生活

【多肉植物の害虫】要注意の5種類まとめ~特徴と対処・予防法とは~

自宅で多肉植物を育てている方、最近ではだいぶ増えてきた気がしますね!
ホームセンターでも売っているし、100円均一のお店でも
よく見るようになりました!

お気に入りの子を見つけて、大事に育てていても、
害虫被害を100%防ぐのって、結構難しいんですよね;

大事な多肉植物を害虫から守るために!また、害虫被害をこれ以上広げないために!
多肉植物につく害虫と対処方法について、まとめました。

目次

要注意害虫 トップ5

多くの観葉植物と同様、多肉植物にもつく害虫(><)
その種類は様々ですが、その中でも出現頻度が高く、また厄介な5種類について、ご紹介いたします!

カイガラムシ

出典:アースガーデン コナカイガラムシ類

特徴

大きさは1~5㎜程度です。季節にかかわらず、1年中発生します。
”カイガラ”という名前の通り、成虫は固いカラで覆われます。
植物に寄生したら、ほぼ動きません。
その場に居座り、吸汁(植物の汁を吸う)します。
吸汁された植物は、だんだん弱っていきます。
また、排泄物に菌が繁殖し、すす病を発症することもあります。

対処法

カラに覆われた成虫には、殺虫剤が効きにくくなっています。
歯ブラシなどでこすり落とすか、寄生された部分を切り取って処分することになります。
羽化したばかりの幼虫であれば、まだ薬剤散布でも効果が期待できます。

コナカイガラムシ

出典:病害虫防除所

特徴

カイガラムシの一種ですが、成虫になってもカラには覆われません。
大きさは1~3㎜程度で、白く、ダンゴムシのような見た目をしています。
こちらも、あまり動きはせず、吸汁被害があります。
また、カイガラムシ同様、排泄物が原因ですす病になることもあります。

対処法

爪楊枝やピンセット等で取り除きます。
葉っぱの隙間に、見逃した小さいコナカイガラムシが残っているかもしれないので、
仕上げに薬剤を使用して殺虫します。

ハダニ

出典:アースガーデン ハダニ類

特徴

大きさは0.3~0.5㎜程度ととても小さく、肉眼で見つけるのは難しいです。
主に葉っぱの裏側にいます。
発生は3~10月で、特に梅雨明けから9月頃は繁殖が盛んになります。
吸汁被害があり、その跡が白や褐色の斑点として残ります。
汁を吸われた葉っぱにカビが入り込み、黒い斑点になることもあります。
繁殖力が強いので、見かけたら早めに対処しましょう!

対処法

目で見るのは難しく、直接取り除くのは難しいです。
ハダニは水に弱く、流しやすいので、まずは水をかけて洗い流すようにします。
その後、ダニ用の殺虫剤など薬剤を使用します。
ただ、ハダニは同じ薬剤を繰り返し使うと、耐性がついてしまう可能性もあります。

アブラムシ

出典:アースガーデン アブラムシ類

特徴

大きさは1~2㎜程度です。こちらも、葉の汁を吸う吸汁被害がみられます。
新芽や若い葉っぱが被害に合いやすいです。
繁殖力が強く、あっという間に数を増やします。また、アブラムシのなかには羽根があり、
飛んで他の植物に被害を広めるタイプもいるので、早めの対策が必要です!
発生時期は4~11月ですが、特に4~6月と、9~10月に多くなります。

対処法

こちらも、水で洗い流すようにして、取り除きます。
その後仕上げに、薬剤をまいて駆除します。

ナメクジ

出典:アースガーデン ナメクジ

特徴

ナメクジは、植物を削り取るようにして食べてしまいます。
葉っぱだけでなく、花も食べます。
夜行性で昼間は隠れていることが多いですが、
ナメクジが這ったあとは独特なツヤと粘りのある跡が残るので、わかりやすいですね。

発生時期は1年中ですが、卵からかえるのは春先です。
その後6月頃には、よく見かける6㎝程度の大きさになっています。
湿気が好きなので、4~6月、9~10月に多く発生しています。

対処法

ナメクジには塩!が有名ではありますが、
それだと多肉植物にとってもよくありません;
ナメクジ専用の駆除剤が販売されているので、そちらを用意しましょう。
また、ナメクジはビールの匂いが好きとも言われていて、ビールを使っておびき寄せる
こともできます。ですが、飲み逃げされることもあるようなので、ビールに殺虫剤を
入れておくと効果的です。
ちなみに、ナメクジは寄生虫を持っている可能性があります。
見つけたからと言って、素手でつかむのは控えましょう(><)

害虫の予防

見つけたら駆除するのはもちろんですが、できる限り害虫が来ないよう、予防することも大切です。
予防のためのポイントがこちら↓

  • 風通しの良い場所で管理する。
  • 乾燥しすぎないように気をつける。※1
  • 周囲に雑草がない場所で育てる(雑草からハダニが移るのを防ぐ)
  • 害虫がいないか、葉の隙間や鉢底まで、こまめにチェック。
  • 害虫を持ち込まない※2
  • 害虫を見つけたら即!退治!

※1
乾燥対策として、定期的に葉水(霧吹きで葉に水をかける)のが有効です。
やり過ぎて湿度が上がりすぎないように注意!

※2
新しく多肉植物を購入するとき、その株に害虫がいないか?よく観察しましょう。
また、観葉植物用の腐葉土は、菌が繁殖しやすい一面もあります。
心配な場合は、多肉植物の土を使った方が無難です。

これらの条件が揃えば、多肉植物にとって育ちやすい環境になりますよ♪

まとめ

★気をつけたい害虫と対策はこちら!

カイガラムシ 吸汁被害、すす病被害あり。
見つけたらハブラシ等で取り除く。
コナカイガラムシ 吸汁被害、すす病被害あり。
見つけたら爪楊枝などで取り除き、仕上げに薬剤使用。
ハダニ 吸汁被害あり、その後カビが繁殖することも。
水で洗い流し、ダニ駆除薬を使用。
アブラムシ 吸汁被害あり。
水で洗い流し、薬剤を使用。
ナメクジ 葉を削り取るように食べられる。
専用の駆除剤を使用する。

★予防方法はこちら!

  • 風通しの良い場所で管理するが、乾燥しすぎに注意。
  • 周囲に雑草がない場所で育てる。
  • 葉の隙間や鉢底まで、こまめにチェック。
  • 害虫を持ち込まない。見つけたら即!退治!

害虫被害って、最初は小さな変化だったりします。
様子見で良いかな~なんてのんびり構えている間に、
一気に被害が広がる可能性があります(><)
先ほども書きましたが、害虫を見つけたら、即!退治!
可愛い多肉植物のために、頑張りましょう(^^)/