お花のように広がるものや、小さくプリッとした葉っぱが連なって愛らしいものなど。
多肉植物は、品種ごとに違った魅力があって、可愛いですよね。
1つの鉢に1種類植えて、個別に愛でるのも良いですが、
寄せ植えすると、また違った魅力を楽しめますよ!
今回は、多肉植物の寄せ植えで必要な土や準備物の説明、実際の手順から、
陥りがちな失敗をしないためのポイントをまとめました!
目次
寄せ植えに使う土や道具、その他準備物
まずは、多肉植物の寄せ植えに必要なものを、確認しましょう。
多肉植物用の土
多肉植物にとって良い土の特徴は、
通気性・水はけが良く、適度な重みがあり、肥料が控えめなこと。
もともと使っていた古い土は、栄養がなくなっいたり、菌が潜んでいたりするかもしれないので、新しく清潔な土を用意しましょう。
花や野菜用の土が使えなくもないですが、保湿力や肥料がありすぎたりするので、管理が難しくなります。
- 自分で配合する場合
よく使われる土は、赤玉土、鹿沼土、日向砂がメインになります。そこに、植物の状態や育てる環境によって、腐葉土やバーミキュライト、ケイ酸塩白土などを追加します。
試行錯誤が必要な作業になりますが、ちょっと土に拘ってみたい方は、自分で配合を考えてみるのも楽しいかもしれません。
- 市販品を購入する場合
園芸店の他、ホームセンターでも「多肉植物用の土」が売られています。
初心者の方や、土にそこまで拘らなくても良いかな?という方は、
市販品を使用すると良いと思います。私も市販品です(^^)
- オマケ:ちょっと特殊な固まる土「ネルソル」
ちょっと特殊な土として、「ネルソル」という土があります。
その最大の特徴は、水をかけると粘りが出て、固まるというところ。
傾けてもバラけないので、深さのない平面なお皿に土を盛って、
立体的な寄せ植えすることが出来ます。
また、底穴のない鉢に植えた際、表面にネルソルを使えば、
鉢を傾けて余計な水を捨てる時に、土が崩れるのを防ぐことが出来ます。
寄せ植えの道具、準備物
土の他、揃えておきたい物をご紹介します。
- 鉢
穴あきでも穴なしでもOK!マグカップでも瓶でも代用可能♪ - 鉢底ネット
通気性を確保しつつ、土が流れ出るのを防いだり、ナメクジなど害虫が侵入するのを防ぐ効果があります。 - 鉢底石(軽石など)
鉢の大きさに併せて、丁度良いサイズを用意しましょう。 - 筒型のスコップ(土入れ)
土を入れるときにとても便利です。
以下、あると便利な物。
- ピンセット
寄せ植え時、指だと形を崩してしまいますが、ピンセットがあれば隙間に植え付けることが出来ます。あると便利。 - 割り箸など、棒状の物
隙間にもしっかり土を行き渡らせるため、使用します。 - 新聞紙など敷物
新聞紙を広げてその上で作業すれば、散らばった土を片付けるのも簡単♪
ほとんどの物を、百円均一で購入することが出来ます。
百均、便利ですよね(^^)
多肉植物の寄せ植えの手順
寄せ植えは、挿し木と同じような手順で進めます。
- 鉢の底に、鉢底ネットを敷き、鉢底石を入れる。
鉢底石は、底が見えなくなる程度で大丈夫です。 - 鉢底石が隠れる程度まで、土を入れる。
- 寄せ植えする多肉植物を配置する。
土を入れてしまう前に、この段階で全体のバランス、配置を確認すると、
修正しやすくてオススメです。
この時、先に入れた土が少ないようなら、追加してバランスを取りましょう。 - 隙間に土を流し入れる。
土の隙間が出来てしまうと、水やり後に形が崩れる場合があります。
割り箸などの棒を使って、隙間まで土が行き渡るようにしましょう。
小型のセダムなど小さい苗は、土が少ないと不安定で、植え付けが難しいです。
ある程度土を入れた後、ピンセット等を使い軽く土に穴を開けてから植えると良いです。 - 全部の挿し穂・苗を植えたら、完成★
多肉植物の中には、些細な衝撃でポロッと葉が取れるものもあります。
扱うときは、葉っぱが落ちないよう、丁寧に扱いましょう。
コレだけはやめて!失敗しないためのポイント
自分好みの寄せ植えを作ろうとして、初めての方がやっちゃいがちな失敗が、
「成長期」がバラバラの多肉植物を、混ぜて寄せ植えしてしまうこと。
成長期の違う品種が混ざると、なぜダメなんでしょう?
例えば、夏型と冬型を一緒に植えていたとします。
夏の時期、夏型の多肉さんは水を沢山必要としますよね。
でも、冬型さんは、水は控えなければならない時期です。
夏型さんに併せて水やりしてしまうと、冬型さんにとっては水が多すぎ(><)
かといって、冬型さんに合わせては、夏型さんが育たない……。
管理がとても難しいし、枯らしてしまう危険性が高くなります;;
~寄せ植えのポイント~
「成長期」が同じ種類の多肉植物で、寄せ植えを!!
まとめ
多肉植物を寄せ植えするときの準備物
- 多肉植物用の土
- 鉢
- 鉢底ネット
- 鉢底石(軽石など)
- 筒型のスコップ
- ピンセット
- 割り箸など、棒状の物
- 新聞紙など敷物
- 多肉植物
寄せ植えの手順
- 鉢の底に、鉢底ネットを敷き、鉢底石を入れる。
- 鉢底石が隠れる程度まで、土を入れる。
- 寄せ植えする多肉植物を配置する。
- 隙間に土を流し入れる。
- 全部の挿し穂・苗を植えたら、完成★
寄せ植えのポイント!
必ず、寄せ植えしたい多肉植物の成長期を確認!
寄せ植えする多肉植物は、成長期が同じ品種のものを!
ちょっとレトロな小物や鉢に寄せ植えてみたり、
割れた鉢を工夫して立体的に仕立ててみたり、
テラリウム風に仕上げてみたり。
寄せ植えの世界は無限大です!
自分好みの世界を見つけて、是非、トライしてみてください♪