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おうち時間におすすめ!切なくて胸をしめつけられる恋愛映画3選!

自粛生活で新しい出会いや刺激も少なく、そろそろ退屈してきていませんか?おうち時間に疑似恋愛気分でキュンキュンしながら恋愛映画を楽しんでみるのはいかがでしょうか。

わたし自身、大の映画ファンなので3作品に絞るのは結構悩んでしまったけど、恋愛のいい部分も悪い部分もギュッと詰まったコレだ!っていう作品を3つ選んでみました。

幸せいっぱいな気分になれる恋愛映画もステキです。だけど今回選んだ3作品のような、ちょっぴりほろ苦くてせつないお話にこそ恋愛の醍醐味を感じる人も多いはず。見終わった後には情熱的な恋がしたくなっちゃうかも!

目次

あなたの名前を呼べたなら

  出典 映画.com

昨年の年末に映画館で観て心を鷲掴みにされた作品。私の中での好きな恋愛映画ランキング上位に軽~く食い込んできました。

監督はロヘナ・ゲラでこれが初長編作品ですが、それがまったく感じられないクオリティーの高い作品。監督自身が幼少期を共に過ごした住み込みのメイドが人間以下の扱いをされていた悲しい記憶から生まれたというこの物語。御曹司のアシュヴィンとそのメイドの未亡人ラトナ、身分違いの恋を育む2人のせつないラブストーリーに涙腺崩壊でした。

インド映画といえば陽気に歌って踊るイメージだけど、この作品はそんなボリウッド的なシーンはほぼないです。そして、これまたインド映画あるあるの”女優さんは美人が多いのに、かっこいい俳優さんがいない問題”(わたしが勝手に言ってるだけ)もクリアされてました。(笑)最初はそんなに思わなかったけど旦那さんがどんどんかっこよく見えてきてとっても素敵でした。

まだまだ厳しい身分制度や男尊女卑の価値観が根強く残っているインド社会。インドの慣習では、未亡人は再婚なんてできないし、たとえ実の妹の結婚式でも新婦の前に姿を見せることもできない。サリーの色は制限されるし、アクセサリーですらも不謹慎だと非難を浴びる。日本の感覚ではありえないびっくりな事が決して誇張ではなく日常として淡々と描かれていて、カルチャーショックも大きかったです。

わたしも昔、英会話を勉強してる中で知り合ったインド人男性に「離婚してる身なのに新しく彼氏がいるなんてあなたを軽蔑する!」って言われて腹が立った事があったのを思い出しました。それがインドで住む彼らの常識で、その中で生きなければならないインド人女性達を思うとなんだか悲しい気持ちにもなりました。

そんなインドだからこそありえちゃう独特なシチュエーションではあるんだけど、置かれた状況が切なすぎて、そしてあの名シーンにはドキドキ・・・!いつも誇りを持って真っ直ぐに生きる主人公に共感必死です。

セレステ∞ジェシー

 

  出典 映画.com

これはオトナ女子には刺さりまくる内容!キュートで笑えるコメディタッチなのにしっかりと核心を突いてくるんです。主演のラシダ・ジョーンズが自身の体験をもとに脚本も書いていて、その等身大な物語が多くの女子のハートをグッと掴んで最初は全米でたった4館だけの公開だったのに、なんと586館に拡大公開!

学生時代から付き合って結婚したセレステとジェシー。ずっと親友のようないい関係で居続けるために30歳を機に離婚を決意して、それからも周りが呆れるほどの親友関係を満喫していて・・っていう傍から見るとちょと不思議な二人の関係から物語は進んでいくんだけど、よくある親友からの恋愛に発展するパターンの逆をいってる構成の脚本が上手い。

向上心のない彼に、将来のことを考えると好きだけど親友としている方がいいのかもって思うセレステの気持ちはよくわかるし、セレステに感情移入しながら観てたので、一緒に揺さぶられまくりでした。セレステと自分を重ねて、これを観て何かしら気づきのある女性は私も含め現代社会にはめっちゃ多いと思います。

いろんな価値観のある中で自分にとって一番大切なものが何であるか見つめなおす機会にもなりました。

君の名前で僕を呼んで

  出典 映画.com

美しくってため息がでちゃうような作品。初恋の甘酸っぱさにヒリヒリしちゃいます。”Call me by your name”だなんてなんて甘美な響きなんでしょう。北イタリアの避暑地を舞台に惹かれあう二人にドキドキしっぱなしでした。一生忘れないだろうと思えるくらい情熱的でかけがえのない一夏。余韻が凄すぎるラストシーンには誰もが痺れること間違いなしです。

いわずと知れた超美形のアーミー・ハマーと、この作品が映画初主演でこれまた綺麗なお顔で演技力も高く、瞬く間に映画界でも引っ張りだこの大人気となったティモシー・シャラメ。この二人のLGBT作品だなんてそれだけでも楽しみすぎて公開を待ちわびてたのは私だけではなかったはず。そして2017年の大ヒットから続編制作が決定して前作に引き続き主演ティモシー・シャラメとアーミー・ハマーの続投も決定されたそうで嬉しすぎます!

まとめ

映画の魅力はたくさんあるけど、作品に込められた人々の想いや気づきに触れることができる事もその一つ。いろんな価値観に触れることで、現実社会でも多様性を認められるようになったりと、思いやりを育める最強のツールでもあるかなって思います。

今回選んだ3作品はそんな感性を磨くのにもぴったり!切ない恋愛にキュンキュンしながらおうち時間を有意義な時間にしてみませんか?