あなたは、自分のやりたいことや取り組んでいることで悩んでいませんか?
「自分のやりたいことってなんだろう」
「自分は才能ないのかな」
そんな風に悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
今回はそんなあなたに、中田敦彦さん著の「天才の証明」を紹介したいと思います!
タイトル名 | 天才の証明 |
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著者 | 中田敦彦 |
出版社 | 日経BP社 |
目次
中田敦彦さんってどんな人?
中田敦彦さんをご存じですか?
テレビを見る方でしたら一度は見たことがあるのではないでしょうか。
中田さんは「芸人」です。相方の藤森慎吾さんとお笑いをしたり、クイズ番組等に出演したり、YouTuberとしても活躍をしています。
そんな中田さんは高校生の頃にお笑い芸人になりたいと思い、慶應義塾大学在学中に、相方の藤森慎吾さんと出会い、コンビを結成しました。その後、リズムネタ『武勇伝』が話題となり、テレビに引っ張りだこに。
その後もコンビでも活動を続け、2016年には『パーフェクトヒューマン』で再びブレイクします。リズムネタが進化した『パーフェクトヒューマン』を披露する姿はミュージシャンのようですが、本人曰く「楽しければどれも笑い」なのだそう。
自分たちなりのお笑いという点では、ずっとブレずに探求しているんだなあと感じます。
また、学ぶことをやめない中田さんのお話はどれも面白く、本もYouTubeもとても勉強になります。興味がある方は中田さんのYouTubeを見てみてください。
本の紹介や中田さん自身の考えはとても勉強になります。
「天才の証明」の魅力
「天才の証明」は内容が面白いのはもちろん、魅力は他にもあります。
まずは表紙です。表紙は中田さんの写真が使われていますが、全面ではなく中央に小さく配置されています。また、黒い背面に赤と白で題と名前が記されており、パンチの効いた表紙となっています。
一目見ると忘れられない表紙です。
そして中田さんの書く文章には難しい言葉は使われていません。その為、学生も含め色んな人に読みやすい文章となっています。
また、例え話や他の芸能人の話も出てくるので、読者も読んでいて想像がしやすいのではないでしょうか。
どんなことが書かれているの?
第1章 誰もが天才、まずは自分を分析せよ
この章で印象的なのは、章の始めに書かれている「才能はピンポイントで考えるべき」という話です。
中田さんは、どこかに属していて、そこが自分に合わないと感じている人には、環境や自分が従うルールを変えることを提案しているそうです。なぜならば、才能はピンポイントで見るべきだからです。
「ある場所で無能だった人が、ある場所では天才と呼ばれることがある」これにはとても納得しました。
もし自分が今の場所で勝てないと思うなら、勝てる場所を探せばいいんですよね。自分の中の”天才”である部分を発揮できる場所を諦めずに探し続ければ、いつか「これだ!!」って思うものに出会えるのではないでしょうか(^^)/
第2章 自分を変えるな、ルールを変えろ
この章にも、良いお話がたくさんありますが、紹介したいのは「実績を重ね自信につなげる」というお話です。
中田さんは高校生の時からお笑いをやりたいと思っていたそうです。しかし、その道を選ぶには、判断材料が足りなかったため、大学生のうちに結果を出さなくてはいけませんでした。
そこで様々なことに挑戦している内に相方である藤森さんと出会い、更に挑戦を重ねていったそうです。そして実績を積み重ねながら自信をつけていったそうです。今のオリエンタルラジオがあるのも、少しずつ積み上げてきた結果なんですね。
これって中田さんに限ったことではなく、仕事にしろ趣味や家事にしろ、経験をしていくうちに不安をあまり感じなくても取り組めるようになっていきますよね。
やはり経験はとても大事な財産ですよね。
第3章 空気は読まず、時代をつかめ
最後に第3章では「自分のポジションはどこか見極める」というお話です。
芸人さんって、テレビ番組とか見ていると、ボケとツッコミに分かれていますよね。また、司会者は、進行するのが役割です。
それと同じように、私たちの職場や家族、趣味での人間関係の中でも、それぞれの立場、役割があります。自分の立場や自分には何が求められているのかを考え行動することで、自分の役割を見つけることができるんだと思います。
しかし、その自分の立ち位置はずっと同じわけではありません。時代によって、または環境が変わることで求められることも変化します。それなのに、変わらない風習や文化、仕事内容や考え方がたくさんあります。
文化や行事で昔からの風習を大切にすることは大事だと思います。しかし、変化した方がスムーズにいくものや現代に合っていないことを、現代に合わせて変化させることもまた大切な能力の一つだと思います。
そういった変化をするとき、他の人から反発されることもあります。日本人は変化を嫌う人も多いので、それは仕方ないことだと思います。ですが、そこで変化をしていくことが、自分を成長させることに繋がるんだと思います。
まとめ
- 中田さんは考え実験を繰り返すことで、実績と自信を培ってきました。
- また、中田さんの説明はとてもわかりやすく勉強になります。文章も読みやすいよう配慮されているので、学生や社会人色んな人に読んでもらえると思います。
- そしてこの本には、中田さんが考える「それぞれが天才でいられるポジションを探す方法」が記されています。
みなさんも「天才の証明」を読んで、自分の中の”天才”を発揮できる場所を探してみませんか?