これからどうなる!?電力自由化の仕組みとメリット•デメリット

電気は私たちの生活になくてはならないものです。
電気がない生活なんて想像したくないですね。

そんな電気ですが、電力自由化が2016年より始まっています。
「電力自由化って言われてもよくわからない」って思いませんか？私もよくわからず、踏み出せないでいました。

この記事では、電力自由化の仕組みとメリット・デメリットついて簡単に紹介します。
ちょっと知るだけでも、不安の解消や自分やお財布を守ることにつながるので、ぜひ見てみて下さい!!

電力自由化の仕組み

電力自由化とは、簡単に言うと「どこから電気を買うか、自分たちで選べるようになるよ!」って事です。
ざっくり言うと、通信事業者の格安SIM参入みたいなイメージですね。

今までは総括原価方式といって、法律によって電気代が決められていました。
すべての原価に一定の報酬を上乗せした金額が、電気代になっていたんですね。
何をやっても必ず利益になるなんて、とってもうらやましいです。

倒産されたら困るので利益確保は重要だとは思いますが、私たちにとっては電気代が割高になりやすいといった問題点があります。

実は日本の電気代は、世界で5位と割高です。
ここも携帯電話料金と同じような感じがします。

さらに、この法律により原発事故の処理費用もすべて原価に出来てしまいます。
これにより「国民にすべて負担させる気か!!」と批判も起こってしまったんですね。

電力自由化により、様々な会社が参入する事になりました。
新しく参入した会社は新電力って言います。

これにより、電気はJEPX（日本卸電力取引所）という市場で取引されます。
需要と供給に対して価格が決まり、そこで仕入れた電気が私たちに販売されます。
どのように利益を生むかは、企業次第となってきます。

これまでは、住んでいる地域の電力会社からしか電気を買えませんでした。
これからは、自分たちが電力会社や料金メニューを自由に選択することができるようになります。
まさしく自由化、ですね。

電力自由化は、競争により電気料金を引き下げるのが目的です。
ただ電気の値下げをするだけではなく、各企業の工夫により様々なサービスが出て来ています。

例えば、使用時間等による割引やポイントサービスがあります。
私たちに便利なサービスが、どんどん出るとうれしいですね。

競争により、電気代以外も安くなるかもしれません。
例えば、ガスや電気、インターネット等を一緒に契約する事で割引を受ける事も可能です。

なんだか目移りしちゃいますね。
自分の生活スタイルや考え方、利用したいサービスによってベストなプランがあります。
楽して節約するためにも、自分に合ったプランで契約したいですね。

東日本大震災の時に、計画停電が行われたのは覚えているでしょうか？
あれは、原子力発電所等の発電所が被災したため、電気の需要と供給が追いつかなくなってしまったために起こりました。
私は計画停電の為家に帰れず、なくなく知人の家に泊めてもらった事があります。
あのような思いは、もうしたくないですね。

全国に電気が送れるようになっていれば、計画停電はしなくても良かったかもしれませんね。
必要ないのが一番ですが、電力自由化によりいざという時に備えられるかもしれません。

電力自由化により、やろうと思えば誰でも電気を売れるようになりました。
そしてなんと、電気小売り事業者は、2021年で713社登録されています。
えらび放題すぎると、どうしたらいいか困っちゃいますね。

メリットと矛盾しちゃいますが、電気料金は高くなる可能性もあります。
2021年1月に、「電気代が上がった!!」と、ニュースになりました。
これは天然ガスが足りなくなったために、発電コストが上がってしまったからです。

自由になったという事は、需要と供給が釣り合わず電気代が上がる可能性があるという事ですね。
特に、市場連動型のプランには注意が必要です。
住宅ローンの変動金利のように、割安な分自分で市場価格変動のリスクを背負わねばなりません。

電力自由化の開始に伴い、関連する詐欺が発生しています。
私にも勧誘の連絡が来た事がありました、その時は太陽光パネルへの投資勧誘でした。
太陽光パネルと、電力自由化は関係ありませんからね!!皆さんも注意してください。

今回は、電力自由化についてまとめてみました。
仕組みを知って、是非損がないように行動してみて下さい!

電気代を無理なく抑えられれば、こんなにいい節約はないと思います。
詐欺などを防ぐためにも、自分で検討し判断してくださいね。