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フランクフルトのドイツ料理ならこれがおすすめ!withビール

ドイツ料理と聞いて思いつくものはありますか?
本場のドイツ料理とはどんなものなのでしょうか。
今回は、ドイツで最も名の知れた大都市、フランクフルトで食べられるおすすめのドイツ料理をご紹介したいと思います。

目次

これって本当にドイツ料理?

ここで、本場のドイツ料理のおすすめを紹介する前に、名前に引っ張られてドイツ料理として認識されているものについてご紹介したいと思います。

ジャーマンポテト

よく「ジャーマンポテト」はドイツ料理だと言われていますよね。
実は、「ジャーマンポテト」という料理は存在しないんです。
これは日本人が作った和製語であり、ドイツをイメージして作られた料理です。

フランクフルト

お祭りの屋台やコンビニのホットスナックでよく見かけますよね。
これはドイツ料理なのですが、ドイツでは「フランクフルト」という名前ではありません。

もちろんソーセージはドイツでも有名な郷土料理ではありますが、もともとは「フランクフルターソーセージ(フランクフルトのソーセージ)」という呼び名で、ドイツの都市、フランクフルトのご当地ソーセージという意味でした。
それを日本では短く「フランクフルト」としているため、結果的に都市名と同じになってしまったという冗談のような本当の話です。

本場のドイツ料理を楽しむならこれ!

ヴルスト、カリーヴルスト

ドイツと言えばソーセージですよね!!!
一口にソーセージと言っても本当にいろいろな種類のものがあります。
レストランにみんなで食事をしに行くと、ソーセージの盛り合わせを頼んでみんなでシェアすることが多いです。
オーソドックスないわゆるソーセージ、ハーブが練りこまれたもの、さらには白いソーセージというものもあり、これは皮を剥いて中身の部分を食べるという少し珍しいソーセージです。

また、ドイツ全土至るところで見かけるのが「カリーヴルスト」。
カレーパウダーがかかっているソーセージで、ドイツの伝統料理と言っても過言ではないですし、長年続いている有名な店舗もあるほど、観光客にはもちろん、現地のドイツ人たちにも根強い人気を誇っています。
ドイツ国内でも地域やお店によって少しずつ味が違ったりするので、食べ比べしてみるのも楽しいと思います。

シュニッツェル

薄く伸ばした豚肉を揚げたカツレツ。日本のとんかつに似た料理です。
どこのレストランにも必ずと言っていいほどあるメニューで、老若男女問わず人気のドイツ料理。
もともとは、オーストリアの料理ですが、ドイツでも王道のビールにぴったりな料理です。
フランクフルトならではのクリームとハーブ類で作られているグリューネソースをつけて食べるとこれまた絶品!
付け合わせには、ジャガイモが一緒に盛り付けられており、お店によって、マッシュポテトだったり、揚げ焼きされたポテトなど様々です。
日本人観光客には大人気のドイツ料理なので、ぜひ一度お試しあれ!

フランクフルトで一番おいしいと言われているのは「レーマー・ピルス・ブリューネン」のシュニッツェル。
ハンタースタイル」というきのこのクリームソースをサクサクのシュニッツェルと一緒に食べると絶品です!

リップヒェン

塩漬けにした豚のあばら肉を焼いたもの。
付け合わせにポテトやザワークラウト(キャベツの漬物)が盛り付けられており、マスタードなどを付けて食べます。ボリュームたっぷりの豪快料理です。

リップヒェンがおすすめのお店は「アッチェル」。
ドイツの口コミサイトでも常に人気ランキング上位に位置するドイツ郷土料理のレストランです。
リップヒェンは肉のかたまりなので、普通に食べていると飽きてしまうのですが、アッチェルではジューシーな仕上がりになっているので食べ続けても飽きがこないと言われています。

どんな料理にもビールが欠かせない!


そしてなんと言ってもドイツに行って絶対に外せないのが、ビールですよね!!!
ドイツ=ビール」というイメージは誰もが持っていると思います。
まさにその通りで、ドイツでは、日本のレストランでいう「お水」感覚でビールを飲みます。
そして、一口にビールと言っても様々な種類、フレーバーのビールがあるので、自分な好きなものを飲むのもよし、また料理のマリアージュを考えてビールを選ぶのもよし!
食事と一緒にどのビールを合わせて飲むかを考えるのも、ドイツで食事を楽しむコツです!

ドイツ料理に合うおすすめのドイツビールをご紹介!

  • ヴァイスビール(白ビール)
    泡立ちがよく、軽い口当たりで飲みやすいのが特徴。フルーティなのでビールが苦手なかたでも初めて飲むならヴァイスビールがおすすめです。
    ぬるめの10~13度程度の温度で飲むと、美味しさがさらに引き立ちます。
  • シュヴァルツビール(黒ビール)
    通常の焙煎作業も工程が長く、高温で行っているため色が黒い。
    香ばしさや苦み、重み、くせのある味わいが特徴のビールなので、濃厚で重いビールが好きなかたにおすすめです。

様々なビールを試すなら、ドイツ最大のビールの祭典「オクトーバーフェスト」に行ってみてください。
日本でもだいたい9月ごろに各地で開催されているので、ぜひ足を運んで、ドイツ料理とドイツビールを堪能してみてはいかがでしょうか。

ちなみにこれは余談ですが、日本でビールと言えば、「キンキンに冷やした状態」で飲むのがおいしいとされ、一般的ですよね。
実は本場ドイツではほとんどは冷えた状態で出てくることはありません。
ぬるいビールをみんなで楽しく飲むのがドイツ流なのです。

まとめ

  • 日本でドイツ料理だと思われていたものは日本人が作り出したものだった。
  • ドイツでもやっぱり肉料理が主流。フランクフルト流の食べ方で気持ちもお腹も大満足!
  • ドイツ料理にはビールが欠かせない!食事に合うおすすめビールをご紹介!

地域によって様々な代表的料理が存在するのは、日本と同じですね。
また同じ料理でも、味付けや付け合わせでも地域色が出るので、楽しみ方が何倍にも広がります。
ぜひ、フランクフルトに遊びに行った時には食べてみてくださいね!