音楽

クラシック音楽を聴いてリラックス!気になるその効果は3つ!

「最近じめじめしているし、なんだか心も晴れないな…。」

「疲れがなかなかとれないんだよね~」

そんな風に思っているあなた、クラシック音楽を聴いてみませんか?

かねてよりクラシック音楽を聴くとリラックスできるという意見は多くありましたが、近年になって科学的にもその効果が証明されてきました。

ソファでゆっくりくつろいで音楽を聴いているだけでリフレッシュできるなんて最高ですよね!

気になるその効果を確認してみましょう!

 

目次

クラシック音楽を聴くと3つの効果が!

クラシック音楽を聴くとなぜリラックスができるのでしょうか?気になりますよね。

様々な効果が科学的に証明されていますが、この記事では3つの効果を取りあげたいと思います!

左脳を休めることができる

人間の脳は右脳、左脳の2種類に分かれることはご存じですよね?

右脳は身体感覚や芸術活動に関係し、左脳は論理的思考や言語能力に関係するといわれています。

普段日常生活を行う上では、圧倒的に左脳の方を活用しています。スマホやパソコンでたくさんの情報を目にするようになった現在では、左脳にかかる負担はかなりのものだと考えられます。

そんな時に音楽を聴くと、左脳の活動を休めることができます。音楽は右脳で享受するものだからです。

ただし、歌詞がついている音楽だとその意味を理解するために左脳が機能してしまうようです。クラシック音楽なら歌詞がないものが多いのでおすすめです!

α派でリラックス

都会を離れて自然の中に身を置いたとき、とてもリラックスした経験はありませんか?

小川の流れの音、小鳥のさえずり、木々の葉が風にそよぐ音…。想像しただけで癒されてきませんか…?

自然の音には「1/fゆらぎ」という要素が含まれています。そしてなんと、クラシック音楽にもこの「1/fゆらぎ」が多く含まれているのです!

「1/fゆらぎ」が含まれている音を聞くと、α波と呼ばれる脳波が発生します。α波がでるとリラックスできるという話は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?

α波が発生する状態では脳はリラックスした状態となっています。そして脳内麻薬とも呼ばれる物質が分泌され、幸せを感じられるのです!

ちなみにα波を誘発する「1/fゆらぎ」は、モーツァルトの曲に特に多く含まれているようです。

安眠効果も!

クラシック音楽は安眠効果があることも最近の研究で明らかになってきました。

アップテンポの音楽を聴いた場合と比べると、ゆったりとしたクラシック音楽を聴いた際には副交感神経が強く作用することが分かりました。

副交感神経が働くとリラックスした状態となり、安眠を促してくれます。

「最近なんだか寝付き悪いんだよね…。」

そう思っているなら、寝る前にホットミルクを飲みながらクラシックを聴いてみてはいかがですか?

 

リラックスにおすすめのクラシック音楽3選!

ここまで記事を読んで頂けたなら、クラシック音楽を聴くとリラックスできる理由が分かったと思います。

でも、いざクラシック音楽を聴こうとなると、何を聴いたらいいのか分からないですよね…。クラシック音楽はとても多くの曲があり、初めて聴くという方には敷居が高く感じられてしまうかもしれません。

でも大丈夫!リラックスするのにおすすめなクラシック音楽を3曲紹介したいと思います!

M. ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ

曲のタイトルだけ聞くと悲しそうな曲をイメージしてしまうかもしれませんがそうではありません。タイトルは「昔、スペインの宮廷で小さな王女が踊ったようなパヴァーヌ」を意味しています。

パヴァーヌは16~17世紀にかけてヨーロッパの宮廷で踊られていた舞踏の種類で、ゆったりとした心地良いテンポで演奏されます。

あまりの心地よさに癒され思わずうとうと…。なんてことにもなるかもしれません(笑)

寝る前に聴くのもいいかもしれません。

J.S. バッハ:主よ、人の望みの喜びよ

この曲はどこかで耳にしたことがあるという方も多いと思います。「音楽の父」とも呼ばれるバッハが紡ぎだした美しい調べがとても気持ちいいです。

あまり知られていないことですが、この曲は10曲からなる教会カンタータ「心と口と行いと生活で」の中の最後のコラールにあたります。

ヨーロッパの壮大な教会の中で聴いているのを想像すると、心が洗われるようですよ!

C. サン=サーンス:「動物の謝肉祭」より白鳥

「動物の謝肉祭」は全部で14曲で構成されており、ひとつひとつに「亀」、「象」、「カンガルー」など動物の名前がつけられています。

どれもとても聴きやす曲で、動物をイメージしながら聴くことができるのでクラシックを初めて聴く方にもおすすめの作品です。

今回はリラックスできる曲ということで、その中の「白鳥」を紹介したいと思います。

「白鳥」のメロディーはチェロにより奏でられます。チェロの音は人間の声の音域に一番近い楽器とも言われており、心にすっと入り込んできます。

湖の上を優雅に泳ぐ白鳥をイメージしながら音楽を聴くと、リラックスできること間違いなしです!

 

まとめ

今回はクラシック音楽の持つリラックス効果とおすすめの曲を紹介しました!

もう一度まとめますので確認してみて下さい。

3つのリラックス効果

  • 左脳を休めることができる
  • α波でリラックス
  • 安眠効果

3つのおすすめ曲

  • M. ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
  • J.S. バッハ:主よ、人の望みの喜びよ
  • C. サン=サーンス:「動物の謝肉祭」より白鳥

さあ、クラシック音楽を聴いて日々の疲れを癒しましょう!