたのレパートリーに加えてみては如何でしょうか?