CMで流れている曲って、無意識に聞き流しているからこそふとした時に脳裏に蘇りますよね。だんだん頭から離れなくなって「曲名なんだっけ?」「誰の曲だっけ?」と、気になってググってみたり笑
「小説を音楽にするユニット」という独特なスタイルでシーンに登場したYOASOBI。
その最新曲「群青」はブルボン「アルフォートミニチョコレート」のCM曲に起用されています。
テレビから聞こえてきたそのメロディに、なんとなく引っ掛かりを感じているあなた。
この機にYOASOBIの世界を知ってみませんか?
他にないスタイルを持つ彼らの魅力にハマること間違いなしです!
目次
YOASOBIって、何者?
YOASOBIはコンポーザーのAyase、ボーカルのikuraからなる二人組のユニットです。
第一弾楽曲の「夜に駆ける」が公開されたのが2019年11月ですから、まだ若いユニットですね。
ユニットの成り立ち
コンポーザーのAyaseが、小説投稿サイトmonogatary.comのスタッフから「小説を音楽にするユニット」をやりたいと持ちかけられたことがきっかけです。そこからボーカリストや楽曲の方向性をチームで話し合ううちに、Instagramで弾き語りの動画を発見したikuraに声をかけ現在に至ります。
小説投稿サイトやInstagramがユニット結成のきっかけになるというのは、SNSが発達した現代ならではですよね。
私もバンドをやっていた経験がありますが、メンバー探しには本当に泣きました笑
Ayaseとikura
- Ayase
1994月4月4日生まれ。
元々ボカロPとしてVOCALOID楽曲を投稿しており、2019年4月に発表した「ラストリゾート」はYouTube再生回数600万回を突破しています。ボカロ楽曲を自身で歌うセルフカバーにも定評がある他、YOASOBIに加え様々なアーティストへの楽曲提供も行うなど、幅広い領域で活躍しています。 - ikura
2000年9月25日生まれ。
シンガーソングライター「幾田りら」としても活動しており、2019年11月にはセカンドミニアルバム「jukebox」を発売しました。収録曲の「ロマンスの約束」はYouTube再生回数100万回を突破し、アコースティックセッションユニット「ぷらそにか」にも所属しています。
破竹の勢い
そうして結成されたYOASOBI。
第一弾楽曲の「夜に駆ける」はBillboard Japan Hot100やオリコン週間合算シングルランキングで数週間にわたって1位を獲得し、ストリーミング再生回数は2億回を突破ということから、注目度の高さを感じます。
第二弾楽曲「あの夢をなぞって」は原作小説がコミカライズ、第三弾楽曲「ハルジオン」は飲料や映像作品とのコラボレーションを果たします。
2020年7月には第四弾楽曲「たぶん」、9月に「群青」をリリース。
原作小説の書籍化や映像化も発表し、さらに展開の幅を広げています。
群青という楽曲
「小説を音楽に変える」というスタイルのYOASOBIですが、新曲「群青」の題材となったのは小説ではなく漫画でした。マンガ大賞2020で大賞を受賞した青春漫画「ブルーピリオド」にインスパイアされたという今作には、未熟で青臭い感情をリアルに切り取った歌詞が綴られています。
「手を伸ばせば伸ばすほど、遠くへゆく」
若い頃は無知だし純粋だから、自分の夢を盲信出来たりしますよね。「きっとうまくいく」というなんの根拠もない気持ちだけに背中を押されて、夢への道を歩き始める人もいるでしょう。実は私もそのうちの一人です笑
しかし、現実はそんなに甘くないです。うまくいかない日々が続くと、自分が途方もないものに手を伸ばしてしまっているような気持ちになります。
「手を伸ばせば伸ばすほど、遠くへゆく」という歌詞は、きっと挫折を経験した人間だからこそ書けるリアルな歌詞でしょう。
「好きなものを好きだと言う、怖くて仕方ないけど」
「好き」と言う言葉を発するのに抵抗を感じる人は少なくないですよね。
隠してしまいがちなその気持ちに、YOASOBIは語りかけます。
「知らず知らず隠してた、本当の声を響かせてよ、ほら」
「好き」を隠してしまうのは、それが本当の自分だからかもしれませんね。それを否定されたり、茶化されるのってめちゃくちゃ怖いですからね笑
まとめ
「小説を音楽に変える」というスタイルで音楽活動を行うYOASOBI。メディアの壁を飛び越えて、様々なアーティストとコラボレーションしていく姿を見ると、暗くなりがちな今の世の中でも、楽しむということの清々しさを感じます。
新曲「群青」は、若く、青臭い気持ちのリアルさ、痛さや美しさを思い出させてくれる良曲なので、CMで聞いてなんとなく「良いな」と思っているあなた!
この機会にぜひ、フルで聞いてみることをお勧めします!