デトロイトって野菜なの?!栄養豊富な緑と赤が可愛いベビーリーフ!　

「デトロイト」という名前の野菜を見かけたことはありますか？

カタカナでちょっとカッコいいけれど、

どんな野菜なの？
栄養はあるの？
カラダにどんなイイことがあるの？

カラダにイイ！なら、知らなきゃ損損♪

ということで、今回は「デトロイト」について、お話していきます♪

デトロイトって何？

「デトロイト」とは、ビーツの若い葉っぱ（ベビーリーフ）のことを言います。

ビーツとは、砂糖の代わりに使われる甜菜（てんさい）糖の原料でもあり、
赤く丸い根菜で、ロシア料理のボルシチに使われることで有名です。

ビーツの形は赤カブに似ていますが、なんと！ほうれん草の仲間♪
ほうれん草も根っこが赤いですよね♪

「デトロイト」は、そんなビーツの発芽後約２０〜３０日の生育途中の若葉で、
イタリア料理やフランス料理では、彩りに欠かせない人気の野菜。

日本では、さまざまな種類のベビーリーフとミックスされて売られていることが多いです。

マイクロデトロイト

最近では、「マイクロデトロイト」と呼ばれる、小さいサイズのデトロイトも栽培されるようになりました。
ベビーリーフになる前の発芽後約３cmほどの葉っぱです♪
見かけたらぜひ食卓に♪
乗せるだけで、どんな料理もオシャレに変身すること間違いなし！です♪

デトロイトの栄養とは？

ビーツは、“奇跡の野菜”“食べる輸血”とも言われる、栄養たっぷりのスーパーフード。

そんなビーツの若葉である「デトロイト」。
デトロイトにも、たくさんの栄養が凝縮されて含まれています！

どのような栄養が含まれているのかを見ていきましょう。

ミネラルたっぷり！

ミネラルとは５大栄養素の一つで、カラダの機能を整えるために大切な栄養素です。

特に、ミネラルの中でも不足しがちなカリウムや鉄などが多く含まれています！

カリウム

カリウムは、血圧の調節を行ってくれるミネラルです。
不足すると、食欲がなくなり、やる気がなくなる脱力感が起こります。

鉄

鉄は、酸素を運ぶ役目を果たしています。
不足すると、貧血になってしまうことはよく知られていますが、
酸素の運搬がうまく行われなくなると、集中力が低下したり、頭痛が起きたりします。

葉酸

葉酸は、細胞の生産や再生を助けてくれるビタミンです。
妊娠を望む人への摂取が推奨されていますが、胎児の発育に重要な栄養素だからです。

その他にも、“造血のビタミン”と呼ばれており、血液の健康を支えています。

血液は全身を巡っていて、カラダを整える大きな働きをしているので、葉酸も重要な栄養素の一つです。

ポリフェノール

デトロイトの特徴的な色を作り出しているのが、アントシアニンと呼ばれるポリフェノールです。

強い抗酸化作用があり、細胞の老化を防いでくれます。
目の健康促進にも効果があります。

ベタイン

ベタインとは、天然のアミノ酸の一種。

肝機能の維持に働きかけてくれる栄養素で、糖分や脂質、アルコール摂取によって肝臓に脂肪が沈着しないように、排出を促してくれます。

また、お肌や髪の健康を保つ働きもあります。

デトロイトを美味しく食べよう♪

クセがなく、柔らかくて食べやすいベビーリーフの「デトロイト」。

生のままが、栄養をそのまま摂れる食べ方なので、
ここでは、ちょっとオシャレに♪美味しく♪簡単に♪食べるレシピをご紹介します♪

デトロイトとホタテのサラダ♪
胡麻油と醤油のドレッシングをかけて♪

1. デトロイト（ベビーリーフ）を水洗いして、キッチンペーパーで水気を取る。
2. 刺身用ホタテ６ケをフライパンで軽く焼き目をつけて、半分にカットする。
3. ごま油大さじ３、醤油大さじ２、有機りんご酢（お好みのお酢）小さじ１、塩適量をよく混ぜ合わせる。
4. ①と②をお皿に盛り付けて、③と煎り胡麻をかけて出来上がり♪

まとめ

• デトロイトとは、ビーツの若葉である。
• ビーツは、甜菜糖の原料で、ほうれん草の仲間。
• 小さいからこそ、栄養、風味が凝縮された食材である。
• マイクロデトロイトというベビーリーフよりも小さい種類がある。
• 栄養も豊富で、カリウムや鉄などのミネラルのほか、葉酸やポリフェノール、天然アミノ酸であるベタインなどが含まれている。

「デトロイト」は、日本ではまだまだポピュラーな野菜ではありませんが、
根菜としてのビーツも、葉物野菜としてのデトロイトも、栄養たっぷり！私たちの健康をサポートしてくれます♪

大地の恵みもたっぷり♪名前はカッコいいけど、姿は可愛いベビーリーフ♪

「デトロイト」で、食卓に緑と赤の彩りと、栄養をプラスして、毎日イキイキ過ごしましょう♪