マスクによる肌トラブルの原因は?肌に合う正しい対処法を実践しよう

コロナ禍での生活になりもうすぐ１年。
夏はマスクが暑く抵抗がありましたが、冬になると防寒対策としても役に立ち一石二鳥ですよね。

私自身「マスク着用」が義務付けられた当初、頬の乾燥が気になりマスクをすることに対して息苦しさやストレスを感じていました。

現在はマスクをつけることが当たり前で当初よりも感覚が麻痺し、マスクをすることに対しても何も感じなくなってしまいました。しかし、マスクをしている間も肌は常に刺激を受けていることに変わりはありません。

今回は、マスクで起こる肌トラブルの原因や対処法について紹介します。正しい知識を取り入れて、これからのマスク生活にぜひ役立ててみてくださいね。

マスクの肌トラブルの原因

マスクを1日に何時間もすることが当たり前となり、新たな肌トラブルを抱える方が増加しています。マスクの肌トラブルの原因はマスクによる肌の蒸れ、摩擦、乾燥の３つです。

マスクによる肌トラブルの原因を正しく理解することで、肌トラブルを正しく対処できます。

マスクによる蒸れ

1つ目のマスクによる肌トラブルの原因は肌の蒸れ。
暑さの厳しい夏は特にマスクによる蒸れに悩んだ方も多いと思います。
私も暑い日のマスクは息もしづらく、外出時はとてもキツかった記憶があります。

マスクを長時間つけるとマスクの中の湿度や温度が高くなり、汗や皮脂の分泌が活発になると雑菌が繁殖しやすい肌環境に。
その結果、ニキビの元であるアクネ菌が繁殖する原因となります。

マスクによる摩擦

2つ目のマスクによる肌トラブルの原因は、マスクの摩擦によるもの。
頻繁にマスクをつけ外したり、肌に合わないマスクを長時間着用することで摩擦が起こります。また、摩擦による肌トラブルが起きた状態をそのまま放置すると肌がかぶれたり新たな肌トラブルを引き起こす可能性も出てきます。

マスクのつけ外しをおこなうことは避けては通れませんし、自分の肌に合うものや刺激の少ないマスクを使用できない場合もあります。そのため、摩擦の原因をすぐに対処することは、なかなか難しいと考えます。

マスクによる乾燥

3つ目は、マスクによる肌の乾燥です。マスクをしている際は湿度で保湿が行き渡りますが、マスクを外す行為により肌の水分が外へと出ていく際、一瞬にして肌は乾燥した状態に。

この「過乾燥」と「高湿」の状態が頻繁に繰り返される状態は肌にとって負担が大きく肌トラブルの元となります。

また、マスクのつけ外しをすることで肌の温度や湿度の調節を頻繁にしないといけないため、肌表面の水分バランスの維持が難しくなることもマスクによる肌の乾燥の原因です。

マスクを長時間着用すると肌表面の湿度が上がり蒸れた状態が続きます。しかし、マスクを外すと乾燥してしまう。この繰り返しで肌は乾燥した状態になります。

肌は刺激に大変弱く一定の環境を保たないとすぐに肌トラブルを引き起こしてしまうことが分かります。

マスクの肌トラブル対処法３箇条

マスクによる肌トラブルの具体的な対処法を３つピックアップしました。

こまめに汗を拭き、無駄な皮脂を無くす
肌表面に皮脂が残ったままだと雑菌が繁殖し肌トラブルの原因に繋がります。ウエットティッシュで丁寧に拭き取りましょう。また、再度マスクを着用する前に簡単な保湿ケアをおこなうことで乾燥を防ぐことができます。
自分の肌に合うマスクを着用する
刺激を減らすために、自分の肌に合う刺激の少ないマスクの着用を心がけましょう。マスクの素材を変えるだけで肌トラブルが減る場合も多いです。布ガーゼやシルクのマスクなどは低刺激で肌触りも良いです。お気に入りのマスクを見つけると楽しくケアもできます。
ワセリンなどを使用して保湿ケアを重点的におこなう
ワセリンを塗ることで、肌の保護膜を回復することができます。特にマスクが頻繁に触れる頬やあご、耳の後ろは赤くなりやすいです。マスクと接触が多い箇所は丁寧にワセリンを使い保湿しましょう。

スキンケアは肌に負担をかけないように意識する

日頃のスキンケアでもマスクによる肌の蒸れ、摩擦、乾燥などの予防が可能です。毎日おこなう洗顔と保湿に重点を置き気を付けるポイントを紹介します。

洗顔のポイント

とにかく肌に負担をかけないことを意識しましょう。刺激や皮脂を多くとらない低刺激の洗顔がオススメです。洗顔は洗浄力が強く肌に刺激を与えます。泡立ちが良いものは洗顔をしっかりできているようで満足感はありますが、泡立ちが良い洗顔=洗浄力が強い洗顔　ということになるためその分肌への負担も大きいです。

一見泡立ちが悪く汚れが落ちるか不安な洗顔でも、正しい洗顔方法をおこなえばしっかりと泡立ち、汚れを落とします。
また、肌に刺激を減らすためにも洗顔では時短を意識し、ぬるま湯で不要な皮脂や汚れだけ落とせるように意識しましょう。

保湿のポイント

マスクで乾燥を感じやすくなっているため保湿が大切になります。

また、大人ニキビができた際も、ニキビの部分にも化粧水と保湿を使用しましょう。
大人ニキビは10代の頃にできる思春期ニキビとは違い、肌のターンオーバーが滞り古い角質が肌の上にたまることが原因で起こります。大人ニキビは皮脂の量が適正でも出来てしまうため、通常通り保湿はしっかりとおこなって問題ありません。

マスクで特に乾燥しやすい頬などには「保湿する量を増やす」など場所によって調整することもポイントです。