運動不足解消やダイエット、筋力アップなど、さまざまなシーンで行われているのが「筋トレ」や「ストレッチ」。やったことがないという人はほとんどいないと思います。
では「筋トレ」と「ストレッチ」は実際にどんな違いがあるのか、疑問に思ったことはないでしょうか。
一緒だと考えている人もいますが、実は全く違うんです。動作や効果、行う順番など、違いが多いので説明していきたいと思います。
目次
「筋トレ」とはどんなもの?
「筋トレ」とは、筋肉を『鍛える』ことが目的になります。
「筋力トレーニング」の略称で、そのままの意味ですが、トレーニングで筋力を向上させるということです。
腕立てや腹筋、背筋、スクワットなどがイメージしやすいと思います。器具などを使わずに行えるので、何気なく家でやっているという人もいるのではないでしょうか。
ダンベルやトレーニングチューブなどの器具を使用して行うこともできます。ジムに通い、専用器具で本格的にトレーニングを行う人も最近は増えてきていますね。
「筋トレ」は継続的に行うことによって筋肉が徐々に成長していきます。筋力が向上して以前より力持ちになっていたり、身体も引き締まるので見た目にも変化が現れます。
筋力が向上すると、脂肪燃焼効果もアップするので、ダイエットの効率も良くなります。
「ストレッチ」とはどんなもの?
「ストレッチ」は、身体を『整える』ことが目的となります。
筋肉を伸ばしたり、ほぐしたりするのがストレッチです。器具を使わずに行うことができます。ストレッチポールなどストレッチ専用の器具もあり、器具を使って効率よくストレッチを行うこともできます。
「ストレッチ」は継続的に行うことで、関節の可動域が上がり怪我の予防につながります。また、血行が良くなり疲労回復やリラックス効果があります。心身ともにリラックスできますのでストレスの軽減にも繋がります。
骨格の歪みも整えられるので、姿勢も良くなり、肩こりや猫背など日常の身体の不具合も解消されます。
「筋トレ」と「ストレッチ」どちらも始めたい人は順番も覚えましょう。
効率よく効果を得るためには、トレーニングの順番も大事です。
結論を言いますと順番は、「ストレッチ→筋トレ→ストレッチ」です。
有酸素運動も一緒にやりたいという人は、「ストレッチ→筋トレ→有酸素運動→ストレッチ」の順番で行うと良いでしょう。
なぜこの順番なのか、説明していきたいと思います。
筋トレ前にストレッチを行う理由
筋トレ前のストレッチは、簡単にいえば「準備運動」です。
心拍数や体温を上げ、筋肉の緊張を和らげることにより、筋肉を動かしやすくなります。
筋肉の可動域が上がっているため、効果的な筋トレを行えます。また筋肉がほぐれた状態で筋トレを行うことで怪我のリスクも軽減されています。
ストレッチには「動的ストレッチ」と「静的ストレッチ」の2種類あります。
筋トレ前に行うストレッチは「動的ストレッチ」です。
「動的ストレッチ」とは、身体の部位を動かしながら行うストレッチです。軽くジャンプしたり、肩をグルグル回す動作などが分かり易いと思います。ラジオ体操がまさにそうで、運動前に行う「動的ストレッチ」には最適です。
筋トレ後にストレッチを行う理由
筋トレ後は、筋肉を「リラックス」させましょう。
筋トレ後は筋肉が収縮しているため、しっかり伸ばしてあげましょう。そうすることで効率よく筋肉を回復・成長させることができます。
ここで行うストレッチが、「静的ストレッチ」です。
「静的ストレッチ」は、筋肉を動かす「動的ストレッチ」と違い、しっかり伸ばすことです。前屈や開脚などがイメージしやすいです。
「静的ストレッチ」を行う際は、勢いや反動をつけない、息を止めない、痛いのを我慢して無理に伸ばさない、がポイントです。無理に行うと効果が薄れたり、怪我の原因にもなりますので注意しましょう。
まとめ
「筋トレ」とはどんなもの?
- 筋肉を『鍛える』ことが目的
- 筋トレの効果を説明
「ストレッチ」とはどんなもの?
- 身体を『整える』ことが目的
- ストレッチの効果を説明
「筋トレ」と「ストレッチ」どちらも始めたい人は順番も覚えましょう。
- 順番は、「ストレッチ→筋トレ→ストレッチ」
- 筋トレ前に「動的ストレッチ」
- 筋トレ後に「静的ストレッチ」
元々私は、ストレッチはただ身体を柔らかくするだけであまり意味がないと思い、筋トレだけをひたすら行っていました。
しかし効果がなかなか実感できず、「筋トレ」と「ストレッチ」について調べてみました。そこでそれぞれの違いや効果を知ることができました。
現在は効率良くトレーニングを行うため、「ストレッチ→筋トレ→有酸素運動→ストレッチ」という流れが日課になっています。
「筋トレ」や「ストレッチ」の違いを理解するだけで、トレーニング効率のグンと上がります。せっかく取り組むのなら、無駄なく効果的にトレーニングしたいですよね。
あなたの日々行っている「筋トレ」や「ストレッチ」はどうでしょう。この機会に見直してみませんか?