クラシック音楽には「森」や「海」といった風景や、自然現象などをテーマにした作品がたくさんあります。クラシック音楽は初心者の方にはなかなかとっつきにくく思うかもしれません。しかしながらテーマのある作品は、そのイメージを頭の中に思い描きながら聴くことができるので、初めての方でも聴きやすいです!
色々な風景を想像しながら音楽を聴くことは、とても楽しいですよ!
今回はそんなテーマを持つクラシック作品のなかでも特に魅力的なものを、テーマ別に分けて紹介したいと思います!
目次
「森」をテーマにしたクラシック音楽
まずは「森」をテーマにした作品です。「森」をテーマにした作品は多くのものがありますが、聴いていてリラックスできるものが多いです。
自然あふれる森の中で、森林浴を楽しんでいるかのような気分を味わえる作品ばかり!普段仕事などに追われているとなかなか自然の中でリラックスすることはできませんよね…。そんな時には是非「森」をテーマにした作品を聴いてみて下さい!
「森」をテーマにしたおすすめ曲
- ヨハン・シュトラウス2世:ウィーンの森の物語
- シューマン:森の憧憬 Op.82
- フランツ・ドップラー:森の小鳥
- チャイコフスキー:バレエ音楽『眠れる森の美女』組曲
「海」をテーマにしたクラシック音楽
次に紹介するのは「海」をテーマにしたクラシック音楽です。透き通った水の輝きや波のうねり、そして大海原の広大さが音楽に現れています。特にドビュッシーが作曲した「海」はとても有名で、様々な表情を見せる海が見事に描写されています!
その他の作品でも、また一味違った「海」の魅力を味わえるので、その違いを是非楽しんでみて下さい!
「海」をテーマにしたおすすめ曲
- サン=サーンス:「動物の謝肉祭」より 水族館
- ヴォーン・ウィリアムズ:「海の交響曲」
- ドビュッシー:「海」管弦楽のための3つの交響的素描
「雨」をテーマにしたクラシック音楽
クラシック音楽の中には「雨」をテーマにしたものもあります。梅雨の季節など、雨の日が続くと外出も億劫になってしまいますよね…。そんな時に「雨」をテーマにした作品を聴いて、雨を楽しんでみてはいかがでしょうか?
雨を描写した音楽を聴きながら窓の外の景色を眺めれば、憂鬱な雨もいつもと違った表情を見せるかもしれませんよ…?
「雨」をテーマにしたおすすめ曲
- ショパン:雨だれ
- ドビュッシー:雨の庭
- 武満徹:雨の樹
「動物」をテーマにしたクラシック音楽
「動物」をテーマにした作品はクラシック音楽初心者に特におすすめです!音楽を聴いていると動物の姿が頭の中に浮かび、聴いていると楽しい気持ちになってきます!
なかでもおすすめなのが、サン=サーンスの作曲した「動物の謝肉祭」とプロコフィエフの「ピーターと狼」です。どちらもクラシック音楽初心者でも楽しめる作品となっています。特に、「ピーターと狼」は物語を説明するナレーションも入るので、絵本を読んでいるかのような気持ちで音楽を楽しむことができます。
「動物」をテーマにしたおすすめ曲
- サン=サーンス:動物の謝肉祭
- プロコフィエフ:ピーターと狼
「宇宙」をテーマにしたクラシック音楽
最後に紹介するのは最も壮大なテーマのクラシック音楽です!それはずばり「宇宙」。宇宙がテーマだなんて、なんだかロマンに溢れていますよね…!特に有名な作品はホルストの作曲した「惑星」です。平原綾香さんが歌う「ジュピター」の元となっている作品でもあります!
そしてもう一曲、打楽器だけで演奏するヤニス・クセナキスの「プレイアデス」もおすすめです。壮大な銀河に音の星が散らばっている様子が見事に表現されています!
「宇宙」をテーマにしたおすすめ曲
- グスターヴ・ホルスト:組曲『惑星』
- ヤニス・クセナキス:『プレイアデス』
まとめ
今回はおすすめのクラシック音楽の作品をテーマ別に紹介しました!紹介したテーマは以下の5つです。
- 森…大自然でリラックス
- 海…海の様々な表情を楽しめる
- 雨…憂鬱な雨の日も楽しく
- 動物…初心者にもおすすめ!
- 宇宙…壮大でたっぷり
どのテーマの作品も魅力あふれるものばかりです!是非一度聴いてみて下さい!