図書館戦争の小説の感想をオススメポイントと共にご紹介!!

図書館戦争という小説をご存じですか?

有川浩という小説家の作品で、映画化されるほどの人気作品となっています。

今回はそんな図書館戦争と何が面白いのか感想を交えて紹介していきます。

著書名 図書館戦争シリーズ(スピンオフ作品含め全6冊)
①図書館戦争
②図書館内乱
③図書館危機
④図書館革命
他、スピンオフ作品Ⅰ、Ⅱ
著者名 有川浩(有川ひろ)
出版社 アスキーメディアワークス(ハードカバー)、角川文庫(文庫)

目次

有川浩さんってどんな人で、どんな作品を書いているの?

有川浩さんといえば、図書館戦争を含む、自衛隊三部作が有名です。自衛隊三部作とは、自衛隊を題材にした作品の総称です。①塩の町(陸上自衛隊)②空の中(航空自衛隊)③海の底(海上自衛隊)と、3つの作品それぞれに各自衛隊が関わった作品となっています。

有川浩さんの作品だけあり、3つとも災害と現実世界では起こりえないような超常現象、そして恋愛要素とをとてもうまく掛け合わせて構成されています。

デビュー作品(塩の町)を含めデビューしてしばらくは、SF系の作品を発表していました。

その後は『空飛ぶ広報室』でも航空自衛隊を題材として作品が作られていますが、『レインツリーの国』は、耳の聞こえない女の子と健聴者の男の子との恋愛作品『フリーター、家を買う』では、家族やフリーターなどその時の社会的なキーワードを題材とした現実世界でのヒューマンドラマ系の作品も各多く出版されています。

そして小説だけでななく、旅猫リポートでは絵本も作られています。

そして作品ごとにジャンルも時代や世界観も全く違うのに、たくさんの人に読まれ、漫画化、アニメ化、ドラマ化、映画化されています。

なので、本が苦手という人でも、知らない間に有川浩さんの作品に出会っている可能性が高いです(^^)/

図書館戦争のおすすめポイント

図書館戦争は、自衛隊三部作が出版された後に書かれた作品です。

漫画化され、アニメ化、映画化と作品はどんどん広がりました(^^)/

そんな作品の魅力を3つにわけて紹介します!!

おすすめポイント①現実世界と近いようで遠いストーリー

物語は現実世界に似ている世界観で構成されています。

大きく違う点は1点、言論の自由が奪われそうになっていること。これがこの作品の一番の題材です。

時代は昭和から正化へと移ります。1988年にメディア良化法が制定。これは「公序良俗を乱し、人権を侵害する表現を規制する」ための物です。

そしてその後、それを規制するためにメディア良化委員会が発足し、メディア良化隊(良化特務機関)が検閲を執行していきます。

そのせいで、言論の自由が奪われつつあった日本ですが、その弾圧に抵抗する存在として図書館が図書館法の図書館の自由に関する宣言をもとに図書館の自由法を制定。その防衛の意味で図書隊が発足されました。

主人公の笠原郁は、地元の本屋さんでメディア良化隊の検閲にあいます。そこを助けてくれた図書隊員に憧れて、図書隊の防衛部で働くことを決意します。

そして、念願かなって図書隊に入隊した笠原は、上官である堂上篤と度々衝突しながら成長していきます。

徐々に昔助けてくれた図書隊員の正体に気づきそれと同時に二人の関係も少しずつ変わっていくことになります。

恋愛はもちろん、戦闘・言論の自由についての攻防などたくさんのジャンルの要素を組み込んだストーリーとなっています(^^)♪

おすすめポイント②魅力的なキャラクター

まず外せないのは、主人公の笠原郁と相手役の堂上篤です。背の高い熱血馬鹿の笠原と、背は低いが責任感は誰より強い堂上教官。二人の師弟コンビは気持ちい良いほどリズムが良くトラブルが起こります。

一直線な笠原は度々「アホか貴様!」と怒られますが、時折「どあほうが」と静かに怒られます。そういう口癖やいい方が堂上教官の胸キュンポイントです(^^)/

二人の距離が少しづつ縮まると、堂上教官の笠原への言葉かけやしぐさも少しづつ変わっていき、読んていてとてもキュンキュンします(^^)!

他にも笠原と同期の手塚光と柴咲麻子のカップルも目が離せません。

そして堂上教官と同期の小牧幹久。常に正論を通けど、笑い上戸でとても気さくな小牧は堂上や笠原のことをいつもフォローしてくれる役どころ。そんな小牧教官には幼馴染がいて、その子との年の差カップルは、ある意味一番しっかりと恋愛要素が含まているなあと思います♪

それ以外にも、図書隊の基地司令の稲嶺和市や笠原たちが所属している図書特殊部隊隊長の玄田竜助と本当に魅力的なキャラクターがたくさん出てきます!

図書館戦争の好きなキャラクターランキングもあるくらいですから、気になるようならぜひ調べてみてください♪

おすすめポイント③読んでいる側が思わずニヤッとしてしまうネーミングセンス

この作品の魅力の一つは、図書隊員とメディア良化隊員という職種です。

自衛隊などが好きな人であれば、名前からして魅力的に思いますよね!

しかも図書隊の中には、図書特殊部隊(ライブラリータスクフォース)という図書隊員の中でも優秀な人しか所属されない花形部署があります。

そういった名前の一つ一つがとても魅力的で憧れます♪

まとめ

今回は図書館戦争シリーズの小説版について、おすすめポイントと感想を交えてご紹介しました。

  • 有川浩さんは自衛隊三部作を含む、数々の本を手掛け、いくつもの作品が漫画、アニメ、ドラマ化されている。
  • 有川浩さんの作品はキャラクターが魅力的なだけではなく、読者が思わずニヤッとしてしまう仕掛けが隠されている。

有川浩さん渾身の世界にあなたも飛び込んでみませんか?