前田裕二著「メモの魔力」に記された自己分析の方法とは?本の魅力と共にご紹介♪

学校の入試や就職活動で行う自己分析。誰しも一度は経験したことがあるのではないでしょうか?その自己分析がそれ以外でも大いに役立つことをご存じですか?

今回は、前田裕二さんの本である「メモの魔力 The  Magic Of Memos」(以後、メモの魔力)やそこに書かれた自己分析の方法についてご紹介します♪

タイトル メモの魔力
著者 前田裕二
出版社 幻冬舎
NEWSPICKSBOOK

 

そもそも前田裕二さんって誰?

前田裕二さんをご存じない方も多いかと思います。前田さんは、現在SHOWROOM株式会社の代表取締役を務めています。また、テレビの情報番組等にも出演され精力的に活動されています。

前田さんの経歴

前田さんは、8歳の時に親を失い、10歳年の離れた兄と共に、親戚に引き取られます。小学校6年生からギターでの弾き語りを始め、試行錯誤した結果、お金をかせげるように。また、学校で学力を上げるために授業中に内容をメモするようになります。幼少期からメモを取る習慣があったなんて、びっくりですよね!そこからはずーっとメモを取り続けているそうです。

さてそんな前田さんですが、早稲田大学政治経済学部を卒業後、大手銀行に就職、その後も渡米したり様々な人や会社と出会ったりして、SHOWROOM株式会社を設立しています。

前田さんのことをもっと知りたい方は、前田さん初の書籍である「人生の勝算」をぜひ読んでみてください。前田さんの生い立ちや、SHOWROOMとは何なのか、どうして設立したのかがとてもよくわかります。

前田さんはそんなにメモを取っているの?

前田さんはこの本を出版するくらい尋常でない量のメモをとっています。それこそ、365日常にメモが取れるようにしているそうです。常にメモを取るということは、その内容を常に探しているということです。そのため、日常の些細な出来事もメモをすることでアイディアに変えることができるそうです。

そしてメモを取る対象を自分自身に向けることで、自己分析が深まります。自分のやりたいことをメモし、どうすればできるのか考え、それをまたメモする。その繰り返しをしているうちにその考えや思いが軸となりどんどん目標に向かって進んでいけます。

前田さん自身、ここまでの活躍は常にその時の事象やそれに関する内容を考えメモしてきたからだと書かれています。普段メモを取り続けているからこそ、人を引き付ける文章を書けるのかもしれません。

メモの魔力とは

オススメポイント①カバーのそでに書かれたメッセージ

メモの魔力というからには、もちろんメモのことが書かれていますが、その情報量が他の本とは違います。おそらくメモについてここまで考え深堀りされた本はないと思います。以下はメモの魔力のカバーのそでに書かれている文章です。

僕にとってメモとは、生き方そのものです。
メモによって世界を知り、アイディアが生まれる。
メモによって自分を知り、人生のコンパスを持つ。
メモによって夢を持ち、熱が生まれる。
その熱は確実に自らを動かし、
人を動かし、そして人生を、世界を大きく動かします。

誰にでもできるけど、誰もまだ、その魔力に気づいていない
「本当のメモの世界」へ、ようこそ
(メモの魔力より引用)

どうですか?メモにはこんな大きな可能性が秘められているんです!!ドキドキしますよね。なんとなくメモを取っている人もこの本を読めば、なんとなくではメモを取れなくなるかもしれません。事実私はこの本を読み、感銘を受けました。私なりにやってみようと思い、メモ帳を新調したのを覚えています(^^)

おすすめポイント②かわいい表紙

この本を始めて手に取ったときに思ったのは「表紙がかわいい!」でした!難しそうな表紙の本に比べてファンタジーに出てきそうなカバーなので、女の人も手に取りやすいのではないでしょうか。

