初めて犬を飼う方にとって心配事としてダントツに多いのがトイレのしつけについてです。トイレに限らずしつけは子供の頃にしっかりと行うことによって、大人になってから人間も犬もお互いが生活しやすくなります。
そのため、しつけは子供の頃から徹底してやってあげるのが飼い主としての役目でもあります。今回は、ケージを上手く使ってできるしつけについてご紹介します!
目次
飼い主の接し方で犬は変わる
まず、前提として飼い主の接し方で犬が変わるということです。
「飼い主によく似ている」
という言葉があるように、犬は、飼い主の行動を常に伺っています。
そのため、かわいいからと言って吠えるたびに抱き抱えたりエサをあげたりすることで、犬は
吠える = エサがもらえる(楽しいことが起こる)
というように学習します。犬ってとっても頭が良いんです。
ですから、甘やかしたら甘やかした分だけワガママな犬になってしまいます。
その甘さが時には、近所の方にとって鳴き声が騒音に感じたり
散歩中に見知らぬ人を噛んでしまったりなど
トラブルの原因にもなってしまいます…。
ですので、心を鬼にしてしつけをしっかりとしたいものです。
その先には必ず人間も犬も幸せな未来が待っています!
犬は飼い主の行動を常に伺っている。可愛いからと言って甘やかし過ぎない。
トイレのしつけ
トイレのしつけを行うにあたって大切なことがあります。
それは、成功体験だけを積み重ねるということです。
犬は人間の言葉が分かりません。
ですので、言葉で教えようとしてもまず理解は難しいでしょう。
ですのでトイレのしつけを行う時は必ず
成功した ➡ 褒める
この繰り返しを積み重ねましょう。
何度も繰り返し行うことによって犬も
「こうしたら飼い主さんが褒めてくれる」
ということを学習します。
ですので、成功体験を積み重ねること意識しましょう。
ケージとクレートを使ってトイレを教える
ケージとは、室内で犬を飼うための犬小屋です。
ほとんど場合が柵でおおわれており、屋根があるタイプもあればないタイプもあり、様々です。
クレートとは、お出かけをする際に犬を入れて移動する時などに使う、手持ちの犬小屋のようなものです。子犬の時は動物病院などにクレートに入れて連れて行く場合も少なくありません。大きいものから小さいものまで多くの種類があります。
今回は、これらの二つを使ってトイレのしつけを行う方法をご紹介いたします。
子犬である1~5か月までの犬のトイレを我慢できる時間は
月齢 + 1時間
例えば、一か月の子は2時間おきにトイレの時間になります。
【①トイレの時間になったらトイレに誘導する】
犬の月齢からトイレの時間を予測し、時間になったらリードを着けて
トイレに連れて行ってあげましょう。
トイレはケージ内一面にトイレシートを敷き詰めて、絶対に失敗しないようにしてあげましょう。その際に、「ワン・ツー・ワン・ツー」などの掛け声などをしてあげると、その掛け声でトイレをしてくれるようになります!
【②しっかりと褒める】
トイレを無事に成功することが出来たら、「グッド!」などと言って撫でてあげた後にドッグフードなどのご褒美をあげてあげましょう。
(ご褒美のあげ過ぎは逆効果です。一粒程度にしてください)
それを繰り返すことによって犬は
トイレでオシッコをしっかりとするようになってくれます。
【③遊ぶ】
しっかりと褒めた後は、犬を遊ばせてあげましょう。子犬の頃はしっかりと睡眠時間も確保しなければいけません。適度に時間を決めて遊ばせてあげてください。
そして、トイレの時間になったらまた【①】に戻ってトイレをさせてあげてください。
この繰り返しでトイレの場所を覚えさせましょう。
- 月齢+1時間 が子犬のトイレをする時間
- トイレの時は「ワン・ツー・ワン・ツー」などの掛け声などをしてあげる
- 成功出来たら「グッド!」などと言ってご褒美をあげる
- 成功体験だけを積み重ねる、失敗しても怒らない
まとめ
犬のしつけはトイレに限らず、根気が必要です。子育てと一緒で、必ず最初は失敗します。そこで怒ってしつけるのはあまり良くありません。
大事なのは成功体験だけを積み重ねることです。
成功できた時にしっかりと褒めてあげることで犬は学習し
「こうすれば飼い主さんが喜んでくれる!」
といった具合に、動作を覚えていきます。
怒ってしまうと、飼い主のことが怖くてトイレをしなくなってしまったり、飼い主が居ない所でトイレをして隠そうとします。
それはそれで飼い主である人間もストレスが溜まってしまいますよね…?
ですので、成功体験のみ積み重ねる事を意識しましょう。
これは、しつけに共通して言えることです!
- 飼い主の接し方で犬が変わる
- 成功体験のみ積み重ねる事を意識
- 月齢+1時間 が子犬のトイレをする時間
- トイレの時は掛け声などをしてあげる
- 成功出来たらご褒美をあげる
- 失敗しても怒らない