生活

【多肉植物まとめ】トラブル対策は早めに!害虫や病気から守る方法

植物を育てる上で、トラブルはつきものです。
害虫に襲われたり、
なぜか形が崩れたり、
葉っぱがぽろぽろ落ちたり。

対応を間違えて、枯れてしまってショック(泣)
……なんてことにならないために!
トラブルの原因や対処法について、事前に知っておくことが大切!

多肉植物に多い害虫や、病気などについてまとめました。

目次

多肉植物の害虫や病気について

多肉植物にとっての害虫はいくつかいます。
種類によって対策が違うので、まとめました。

※資料のため、虫の写真を載せています。苦手な方はお気をつけください。

多肉植物の害虫 トップ5

害虫の種類

カイガラムシ
写真出典:アースガーデン コナカイガラムシ類
植物の汁を吸う「吸汁」被害がある。
排泄物に菌が繁殖する「すす病」被害がある。
成虫には薬剤が効きにくい為、見つけたらハブラシ等で取り除く。
コナカイガラムシ写真出典:病害虫防除所 吸汁被害、すす病被害あり。
見つけたら爪楊枝などで取り除く。
葉の隙間など直接除去が困難な場所に隠れていることもあるので、仕上げに薬剤使用する。
ハダニ
写真出典:アースガーデン ハダニ類
吸汁被害あり、その後カビが繁殖することも。
とても小さく、肉眼では見つけることが難しい。
水で洗い流し、ダニ駆除薬を使用する。
アブラムシ
写真出典:アースガーデン アブラムシ類
吸汁被害あり。
水で洗い流し、薬剤を使用する。
ナメクジ
写真出典:アースガーデン ナメクジ
葉を削り取るように食べられる。
塩を使うと植物まで傷んでしまう可能性があるため、専用の駆除剤を使用する。

予防方法

  • 風通しの良い場所で管理する。
  • 乾燥しすぎないように気をつける。
  • 周囲に雑草がない場所で育てる(雑草からハダニが移るのを防ぐ)
  • 害虫がいないか、葉の隙間や鉢底まで、こまめにチェック。
  • 害虫を持ち込まない
  • 害虫を見つけたら即!退治!
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害虫の中でも、「コナカイガラムシ」には個人的にかなり苦労させられています。
個別の記事で、自分流の駆除の仕方、コツ、薬剤の撒き方についても紹介していますので、良ければ参考にしてみてください。

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多肉植物に生じる「黒い点」について

日々観察をしていると、多肉植物の葉っぱに黒い点々を見つけることがあります。
それは何によって引き起こされているのか?
原因として有力なのは、以下の3つでした。

  • 黒斑病(こくはんびょう)(黒点病とも)
    黒斑病は、糸状菌というカビの仲間に感染し、起こります。
    感染すると黒い点が生じ、徐々に広がっていきます。
    対策:薬剤による殺菌を行うこと。
  • すす病
    コナカイガラムシなど害虫の排泄物に、菌が繁殖。
    菌が繁殖した排泄物が黒く変色し、葉を覆うことで、光合成や成長が妨げられます。
    放置すると、害虫による被害と相まって、最悪、枯れてしまいます。
    対策:ティッシュや爪楊枝などで除去すること。
    害虫駆除することが、すす病の予防にもなります。
  • 黒すす病(仮)
    黒く小さな斑点が生じ、だんだん広がり、葉が黄色く変色していきます。
    次第に葉が弱り、しおれ、ぽろっと取れたり、枯れてしまうこともあります。
    ダニに葉の汁を吸われ、そこにカビが繁殖し、黒い斑点が生じると言われています。
    対策:「ダニ太朗」などの殺虫剤が効くようです。

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病気・害虫以外で気をつけたい多肉植物のトラブル

病気や害虫に気をつけて育てていても、その他の原因で枯らしてしまう事があります。
多肉植物にとって重要なのは「日差し」と「水」。
それらの管理が不十分で起こりやすいトラブルが、「徒長」と「根腐れ」です。

徒長(とちょう)について

徒長とは、葉と葉の間隔が開き、茎も頼りなくなってしまった状態です。
病気ではありませんが、病弱で、害虫への抵抗力も弱くなっています。

徒長を引き起こす原因と、徒長させない育て方

徒長を引き起こす原因は、
①日光不足 ②水や肥料のやり過ぎ ③風通しの悪さ の3点です。

徒長を防ぐために、
①成長期を確認 ②日光と風通しを確保 ③適切な水やり の3点に気をつけて育てましょう。

こちらの記事で、徒長と成長の見分け方についても、ご紹介しています。

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「根腐れ」について

根腐れとは、
過湿により根っこが傷み、腐ってしまうことです。
成長点まで症状が進んでしまったら、救出はほぼ不可能でしょう(泣)

過湿を引き起こす原因として、水のやり過ぎ、撥水不足、肥料のあげすぎが考えられます。

根腐れからの復活方法

根腐れを疑ったら、まずは土から出して、根っこの状態を確認しましょう。

★根腐れから復活させる3ステップ★
①腐って黒くなった部分を除去。
②断面を乾燥させて、新しい土に植え替え。
③1週間ほど間を開けてから、水やりを再開。

根腐れの予防

根腐れ予防の鍵となるのが、「過湿を防ぐ」ということ。
ポイントして、以下が上げられます。

  • 水をやりすぎない
    (時期に合った頻度で、土が乾いたのを確認してから水やり)
  • 鉢受けに水が残っていたら、こまめに捨てる。
  • 撥水性の高い土を使う
    (多肉植物用土の中には、根腐れ防止剤入りも販売されています)
  • 根詰まりしていそうな鉢は、植え替える。
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多肉植物の葉が落ちる理由5つ

一言で「葉が落ちる」といっても、その原因は害虫だったり、病気だったり、
全く別の理由だったりと、様々です。
日頃から葉の様子をよく観察すれば、その様子からある程度の原因を推測できるようになります。

  • 葉がぶよぶよと軟らかく、変色した葉が落ちる
    根腐れの疑いあり。
  • 葉に黒く細かい点が生じ、しおれて落ちる
    「黒すす病」の疑いあり。
  • 元気に見えるのに、軽く動かした時に葉が落ちる
    日照不足の疑いあり。
  • 株の全体にしわが入り、変色した葉が落ちる
    水不足の疑いあり。
  • 株の下の方の葉から水気が抜け、干からびて落ちる
    生理現象では。

こちらの記事で、それぞれの状態についての対策・対応を記載しています。

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まとめ

多肉植物の害虫と病気

主な害虫は、以下の5種類です。

  • カイガラムシ
  • コナカイガラムシ
  • ハダニ
  • アブラムシ
  • ナメクジ

主な病気は、以下の3種類です。

  • 黒斑病(こくはんびょう)(黒点病とも)
  • すす病
  • 黒すす病(仮)

害虫以外のトラブル

日差しや水の管理が不十分だと、
「徒長」や「根腐れ」を引き起こすことがあります。

葉が落ちる時

葉が落ちる際は、葉がどのような状態で落ちるのかを観察しましょう。
それにより、「根腐れ」「黒すす病」「日照不足」「水不足」「生理現象」といった原因を推測することが出来ます。

トラブルに見舞われると、慣れない内はどうしても慌ててしまいますよね。
そんな時こそ、しっかり情報収集して、正しい対応を行うことで、
多肉植物を救出してあげましょう!