タイトルと一緒に書かれている羽ペンもかわいいです(^^)/

自己分析してみよう

前田さん流のメモの取り方

この本には自己分析でも利用できるノート(メモ)の使い方が書いてあります。そのポイントは以下の通りです。

  • ノートは見開きで使う
  • 左のページの左側に日付、あとは事実(ファクト)…書きやすいようにできるだけ多く場所をとる
  • 右のページは抽象化転用で2等分する
  • 左のページには、主観を緑色で、右側に重要点と客観を赤で書く
  • 最後に日付で使っているスペースにあとで見返して全体像がわかるような標語を書いておく

インプットした事実(ファクト)をもとに、気付きを抽象化し、自身のアクションに転用するという順番で記入していくため、書いていく項目が左から「ファクト→抽象化→転用」と順番に並べられています。

ちょっと難しい前田さんの考える「抽象化」とは?

この「抽象化」ですが、この本の中で、一番説明が難しい部分です。しかし、とても重要なポイントでもあります。前田さんはこの本の中で「抽象化」こそ、前田さんのメモ術の根幹であり、人間に与えられた最大の武器だと断言しています。

ではそれはどういうことなのかを説明していきます。「抽象化」の例として以下の文が書かれています。

時々外にいると、空からポツポツ水が落ちてくる。(一部省略)それを、いちいち細かく名付けていたら埒があかないので、ひとまとめにして「雨」と呼ぶことを学ぶ。これも一種の抽象化です。(メモの魔力より引用)

 

何かが二つあることを「2」と抽象化ことによって、違うもの同士の「数」という概念を議論の俎上に載せることができている。(一部省略)このように、数字も抽象化の賜物ということを考えると、抽象化がなければ、僕らは文明を一切形成し得なかったでしょう。(メモの魔力より引用)

どうですか?この文章を読むとなんとなく言いたいことがわかってきませんか?

さらに、抽象化には3つ種類があります。

  1. What型 現象を具現化する
  2. How型 特徴を抽出する
  3. Why型 抽象化して物事の本質を知る

抽象化とは、「本質を考えること」であり、「抽象化」を意識してすることにより、今までよりも多くの気付きを得るのと同時に言語化能力も上がるそうです。

自分を知るために自己分析1000問に挑戦!

第2章では、自己分析の大切さが書かれています。前田さんは就職活動の時に自己分析ノートを30冊ほど書いたそうです。

この本には特別付録として、前田さんが取り組んだ自己分析のための質問が1000問掲載してあります。ノートに先ほど説明したメモの取り方(ファクト→抽象化→転用)に沿って書いていきます。

わたしも挑戦してみましたが、書き始めの時はすごく悩みました。仕事の合間に無理のない範囲で進めていったので、時間もとてもかかりました。

しかも、質問によっては嫌な面にも向き合わなければいけないので、進みが悪い部分もありました(笑)

しかし、進めていくうちに書き方に慣れ、スピードも上がりました。回答済みの質問にもあとで読んでつけ足したり。段々、楽しくなりました。「自分にとっての〇〇は?」と考えているうちに、方向性が定まり、やりたいことが見つからないと悩むことがなくなりました。

それは自分が本当に好きなものや必要なものが明確になったおかげだと思っています(^^)/

まとめ

今回は前田裕二さん著の「メモの魔力 The  Magic Of Memos」について紹介しました。

  • メモを取る習慣を身に付けると日常の些細な出来事もアイディアに変わり、メモを取る対象を自分自身に向けることで、自己分析が深まります。
  • ただメモを取ればいいわけではなく、事実(ファクト)をもとに、気付きを抽象化し、自身のアクションに転用するという思考・方法がとても重要です。
  • 特別付録の自己分析1000問を前田さんの書き方を参考にして書いていくと、自分だけの自己分析ノートが完成します。

メモの魔力には今回紹介した以外にもメモについて参考になることがたくさんたくさん書かれています。あなたもメモの魔力にふれ、自分を深堀してみませんか?