クラシック音楽が脳や体に及ぼす良い効果に関して近年注目が集まっています。
その研究も盛んにおこなわれ、科学的な根拠や裏付けもされてきています。音楽を聴いているだけで体に良いことがあるなんて、夢のような話ですよね…!
今回の記事では、クラシック音楽が私たちに与えてくれる効果についてまとめたいと思います。
また、「クラシック音楽って、何を聴いていいのかよく分からない…!」という方もいると思います。そんなあなたもこの記事を読めばもう大丈夫!初心者でも聴きやすい曲もまとめてありますので、是非参考にしてみて下さい!
目次
クラシック音楽の効果
クラシック音楽を聴くことにより期待できる効果は、様々な分野において研究が行われていますが、そのなかでも特に注目を浴びている効果は次の3つです。
- リラックス効果
- 胎教
- 赤ちゃんの育脳
どれも効果があれば嬉しいものばかりですよね…!早速一つずつ解説していきます。
リラックス効果
クラシック音楽を聴くとリラックスできる、ということが科学的にも証明されています。
まず、音楽を聴くときは右脳を主に使うので、日常生活で酷使する左脳を休めることができます。また、クラシック音楽は脳のα波の分泌を促し、それにより幸せを感じることができます。そしてさらに、副交感神経が刺激され、リラックスした状態となり安眠も促してくれるのです!
そんなリラックスにおすすめなクラシック音楽の曲は次の3つです。
- ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
- バッハ:主よ、人の望みの喜びよ
- サン=サーンス:「動物の謝肉祭」より白鳥
以下の記事でもより詳しく紹介していますので、気になる方はご覧になってください!
胎教
クラッシック音楽は胎教にも効果的といわれています。
先ほど説明したように、クラシック音楽を聴くとα波が分泌され、リラックスした状態になります。α波によりリラックスした状態だと、赤ちゃんに良いホルモンが分泌されやすくなるのです。
クラシック音楽を聴いていると、自然の中で木々がそよ風に吹かれている音や、小川の流れる音、鳥のさえずりなどを聴いているのと同じような効果が得られます。聴いているとどんどん心地よくなっていきますが、それが赤ちゃんにも良い影響を与えるのです。
胎教におすすめな曲は次の3つです!
- モーツァルト:ディベルティメント ニ長調 K.136
- パッヘルベル:カノン
- バッハ:G線上のアリア
詳しくは以下の記事を是非ご覧になってください!
赤ちゃんの育脳
赤ちゃんが生まれてから3歳になる頃までに、どんな刺激を受けたかによってその後の脳の発達に大きな影響が出ると言われています。そして近年クラシック音楽を聴かせることによりよい刺激を与えることができると注目されています!
赤ちゃんにクラシック音楽を聴かせることにより期待できる効果は次の3つです。
- 知能の発達の促進
- 表現力・コミュニケーション能力の向上
- 情緒の安定
音楽を聴くことは左右両方の脳を使うため、知能の発達につながります。また、音楽を聴いた赤ちゃんは、音楽から得た感情をお母さんやお父さんに伝えようとすることでコミュニケーション能力を育むことができます。さらに、クラシック音楽を聴くことによりストレスが軽減し、情緒が安定するのです。
そして育脳におすすめできる曲は次の3曲です!
- モーツァルト:きらきら星変奏曲
- ドビュッシー:アラベスク 第1番
- ショパン:子守唄 Op.57
こちらも別の記事で説明していますので、是非のぞいてみて下さいね!
クラシック音楽を楽しみながら効果を得るには?
ここまでクラシック音楽がもたらしてくれる様々な良い効果について説明しました。どれも魅力的ですよね!
でも、普段クラシック音楽を聴かないという方には、何を聴いたらよいのか、そしてどのように楽しめばよいのか分かりませんよね…。
「聴く音楽これでいいのかな…?」「なんだかすごい難しそうな曲…」
そんなもやもやした気持ちを持ちながらクラシック音楽を聴いていたのでは、せっかくの効果も半減してしまいます。
そんなあなたのために、あなたの今の気分に応じたおすすめ曲を紹介したいと思います!これでもう迷うことはないはずです!
それぞれ参考になる記事も載せていますので、気になる部分がある方はそちらもご覧になって下さい。
朝すっきり目覚めたいときにおすすめの曲
- グリーグ:『ペール・ギュント』組曲より「朝」
- ヴィヴァルディ:『四季』より「春」第1楽章
- ドビュッシー:アラベスク第1番
- ショパン:子犬のワルツ
- モーツァルト:オーボエ協奏曲 ハ長調 第1番
明るく楽しい気分になりたいときのおすすめ曲
- モーツァルト : オペラ「フィガロの結婚」より序曲
- ルロイ・アンダーソン : シンコペーテッド・クロック
- バッハ / グノー : アヴェ・マリア
- V. モンティ : チャルダッシュ
- ガーシュウィン : ラプソディー・イン・ブルー
大自然の中でリラックスしたい気分のときのおすすめ曲
- ヨハン・シュトラウス2世:ウィーンの森の物語
- シューマン:森の憧憬 Op.82
- フランツ・ドップラー:森の小鳥
- チャイコフスキー:バレエ音楽『眠れる森の美女』組曲
さあ、あなたの今どんな気分ですか?あなたの気分にあったクラシック音楽を聴いて極上の時間を過ごしましょう!
まとめ
今回はクラシック音楽が与えてくれる効果についてまとめていきました。もう一度その効果について簡単にまとめたいと思います。
クラシック音楽がもたらす効果
- リラックス効果
- 胎教
- 赤ちゃんの育脳
そして、あなたの今の気分ぴったりなおすすめの曲も紹介しました!
それでも何を聴いていいか分からないという方に、最後にこっそりとお得な情報をお知らせします。クラシック音楽を聴いていてもっとも効果が得られるのはモーツァルトの作品なのです。
なので、どうしようもなく選べなかったらモーツァルトの作品を選べば間違いなしです!
さあ、これでもう準備は整いましたね…?あなたもクラシック音楽を聴いて、体と脳をリフレッシュさせましょう!