「iPadを買って絵を描きたいけどどういう風に始めればいいんだろう?」
「絵やイラストを描いてみたい」
iPadとApple Pencilを購入したら、絵やイラストを描いてみたくなりますよね。
今回は、イラストを描いて生活しているわたしが、初心者でも使いやすいiPadの絵を描くアプリをご紹介しますね。
目次
まずはラスターとベクターを知ろう
絵を描くことにおいては、ラスターとベクターの違いはほとんどありませんが、この2つの描画形式には大きな違いがあります。
ですので、お絵かきアプリの前にこの違いをお伝えしますね。
ラスターデータ
ラスターとは、小さなピクセルで構成されたデータのことです。
ラスターデータで描いた絵を拡大していくと、ピクセルがモザイク状に並んでいるのが見えてきます。
解像度によって画質が変わり、サイズを拡大すると劣化して画像がぼやけたように見えてしまうので、作成前に使用目的を考慮してサイズをきちんと確認しておくことが大事です。
例えば、小さなサイズに絵を描いてしまうと、そのサイズより大きなサイズの紙にプリントすると絵がぼやけるのです。
iPadの画面上では、サイズはどれも同じように見えますので、プリントする目的がある場合は、サイズをしっかり確認してください。
ベクターデータ
ベクターは拡大、縮小しても画像が劣化しないデータのことを言います。絵を色んなサイズで使っていきたい場合、ラスターよりもベクターの方が便利です。
しかし、ベクターは点・線・面を座標値と属性情報で描画したもので、普通に描くというよりは点をつないでいくような感じなので、紙に描くように絵を描きたいのであれば、お勧めできません。
ベクターはラスターのような繊細で複雑な描写は苦手で、いわゆるベタ塗りのイラスト・グラフィックが得意です。
初心者におすすめのお絵かきアプリは?
お絵かきアプリ初心者の方は、ラスターデータでのお絵かきがおすすめです。
お絵かきアプリは沢山ありますが、少し難しいものが多く、機能が複雑でわかりにくいです。
そこで、おすすめなのが、「アイビスペイントX」です。
無料のお絵かきアプリなのですが、簡単過ぎず、難し過ぎず、始めてデジタルでお絵かきするのなら、とてもオススメのアプリです。
2,100点以上の素材、990種類のフォント、142種類のブラシ、37本の画像加工用フィルター、46種類のスクリーントーン、27種類のレイヤーブレンドモードなど、素材、機能ともにかなり充実しています。
主なツールとしては、Gペン、デジタルペン、エアブラシ 、 丸筆 、平筆 、鉛筆 、油彩 、木炭 、クレヨン 、スタンプ 、漫画機能 、レイヤー機能 、選択範囲機能 、フィルター機能などがあります。
ロックがかかっているブラシは、広告動画を30秒ほど視聴すれば18時時間無料で使えるようになります。
お絵かきアプリ自体は沢山あるのですが、初心者の方が気軽にそして本格的にお絵かきを楽しむのであれば、「アイビスペイントX」が1番オススメです。
そして、レイヤー機能や選択範囲機能などに慣れてきてから、他に沢山あるお絵かきアプリに挑戦していくのが良いのではないかなと思っています。
なので、まずは「アイビスペイントX」に慣れましょう。
「アイビスペイントX」使い方
- アプリを起動したら、トップ画面の「マイギャラリー」をタップします。
- マイギャラリーに移動します。(ここに作品データが貯まります。)
- 左下の「+」をタップします 新規キャンバスを選ぶ画面に移ります。どのサイズにするかは用途次第ですが、大きいほど画質は良くなります。
これで絵を描く画面に移ります。
まとめ
- 絵を描くデータにはラスターとベクターがある
- 初心者が1番初めに使うお絵かきアプリは「アイビスペイントX」がおすすめ
アイビスデビュー、デジタルイラストデビューをしたい気持ちになりましたか?
アナログで描き慣れている方にとっては最初は描きにくい感じもするかもしれませんが、何度も描きなおせたり、色がぱっと塗られるのが便利で面白いですよ。
また最初から思ったようなイラストは描けません。
少しづつデジタルに慣れていくことで徐々に自分の思い通りのイラストが描けるようになっていきます。
せっかくiPadとApple Pencilが手元にあるのなら、ぜひ絵を描くアプリをとって挑戦してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。