家でお花を飾りたい、育てたいと思ったことがあると思います。
しかし、お手入れがとても大変なのも事実。
そこでおすすめしたいのが「多肉植物」!
見た目もかわいく、お手入れもお花に比べて簡単です。
今回は、その中でも「シノクラッスラ」をご紹介したいと思います。
目次
そもそも多肉植物とは
多肉植物とは、主に南アフリカや中央アフリカ、メキシコなどの乾燥地帯で自生している植物で、葉に水分を溜め込むことでぷっくりした果肉のような見た目の植物のことを言います。
葉の形にも様々な種類があり、ひとことで「ぷっくり」と言っても、全体的に丸みを帯びた形のもの、見た目がトゲトゲしているもの、また石のような不思議な形をしたものなど、とても多彩です。
今回はその中でも「シノクラッスラ」という種類の多肉植物をご紹介したいと思います。
実は、サボテンも多肉植物の一種
シノクラッスラとは?インディカ、スマロなどの種類もご紹介
学名:Sinocrassula(シノクラッスラ)
科名:ベンケイソウ科
属名:シノクラッスラ属
クラッスラ属には5種類ほどあり、中国からヒマラヤに自生する高山性の多肉植物です。
シノクラッスラは高山に自生している多肉植物なので、春と秋が育てやすいのでおすすめです。
夏に育てる場合は、風通しの良い涼しい場所で育てましょう。
シノクラッスラの種類
先ほど5種類ほどあると言いましたが、今回はその中でも代表的な2種類をご紹介したいと思います。
スマロ
学名:Sinocrassula yunnanensis (シノクラッスラ・ユンナネンシス)
スマロ(シノクラッスラ・ユンナネンシス)は、紫がかった黒っぽい葉の色、全体的にシックな印象の多肉植物です。
葉は柔らかい白い線毛に覆われてふわふわしています。
主に、中国南西部、インド北西部、ミャンマーなどに自生しており、秋から初冬にかけてロゼッタの中心部が盛り上がるように花首を伸ばしていき、白っぽい小さな花が咲きます。
日本では秋から春にかけて流通します。
ロゼッタとは
多肉植物がバラの花のような形を帯びて成長していくこと
インディカ
学名:Sinocrassula Indica(シノクラッスラ・インディカ)
インディカ(シノクラッスラ・インディカ)は、赤紫がかった葉の色が特徴の多肉植物です。
葉の厚みがなく柔らかいことが特徴で、スマロとは違って、葉に線毛はありません。
主に中央アジアで自生しており、春から秋にかけて成長し、赤い花を咲かせます。冬は休眠期に入るため、成長が緩やかになります。
実はダイソーでも買えちゃう!?
植物なので、お花屋さんやホームセンターで買うのが主流だと思いますが、最近では何と100円ショップでも購入できることはご存じですか?
最近では、ダイソーでも多肉植物を見かけることが増えてきました。
お分かりの通り、お花屋さんやホームセンターでの購入に比べて価格帯も安く、店頭に並ぶ種類も限られているため、特に多肉植物初心者のかたにはおすすめです。
多肉植物の魅力と育て方のポイント
多肉植物の魅力
多肉植物は乾燥に強いため、水やりの回数やお手入れが少なくて済むのが育てやすさの特徴です。
また、成長はゆっくりですが、葉の色が季節によって変わるものやかわいい花を咲かせるものも数多くあります。主に、葉が肉厚なところがかわいさの特徴ですが、季節によって形や色の変化を楽しめるところも多肉植物の魅力です。
育て方
水やりの方法
少し乾燥気ぎみで育てていくのがポイントです。
土が乾燥したら水をたっぷりとやるようにしましょう。
また、冬が休眠期なので、水やりは控えめにするのもポイントです。
育てる場所、手入れ
日光がよく当たる、風通しの良い場所、半日陰となるような場所が最適です。
耐暑性はありますが、強い日差しに長時間当たると葉の色が変色してしまうため、夏の西日や強い直射日光は避けましょう。
風通しや日当たりをよくするため、葉が多くなってきたら剪定しましょう。また古くなった下の葉もカットしておくと葉などもカットしておくと、葉の色が黄褐色に変色し腐敗してしまう「軟腐病(なんぷびょう)」の予防にもなります。
シノクラッスラの花言葉
様々な花に花言葉があるように、多肉植物にも花言葉があります。
そしてもちろん、今回紹介したシノクラッスラにも花言葉が存在します。
花言葉
「幸運を招く」、「富」、「一攫千金」、「不老長寿」
「シノクラッスラ」を聞いたことがなくても「カネノナルキ」というクラッスラ属の多肉植物ならご存じかと思います。
このカネノナルキがこの名前で呼ばれる由来となった理由をご紹介したうえでシノクラッスラの花言葉が「幸運を招く」、「富」、「一攫千金」、「不老長寿」になった経緯を説明します。
「カネノナルキ」は、葉の形が丸みを帯びていることから「お金(硬貨)」を連想させますね。ここから、カネノナルキはお金にまつわる花言葉がつけられるようになりました。
また、カネノナルキは縁起が良く、めでたい植物であるとも言われています。
そこから派生して「不老長寿」という花言葉が付いたのではないかとも言われています。
まとめ
- 多肉植物とは乾燥地帯に自生している植物。丸い葉の形のもの、トゲトゲした見た目のもの、石のような不思議な形をしたものなど様々。
- シノクラッスラとは、主に中国からヒマラヤにかけて自生する高山性多肉植物。スマロ、インディカなど、5種類ほどのシノクラッスラが存在している!
- 実はダイソーでも買えちゃうシノクラッスラ。見た目も形もかわいく、お手軽に入手できるので、初心者のかたにおすすめ!
- 多肉植物の魅力は、乾燥に強いので、水やりが少なくて済むという育てやすさが特徴。
- シノクラッスラの花言葉は、クラッスラ属の「カネノナルキ」のイメージから付いた!
手に入れやすく、育てやすいシノクラッスラ。
まずはどんなものがあるか、店頭で実際に見て、自分が気に入ったものを購入し、育ててみましょう!