音楽

LiSA×Uruコラボなら間違いなし!再会を「今」聴くべき理由とは?

YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」とソニーの業界最高クラスノイキャン1000Xシリーズの、コラボレーションCM映像が公開されました。
CMの中では新時代を代表するアーティストとしてLiSA、Uruが共演し、その共演にふさわしい楽曲として、YOASOBIのAyaseが「再会」を書き下ろしました。

、、、沁みますね!

この楽曲、めちゃめちゃ「今」必要な曲だなと思います。その理由を書いていこうと思います!

目次

LiSA×Uru=?

このコラボのニュースを聞いたときに、率直に頭に浮かんだのは「?」でした。
新時代を代表するアーティストのコラボ、というコンセプトにはぴったりの二人ですが、二人の歌唱スタイルはあまりに真逆のように感じたからです。

突き上げるようなエネルギーや情熱を感じるLiSAを「火」に例えるなら、沁み渡るように感情を揺さぶってくるUruは「水」のようなイメージでしょうか。

LiSA

 

ディストーションたっぷりのギターやハードなドラムの上でも存在感を失わないLiSAのボーカルスタイルには、確固とした意志や、前進しようとする人の背中を強く後押しするエネルギーを感じます。

高い音域まで歌いこなしてしまえるが故に、曲中で声が出なくなってしまい、ライブが中断したこともあったんだとか。
身を切るように全力で歌う姿もカッコイイですよね。

 

Uru

 

一方でこちらはピアノ伴奏のみで歌うUru。こうした音数の少ない、より歌声にフォーカスするようなアレンジの曲では、誰かにそっと寄り添うような歌声の深みや、優しい残響に聴き入ってしまいますね。

このカバーを聴くと高確率で泣いてしまう笑
(ちょっぴり僕に、の所で涙腺が崩壊します)
「涙を流す」というより「涙が抜けていく」ような感覚になるんですよね。

ちなみに、私がこのカバー動画を初めて見たのは4年ほど前でした。その時はまさかこの女性がここまで有名になるなんて思わなかったです、、勝手に感動!

 

もちろん、上の曲は二人のボーカリストとしての一面でしかないのですが、この二人が並んで歌うって、ちょっとイメージが湧かない気もしませんか?

コラボの醍醐味

そんな違和感を覚えつつ
いざ「再会」を聴くと、、

「?」「!」へと姿を変えました。

そうですよね、、
コラボの醍醐味は、両アーティストの新しい姿を見ることができること。
イメージ通りでは面白くないし、むしろ、それまでのイメージに、ギャップがあればあるほどコラボとして興味深いものになるんです。

「再会」は、切ないメロディラインが印象的な、冬にぴったりの曲ですね。サビで2人交互に主旋律とハモリを行き来するコンビネーションには、もはや感動さえ覚えます(一回目のサビの主旋律がLiSA、以降交互に主旋律を歌っています)

LiSAとUruの歌唱はもちろんエモーショナルで素晴しいのですが、この「再会」という舞台を作り上げたAyaseの才能にも底知れないものを感じます。テンポ感とか、この二人に絶妙にマッチしてませんか?

「今」この曲が必要な理由

コロナによる世界的なパンデミックは、人々に孤独との戦いをもたらしました。自粛や隔離を通して、人々は切り離され、会いたい人に会えない日々に辛い思いをした人がほとんどではないでしょうか。

「再会」の歌詞は、まさにそこを表現しています。

歌詞の中では、会えない誰かを想う気持ちをふりしきる雪に例えています。時間が経つほど、どんどん積もっていく雪のように、想いも積もります。

特別じゃない日々をもっと、二人でただ過ごしていたくて

当たり前が見る見るうちに崩壊していった今年の前半、相次いだ芸能人の自殺、各地で起こる凄惨な事件。
コロナによる失業者は七万人を超え、学生も、人生で一番楽しい時間を大いに奪われました。
冬にはもう一度大規模なパンデミックが起こるとも言われている中、この曲は希望になりえると思ったんです。

「再会」

このタイトルを見るだけで、前向きになれるような気がします。

今は会えない、でも、きっと「再会」する。
恋愛関係だけでなく、家族や親友との関係でもそうです。
ふりしきる雪のように積もった想いを抱えて、その人と再会した時、今までよりももっとその人を大切にできるような気がしませんか?

まとめ

  • LiSA×Uruの答えは「新しい二人」だったと思います。今回のコラボが今後、二人の創作活動に影響を与えることもあるでしょう。
  • コラボの醍醐味は新しい姿を見ることができること。今回の曲はお互いの得意とするスタイルの、ちょうど中間地点にあるような、絶妙な立ち位置の曲でした。
  • 「今」必要な曲って何でしょう。孤独や寂しさに寄り添い力強く背中を支えてくれるような曲だというのが私の答えです。「今」必要なのは間違いなくこの「再会」です。

それでは、また会いましょう。