「美味しい米と旨い水があるところに旨い酒あり」と言われますが、美味しい日本酒が揃っている東北に、酒蔵巡りの旅に出かけてみませんか?
酒蔵は歴史的な建造物も多く、それだけで一見の価値あり、です。
酒蔵見学や試飲を行っている酒蔵もありますが、その場所でしか出会えないお酒も用意されていることもあります。
あなたが普段、愛飲している日本酒の酒蔵を訪ねてみれば、酒蔵会社の歴史や、作り手が込めている思いなどをつぶさに知ることが出来ます。
知れば愛着も増して、日本酒愛が高まるかもしれませんよ。
今回は東北の酒蔵巡りについてお伝えしたいと思います♪
目次
酒どころ、東北
国内有数の米どころ、酒どころでもある東北。白神山地、奥羽山脈、北上山系などから湧き出る良質な水にも恵まれています。
東北全体の酒蔵は数にして、240軒近くあります。
※令和元年11月1日現在
※令和元年11月1日現在
- 福島県 68軒
- 山形県 54軒
- 秋田県 40軒
- 宮城県 33軒
- 岩手県 24軒
- 青森県 20軒
東北酒蔵マップで酒蔵を知る
東北各県の酒蔵を網羅したマップで、まずは「行ってみたい酒蔵探し」は如何でしょうか?
地図上で場所を把握できるだけでなく、連絡先や酒蔵見学の有無までわかる優れものです。
【東北各県酒蔵マップ】
引用:国税庁「東北酒蔵マップ」
酒蔵見学は時期によって開催されていないこともあったり、現在は新型コロナウィルスの感染拡大防止の観点から、酒蔵見学を一時休止しているところもあります。伺う際には、前もってメールや電話などで確認してみてくださいね。
「御酒印帳」を持って酒蔵巡りを楽しむ
御朱印帳ならぬ「御酒印帳」をご存知ですか?
公認酒蔵を巡って、お酒のラベルをコレクションしていくそうなのですが、密かなブームになっているみたいですよ。
「御酒印帳」のラベルを貼る隣のページには、自由に書き込みができる仕様になっていて、「酒蔵巡りの思い出日記」的に書き溜めておけば、後から読み返してみても、その時の思い出が鮮明に蘇りそうですね。
数は少ないですが、現在、東北にも6つの公認酒蔵があります。
「御酒印帳」をきっかけに酒蔵巡りを始めるのも、ラベル収集の楽しみもあって、いいかもしれません♪
「御酒印帳」はオンラインショップか公認酒蔵で入手出来ます。
「御酒印帳」はこちら
【青森県】
八戸酒造株式会社
6月から1日6回の酒蔵見学を再開しているようです。内容は外観の見学、ビデオ上映、3種の試飲(有料)。受付人数は5名ですが、予約優先とのこと。
【山形県】
酒造資料館 東光の酒蔵
東北最大級の酒造資料館を見学することができます。歴史的建造物は一見の価値あり。映画やTVCMのロケでも使われたこともあるそうです。入館料あり。試飲コーナーもあります。
出羽桜酒造株式会社
酒蔵見学は事前に希望日時の連絡が必要ですが、現在は見学を中止しているようです。受付再開はHP上で通知とのこと。出羽桜美術館が近くにあり、季節によってイベントの開催もあります。
株式会社六歌仙
酒蔵見学は9:00~ですが要予約。事前に確認をお願いします。日本酒だけじゃなく、焼酎、ちょっと珍しいすいか、さくらんぼのリキュールなども扱っています。主力商品、季節商品の試飲もあります。
【岩手県】
株式会社南部美人
酒蔵見学は8:00~予約制ですが、事前に確認を。最近は、世界初のスーパーフローズンの生酒が誕生。日本酒で世界初のヴィーガン認証も取得。
【宮城県】
株式会社一ノ蔵
酒蔵見学は平日9:30~。入館料は無料。試飲もあります。現在は製造現場の案内は休止中。電話、メールでの事前予約による完全予約制です。車で3分の場所に松山酒ミュージアムもあります。
まとめ
今回は、東北の酒蔵巡りについてご紹介しました。
- 東北地方には240軒近くの酒蔵があり、各県にある酒蔵は「酒蔵マップ」で位置関係や連絡先、酒蔵見学の有無などの情報を確認することが出来ます。是非、マップを活用して各地にある酒蔵巡りを楽しんでみてください♪
- 「御酒印帳」に公認酒蔵のラベルを集める、という楽しみを持ちながら酒蔵を巡る方法もあります。東北では、6つの公認酒蔵があります。
- 青森県 八戸酒造
- 山形県 酒造資料館 東光の酒蔵、出羽桜酒造、六歌仙
- 岩手県 南部美人
- 宮城県 一ノ蔵
東北には、今回ご紹介しきれなかった酒蔵がまだまだあります。
美味しい日本酒の他にも、海の幸や山の幸が豊富な東北に、ぜひ足を運んでみてくださいね♪