多肉植物を育てていて、ふと葉っぱの隙間を見たら、
……何やら小さい白い点がいくつも!?
それ、「コナカイガラムシ」という害虫かもしれません!Σ(゚◇゚)
丈夫な多肉植物といえど、害虫トラブルが起こることもあるのです。
うちの子たちも、いくつか被害に遭ったことが……(T△T)
被害を防ぎ、予防するために!
害虫について確認していきましょう!
目次
多肉植物につく白い虫、コナカイガラムシ
出典:病害虫防除所
多肉植物を育てていて気をつけたい害虫は、いくつかあります。
アブラムシや、ナメクジ、ハダニ等ですね。
その中でも、私が被害を受けたことがあり、今後も戦い続けるであろう害虫が、
「コナカイガラムシ」なのです(><)
コナカイガラムシとは?どこから来るの?
まずは、コナカイガラムシの特徴を押さえていきましょう。
大きさ | 1~3㎜程度 |
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見た目 | 白く小さい、ふわっとした体。ぱっと見、綿毛か埃っぽい。 ダンゴムシのような見た目。 |
どこから来るのか | 風に乗って飛ばされてくる、と言われている。 |
発生しやすい場所 | 乾燥した場所を好む。(そのため、多肉植物が狙われやすい。) 葉の根元、成長点(新芽が育っているところ)によくいる。 |
また、わずかな風でも飛んでしまうし、繁殖力も強いので、
一匹見つけたら、他の鉢にも広がっている可能性が高いのが、やっかいなところです。
コナカイガラムシによる被害・症状
コナカイガラムシは、植物の汁を吸います。「吸汁(きゅうじゅう)」と言います。
これにより、植物をどんどん弱らせて行きます。
駆除せず放置していたら、最悪、枯れてしまうこともあります(><)
被害はそれだけにはとどまりません。
排泄物が、また厄介なのです。
コナカイガラムシの排泄物は、黒く、ベタベタしています。
排泄物の中は、「すす病」を引き起こす原因菌が繁殖しやすくなります。
すると光合成がうまくいかず、葉が弱り、黒く変色してしまうのです。
↑写真の、黄色く囲んだところ、わかりますか?
駆除しちゃった後なんですが、黒い排泄物のあとが少し残っています。
こういう、せまーい奥のところに、潜んでいるんです。
コナカイガラムシの駆除・予防方法
その1:とにかく取り除く
まずは、見つけたコナカイガラムシを全て取り除きましょう。
方法は至って単純。
爪楊枝なりウェットティッシュなり使って、物理的に除去します。
葉っぱの隙間の奥の方にいたりするので、いろんな角度から、よーく観察しましょう。
ちょっと葉っぱをめくってみたり、成長点をのぞきこんでみたりするのも有効です。
地味で時間もかかる作業ですが、頑張りましょう。
この時、駆除に夢中で葉っぱを傷つけないように、気をつけて!
傷ついてしまった葉っぱは、簡単には直りません;
できるだけ多肉植物にはダメージを与えないようにします。
また、コナカイガラムシは、軽く触っただけでポロッととれたりします。
土の中にコナカイガラムシが落ちたら、回収はほぼ無理でした;
小さい鉢であれば、土に落ちないよう鉢を傾けながら作業すると良いです。
一匹ずつ確実に、取り除いていきましょう。
その2:薬剤を使う
コナカイガラムシはとても小さく、せまーい場所にいたりします。
全てを手作業で取り除くのは困難なので、仕上げに薬剤を使いましょう。
害虫駆除用の薬剤は、ホームセンターでも売っています。
種類が複数ありますが、私は「オルトランDX」を使用しています。
多肉植物の害虫対策としては定番の薬剤なので、初心者でも安心して使えますよ!
見た目は粒状で、土の上にまいたり、水に溶かして適量を吸わせたりして使います。
ちなみにうちでは、コナカイガラムシを見つけたら、土にまくようにしています。
写真の容器ですが、100均のボトルです。本来は調味料入れだったかな?
あるサイトで、これに入れて使うと便利、とあったので、真似しています。
毎回すくい取ったりしなくて済むし、量の調整も簡単です。
薬剤をまくことで、土の中に潜んでいるコナカイガラムシも退治することが出来ます。
今いるコナカイガラムシの駆除と、今後に向けた予防にも有効です。
カイガラムシ系は成虫になると薬剤が効きづらくなるので、
幼虫のうちに退治することが重要です。
日々、多肉植物の健康状態を確認する習慣をするといいですよ!
まとめ
- 多肉植物の葉や成長点にある白い点は、「コナカイガラムシ」という害虫の可能性あり!
- 一匹見つけたら、複数いると思って、他の鉢も確認を。
- 放置しておくと、最悪枯れてしまうことも。
- 駆除するときは、爪楊枝などで直接取り除き、仕上げに薬剤を使用しましょう。
せっかく一生懸命育てても、害虫の被害に遭うと台無しです(><)
日々の観察を心がけ、きれい&可愛い姿を保ちながら、育てていきましょう♪