生活

多肉植物は外に放置しても大丈夫?!冬に育てるのが最適な種類をご紹介!

昨今、その育てやすさと見た目の可愛さから人気が出てきている「多肉植物」。
部屋の差し色にインテリアとして置くこともあると思います。

季節によって様々な種類の花がお店に並ぶように、実は多肉植物にも季節ごとに種類があります。

今回は、主に「冬」に育てるのが最適な多肉植物をご紹介したいと思います。

目次

多肉植物の水やり

多肉植物と言えば、サボテンを思い浮かべることが多いと思います。
では、サボテンはどのような環境で育っているでしょうか。
ぱっと思い浮かべるのは、砂漠地帯に生えているイメージですよね。

つまり、乾燥している環境で育っているのです。

同様に多肉植物は、葉に水分を溜め込んで自生しています。
そのため、自宅で多肉植物を育てる時も同様に、土を少し乾燥させた状態で育てていくことが必要です。

一般的な植物のように土が乾かないうちに、育ってほしくてたくさん水をやってしまうと、根が腐ってしまい、育たない原因になってしまうので気を付けましょう。

土が乾燥したら水をたっぷりとやるようにしましょう。
なにより、多肉植物の多くは冬が休眠期のため、冬の水やりは特に要注意です。

冬に弱い多肉植物、冬に強い多肉植物

では、多肉植物にはどんなものがあるのでしょうか?
ここでは冬に弱い多肉植物と冬に強い多肉植物をそれぞれご紹介したいと思います。

冬に弱い多肉植物(主に夏型)

プレクトランサス属 アロマカティス
いい香りがする多肉質のハーブ。ミントの仲間。

ハオルチア属 十二の巻
ハオルチアはとがった硬い葉っぱを付ける「硬葉系」と葉っぱに半透明に窓を持っている「軟葉系」があり、十二の巻はゼブラ柄の先のとがった硬い葉を放射状に伸ばす。

ユーフォルビア属 オンコクラータ
インゲンのような見た目で、サボテンより「優しい」多肉植物。(見た目の印象から)

カランコエ属 ゴールデンラビット
白い細やかな毛に覆われたウサギの耳に見える葉が黄金色に染まっているのが特徴。

パキフィツム属 星美人(ほしびじん)
日光が大好きな多肉植物で、日当たりと風通しの良い場所での管理が必須。

冬に強い多肉植物(秋~春)

シノクラッスラ属 スマロ、インディカ
高山自生の多肉植物で、寒い気候を好む。

ハオルチア属 ハオルチアオブツーサ、五重塔(ごじゅうのとう)
アロエに近い単子葉植物で、元はアロエ属に含めたものを幾つかの特徴から分離したもの。

セダム属:オーロラ、虹の玉
秋、冬には赤色に紅葉するタイプの多肉植物。

エケベリア属:白牡丹(しろぼたん、はくぼたん)
白いブルームがかった葉が美しい多肉植物で、冬には紅葉して葉先がほんのりピンクになる。

セネシオ属:青涼刀(せいりょうとう)、七宝樹(しちほうじゅ)
季節により葉が色づき、開花をすることが魅力。

 

多肉植物の属性とその代表的なものを紹介しましたが、他にもたくさんの種類の多肉植物があります。
興味が出てきたら、ぜひ調べてみてください!

冬の葉挿しはできる?

植物の花びらや葉っぱが落ちてしまうように、多肉植物の葉も同様に落ちます。
その際に土に取れてしまった葉っぱを「葉挿し」をすることで、さらに多肉植物を成長させることができます。

では、その「葉挿し」はどの季節に行うのが良いのでしょうか?

地域によっても異なりますが、だいたい気温10~20度の季節直射日光が当たらない場所が最適です。

ただし、葉っぱが傷んでしまう可能性があるので、水やりはしないようにしましょう。

多肉植物を育てるための冬対策

いくら冬に強い種類の多肉植物を育てるとしても、冬対策を全くしなくていいわけではありません。
どのような対策が必要なのかご紹介します。

一番重要なことは、多肉植物を霜に当てないようすることです。

葉に水分を多く含む多肉植物にとって、低温の環境は天敵です。
外で育てている場合は必ず室内に入れましょう。

また、冬の水やりには気をつけましょう。
水やりの回数を減らすことで、寒さより強くに耐えることができるようになります

そして、冬場とはいえ、成長のためには日光が必要になります。
直射日光は避け、明るい日陰の場所で育てるようにしましょう。

ただし、窓に近い場所や暖房器具に近い場所は避けて置くようにすることが重要ですし、夜には気温がさらに下がるので、段ボールや発泡スチロールの箱をかぶせて冷気対策をすることも大切です。

まとめ

  • 多肉植物は葉に水分を溜め込んで自生しているため、水やりの頻度は少数回でOK。もともと乾燥地帯で育っているため、水やりが少なくても十分に育つ。水をやりすぎると根腐りの原因になるので要注意!
  • 「葉挿し」のタイミングは、気温10~20度で直射日光が当たらない場所が最適!
  • 多肉植物を育てるための冬対策は3つ。低温環境は天敵なので、霜を当てないようにすること、水やりの回数を減らして寒さに強い状態を作る、直射日光を避け明るい日陰に置いて育てることが重要で、気温が下がる夜には段ボールや発泡スチロールの箱をかぶせて冷気対策をしよう!

今回は主に冬に強い多肉植物について、対策も含めて多肉植物にも最適な季節があることが分かったと思います。
季節に合わせた様々な多肉植物を購入して、多肉植物のある生活を楽しんでみてください!