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【醇酒】日本酒好きに人気!米の旨味やコクが虜になる王道のお酒

近年の和食ブームにけん引されて、日本酒が海外で人気です。
国内でも、酒屋さんで日本酒コーナーのスペースを大きく設けている所も見かけます。

中でも目を惹くところにディスプレイされているのが『純米酒』。
その様子からも人気の高さが伺えます。

日本酒はお米と米麹、水で作られる『純米酒』とそれに醸造アルコールを加えた『吟醸酒』・『本醸造酒』に分類されます。

『純米酒』は原料がシンプルだからこそ、造り手の思いがしっかり込められています。
そんな思いを愛してやまないファンが、たくさんいらっしゃるそうです。

この記事では、『純米酒』がカテゴリーされる《醇酒》について紹介していきます。

醇酒とは

まさに日本の伝統的、王道、原点といったお酒です。

香りは少ないですが、その分お米本来の旨味やコクを味わえます。
そして濃厚な味わいは力強く、後味も残るので余韻を長く楽しむことができます。

ポイント4選

分類されるお酒

純米酒、生酛、山廃造りなど。

飲み方

醇酒は幅広い温度で飲むのに適しています。
温度の違いで味わいが変化するので、その度に新たな発見を楽しめるお酒です。

お米の旨味やコクが特徴として挙げられるので、温めると更に味にふくらみや、まろやかさが出てきます。

夏場は冷房が利いているお部屋でしたら、ぬる燗を楽しむのも「あり」かもしれません。

おすすめの飲み頃温度:15~20℃前後、40~55℃くらい

中には10℃くらいまで冷やしても美味なお酒もありますが、やや冷たいくらいか、ぬる燗~燗がいいでしょう。

ぴったりの酒器

昔ながらの日本の伝統を継いできたお酒なので、やはり和の趣を感じる酒器が似合うと思います。

じっくりと味わいを楽しむタイプのお酒なので、手に馴染むような焼き物のぐい吞みや、おちょこがイメージにぴったりです。

他にも、いつもと違う雰囲気で楽しみたい時や趣向を凝らしたい場合は、グラスもいいですが漆器の盃は如何でしょうか?

シンプルなものから蒔絵や金箔をあしらった華やかなものまで、バリエーションも豊富です。

相性のいいお料理

醇酒は、食中酒として飲むのに適しています。

お米の風味が活きた旨口なので、濃厚なしっかりとした味付けのお料理と相性がバツグン!
他にも肉料理、バターや生クリームを使用した洋食にも好相性です。

豚肉と大根の煮物、酒盗、照り焼きピザ、おでん、肉じゃが、焼き鳥(タレ)、エビチリ、魚の煮つけ、ポトフ、ホタテのバター炒め、シチュー、麻婆豆腐、小籠包など

醇酒・『生酛』、『山廃』とは?

日本酒のラベルを見ると、”山廃仕込み”、”生酛(仕込みまたは造り)”と書いてあるのを見かけます。見ても、なんのことかわかりませんよね?

そこで、『生酛(きもと)』と『山廃(やまはい)』について調べてみたいと思います。

『生酛』『山廃』は酒母造りの違い

酒母造りとは美味しい日本酒を作るために必要な、優良な酵母を育む工程です。

蒸米、米麹、水に酵母を加えて酒母を造ります。この時、元気で優良な酵母のみを増やしたいのですが、カビなどの微生物が入るので、増殖を抑えるために乳酸の力が必要です。

現在は、

  1. 自然に自生する乳酸菌の力を借りて生成する
  2. 人工乳酸を使って生成する

という2つのパターンで作られています。
『生酛』も『山廃』も①を使うのですが、製造方法が違います。

昔は乳酸がなかったため、自然界の乳酸菌の力を借りていました。

「山卸(やまおろし)」という重労働によって、乳酸菌が発生しやすい環境を作っていたのです。

山卸
ひとくちに言えば、山卸(やまおろし)とは、蒸した米、麹、水を混ぜ粥状になるまですりつぶす工程である。

酒造りが近代化される明治時代以前は、精米は水車で行なわれ、半切り桶の中に蒸米と水をいれ、櫂(かい)で丹念にすりつぶすという大変な重労働であった。明治以降、産業革命の波がしだいに日本の醸造業にもおよび、精米はある程度まで機械で行なえるようになると、これにともなって麹の酵素が白米に吸収されるので、蒸米をつぶす山卸は必ずしも要さなくなった。蔵人のあいだでは山卸の心得を「櫂でつぶすな麹で溶かせ」などという。

※ウィキペディアより


生酛仕込み
:昔ながらの「山卸」による酒母造りをする方法。

山廃仕込み:「山卸」をせずに米麹を水で溶かして、蒸米を米麹の酵素で溶かして酒母造りをする方法。

※山廃=”山卸を廃止”の略

どちらもじっくりと、約ひと月ほど時間をかけて酒母が出来上がります。

醇酒の持ち味であるコクや濃厚な味わいは、昔ながらの手法と自然の力で育まれたものだったのですね。

おすすめの醇酒

  • 大七純米生酛 (福島) 純米生酛
  • 水鳥記 (宮城) 特別純米
  • 菊姫 (石川) 山廃純米

他にもたくさんあるのですが…、ご紹介しきれずごめんなさい。

まとめ

今回は日本酒の4つのカテゴリー、《醇酒》についてご紹介しました。

  • 《醇酒》を楽しむためのポイント4選
    分類されるお酒、飲み方、おすすめ酒器、相性のいいお料理
  • 『生酛』と『山廃』について調べてみました。
    それは、”酒母造り”の違いでした。
  • おすすめの《醇酒》を3つ

醇酒は自然の恩恵と、伝統的手法を受け継いで造られた賜物だと改めて理解しました。

ロングセラーで愛される銘柄が多いのも納得です。
ぜひ、あなたもお気に入りの《醇酒》を見つけてくださいね♪