「日本酒を造る杜氏の手は白くなめらか」
これは、よく目にするフレーズです。
日本酒は美肌成分が豊富に含まれており、近年は多くの酒造メーカーさんからも、酒かす石鹸や化粧水、フェイスマスクなどの日本酒コスメも発売されていますよね。
他にも、芸奴さんとしてお座敷で活躍された女性が、高齢になっても抜けるような白く美しいお肌の持ち主で、美肌の秘訣を伺ってみると日本酒でお肌のお手入れをしていた…という話も耳にしたことがあります。
”飲んでよし”、”お肌に塗ってよし”の日本酒ですが、美肌効果を得られる量が気になりますよね。
中にはアルコールをたくさん飲むのはちょっと…と思われている方もいると思います。
今回は日本酒の美肌効果と、歳を重ねる毎に気になるハリに効果がある飲酒量についてご紹介して行きたいと思います!
目次
日本酒・女性にとって嬉しい効果
日本酒を飲んだ次の日は、心なしかお肌の調子がいいように思いませんか?
日本酒には、美肌や美容に気遣っている方にとって、嬉しい成分がたくさん入っています!
まずは、日本酒の美容効果を押さえておきましょう。
美白効果
原料の米麹に含まれるコウジ酸。メラニン色素の生成を抑える働きをしてくれます。最近は、コウジ酸が含まれた美白化粧品を見かける機会も多くなりましたね。
アンチエイジング
ポリフェノールの一種、フェルラ酸。日本酒にも含まれています。抗酸化作用の働きで、シワやたるみなどの肌老化に係わる活性酵素の抑制を期待できると言われています。
保湿効果
日本酒には20種類以上のアミノ酸が含まれています。天然保湿因子の主成分の”セリン”をはじめお肌のキメや調子を整えてくれる嬉しい成分がたくさん入っています!
他にもこのような効果が期待できます。
- 血行促進
- リラックス効果
- ハリ・弾力アップ
今回、「ハリ・弾力アップ」について嬉しい情報をキャッチしました!
適量で数週間にわたってハリが!
日本酒の旨味成分である「α-エチル-D-グルコシド(α-EG)」が、飲用でもお肌に塗っても、皮膚真皮層のコラーゲン量を増やしてくれるそうです。
しかも、たった50mlというぐい吞み一杯程度の量の純米酒を6日間飲み続けた結果、特に歳を重ねた大人の女性に効果を発揮。
飲酒後も1~6週間はコラーゲン密度が継続して高まったというから驚きです!
飲酒の方が、毛細血管から真皮層に浸透しやすく、浸透したα-EGによって、真皮層の繊維芽細胞が活性化してコラーゲン生産量を増やすそうです。
お肌のコラーゲンは年齢を重ねる毎に減少し、30代で40%まで減少する、という信じ難い話もあります。
日本酒が飲める方は、サプリの代用が出来そうですね(笑)
日本酒が飲めない方にも朗報があります!
甘酒がお好きであれば、酒かす甘酒にもα-EGが含有されています。気になる方は、試されてみては如何でしょうか?
世界初。日本酒の成分α-EGが皮膚真皮層のコラーゲン量を増やすことを学術的に実証。日本酒復権に弾み
α-EG増量の日本酒、あります
このα-EGがたくさん含まれた日本酒が発売されています。
●「shu re」 車多酒造
α-EGを通常の日本酒の約6倍含む醸造法を用いて商品化されたものだそうです。
●「キレイのための純米酒」 大関
こちらはα-EGを約4倍含んでいるそうです。
ほんのり甘口の「Sweet」、すっきり辛口の「Dry」の2種類があります。
アルコールはお肌に悪い?
いいこと尽くめの日本酒ですが…
アルコール=お肌に悪い
そんなイメージがある方もいるのではないでしょうか?
お酒を飲むと、肌の乾燥やシワが心配という声もあります。
実際、飲酒で体や喉が乾く感じはあります。
それは体内の水分が、アルコール分解のためにたくさん奪われているからです。
そんな心配を解消してくれるのが、和らぎ水(やわらぎみず)です。
体内でアルコールを分解するためには多くの水分が必要です。
体内の脱水症状や乾燥を防ぐためにも、飲むお酒と同じくらいの量を用意するといいでしょう。
和らぎ水をお酒の合間に飲むことよって、体内で中和されます。お口直しも出来ますし、お酒を飲み過ぎるのも防ぐことができます。
そして、一番大切なことは”飲み過ぎないこと”です。
日本酒の適量はだいたい1合(180ml)が目安と言われています。
ご自身の体調に合わせて、適度な量と和らぎ水で体に負担なく楽しんでくださいね。
まとめ
今回は、日本酒の美肌効果と、中でもハリ効果を得られる量についてご紹介しました。
- 日本酒には美肌・美容効果の高い成分がたくさん含まれていて、美白、アンチエイジング、保湿など女性に嬉しい効果が満載でした。
- 日本酒の旨味成分「α-エチル-D-グルコシド(α-EG)」が、真皮層のコラーゲン増産に役立つことがわかりました!しかも、ぐい吞み1杯程度の量で充分ということには驚きました!α-EGが増量された日本酒も紹介しています。
- アルコールを摂取することで発生する渇きを防ぐために、和らぎ水を用意するといいでしょう。お口直しの効果と、お酒の飲み過ぎを防止できます。
日本酒はたくさんの量を飲まなくても、美容効果を得られることがわかりました。
これから、日本酒を飲むのがますます楽しみになりそうですね♪
でも、休肝日も忘れずに……(笑)