大坂なおみの活躍が世間で騒がれていましたが、
皆さん、錦織圭の存在を忘れてはいませんか?
「最近ニュースになっていないから忘れてた。」
「今何してるの?」
「そもそも何がすごいの?」
確かに最近は活躍しているニュースを聞きませんね(汗)
ですが今も現役でプレーしていますし、
日本人テニスプレイヤーとして数々の記録を塗り替えてきた選手です。
では何がそんなにすごいのか。
今回はその疑問にお答えしたいと思います。
目次
錦織圭とは
まずは錦織圭の簡単なプロフィールをご紹介します。
生年月日 | 1989年12月29日 |
---|---|
出身地 | 島根県松江市 |
身長 | 178㎝ |
体重 | 70kg |
そして実績ですが、
それに触れる前に最初は少年時代について軽くお話したいと思います。
神童ぶり
錦織圭がテニスを始めたのは5歳のころです。
父親が仕事で訪れたハワイでお土産としてテニスラケットを買ってきたのが始まりでした。
「でも、テニスなら、一緒に子どもたちと遊んでやれるよな」
そう思い父親は5歳の錦織圭にテニスラケット渡しました。
(9歳の姉にもラケットを与えました)
そしてその数年後、小学4年生で全国小学生テニス選手権大会でベスト8に入りました。
きっと厳しい練習があってこそだと思いますが、
もしかするとすでにテニスの才能があったかもしれませんね。
小学6年生になると
全国選抜ジュニアテニス選手権大会12歳以下の部で優勝します。
この大会の準決勝の試合を松岡修造が観戦していました。
このとき松岡修造は錦織圭の才能に目を引き、
彼を「修造チャレンジトップジュニアキャンプ」という強化キャンプに招待しました。
よくテレビで松岡修造と錦織圭が一緒に映っているシーンを見かけますが、
この頃から関係性が築かれていたかもしれませんね。
その後全国小学生テニス選手権大会、全日本ジュニアテニス選手権大会12歳以下の部で優勝を果たします。
その結果小学生の錦織圭は全国大会三冠を達成しました。
その後中学、高校時代は海外の大会にも出場するなどし、経験を積んでいきました。
プロデビューとランキングの推移
そして2007年、17歳でプロデビューをします。
プロ転向を発表した9月29日時点の世界ランキングは251位です。
100位内にすら入っていませんが、ここから順位を爆上げします。
松岡修造以来の……
まず翌年の2008年ですが、
この年は爪痕を残せた年になったと思います。
デルレイビーチ国際テニス選手権で
当時世界ランキング12位の選手を破り優勝します。
この大会はATPインターナショナルシリーズという大会の一つです。
これは男子プロテニス協会(ATP)によって位置づけられた大会です。
このATPインターナショナルシリーズの大会で
日本人男子選手の優勝は松岡修造以来2人目のことです。
その後も全仏オープンや北京オリンピックにも出場しますが、
あまり良い成績を残すことができませんでした。
ですが全米オープンでは、
日本人男子(シングル)で71年ぶりにベスト16に進出しました。
結果としてこの年は63位までランクを上げました。
1年で251位から63位まで順位を上げたうえ、
世界ランキング100位内は松岡修造以来の快挙です。
(ちなみに松岡修造の自己最高ランキングは46位です。先に言うと錦織圭はこの記録を抜きます。)
“He is going to be top 10 for sure, top five. I am 100 percent sure. He’s a very talented player.
(彼はいずれトップ10、いやトップ5に入るだろう。100%そう思うね。とても才能ある選手だよ。)引用:REUTERS
当時世界ランキング2位のラファエル・ナダルは錦織圭についてそのように話しています。
この予言は的中しますが、それには少し時間が必要でした。
怪我からの
昨年63位まで順位を上げましたが、2009年は怪我に苦しみます。
2009年12月末時点で順位は418位まで落ち込みました……。
翌年復帰しますが、2010年12月末時点の順位は98位です。
一気に順位を上げてきましたが、それでも物足りなさを感じてしまいます。
ですが2011年10月中旬、
日本選手史上最高順位の30位にランクインします!
そしてこの年は25位までランクを上げました!
その後順位は乱高下しながらも、
2014年、世界ランキング10位になり、見事TOP10入りを果たしました。
そのうえこの年は世界ランキング5位になりました!
前述したナダルの予言が的中したわけです。
ランキング推移
快進撃を続けている錦織圭ですが、
ここで少し立ち止まって錦織圭の世界ランキングの推移を確認したいと思います。
なお記載している順位はすべてその年の12月末の順位を記載しております。
年 | 順位 |
---|---|
2020年 | 35位(2020年9月28日現在) |
2019年 | 13位 |
2018年 | 9位 |
2017年 | 22位 |
2016年 | 5位 |
2015年 | ※8位 |
2014年 | 5位 |
2013年 | 17位 |
2012年 | 19位 |
2011年 | 25位 |
2010年 | 98位 |
2009年 | 418位 |
2008年 | 63位 |
2007年 | 286位 |
※この年の2015年3月2日に自己最高順位の4位になりました。
表を見てお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、
2017年以降から徐々にランクを落としています。
これは怪我などもあり調子が上がらなかったことが原因として挙げられます。
しかも今年に限って言うと、
新型コロナウイルスに感染してしまい、怪我からの復帰が遅れてしまいました。
復帰後初試合では1回戦負けし、
その後の全仏オープンで勝ち抜くことができるのか不安になりましたが、
1回戦は勝利しました。ですが2回戦で敗北してしまいました。
選手としてピークが過ぎたのではないかとという声もありますが、
日本人初、アジア人初の記録を残してきた選手でもあるので、
まだまだ今後の活躍に期待していきましょう!
まとめ
最後にこの記事をまとめますと、
- 錦織圭は5歳からテニスを始め、小学生時代に全国大会三冠を達成しました。
松岡修造から強化キャンプに招待もされました。 - プロ転向を発表した9月29日時点の世界ランキングは251位でしたが、
その後着実に順位を上げていきました。
2014年には世界ランキングでベスト5に入りました。 - 2017年以降は少しづつ順位は下降傾向にあります。
怪我からの復帰を目指していたところコロナウイルスに感染し、
復帰が遅れてしまいました。
全仏オープンは敗退しましたが、まだ復帰したばかりです。
コンディションが上がるのを待ち、そして今後の活躍に期待しましょう!
それでは最後までお付き合いいただき誠にありがとうございました。