学生時代に抱いた気持ちってあの頃じゃないと生まれなかった気持ちですよね。
今じゃ絶対に出来ないようなことやしないことをしたり、様々な気持ちが生まれて楽しくも忙しない日々。
映画「レディ・バード」を観ると、そんなあの頃の気持ちを思い出します。
話題になった映画なので、題名は聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか?
「レディ・バード」というとてもシンプルな題名からだと、どんな映画か想像しにくいですよね。
観て良かったと必ず思える映画「レディ・バード」のあらすじや感想をお伝えします!
目次
「レディ・バード」はどんな映画?
2017年のアメリカの青春映画です。
第90回アカデミー賞で作品賞を含む6部門にノミネートされ、映画評論サイトのRotten Tomatoesでも高い評価を得た作品となっています。
またトロント国際映画祭で上映された際にはスタンディングオベーションが発生したくらい、観客の評価が良かった映画なんです!
監督は「フランシス・ハ」「20センチュリー・ウーマン」などに出演し、女優としても活躍しているグレタ・ガーウィグ監督です。
題名にもなっている主人公のニックネーム「レディ・バード」ですが、監督によると「どこから湧いてきたのか自分でも分からない」とのことです。
しかし、イギリスの童謡マザー・グースの「lady bird, lady bird, fly away home」という歌詞が無意識のうちに頭の中に浮かんだのかもしれないとインタビューで答えています。
ちなみにレディ・バードは英語でてんとう虫という意味です!
「レディ・バード」のあらすじ
舞台はカリフォルニア州の田舎サクラメント。
主人公はカトリック系の高校に通う17歳の高校生クリスティン。クリスティンは「レディ・バード」と名乗り、都会の大学に行くことに憧れている。
仲の良い父親は失業していて家は厳しく、母親のことは愛しているけど喧嘩が絶えない。
気心の知れた大好きな友達はいるけど、おしゃれな仲間とも仲良くなりたい。気になる男の子もいるし、恋愛だってしたい。
高校最後の年を悩み楽しみ、懸命に過ごす1人の少女の物語。
「レディ・バード」のキャストは?
「レディ・バード」の主演はシアーシャ・ローナン。
魅力的な女優さんで、この映画でもとても素敵に役を演じています。
シアーシャはニューヨーク出身のアイルランドの女優さんです。
両親共にアイランド人で、3歳の時にアイルランドに移り住みました。
9歳の頃から子役として活躍していて、アイルランドのテレビシリーズに出演していました。13歳の時に出演した映画「つぐない」で、史上7番目の若さでアカデミー助演女優賞にノミネートされ注目を集めました!
その後も「ブルックリン」「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」など話題作に出演し、数多くの賞にノミネートされています。
またイギリスの歌手エド・シーランの「Galway Girl」のMVに出演したことでも話題になりました。私も大好きなPVです♪
繊細で複雑な気持ちを表すことに長けている女優さんで、演技に見入ります!
「レディ・バード」の感想
アメリカの青春映画「レディ・バード」。
「話題になっていた映画だしとりあえず…」という気持ちで観ることにしましたが、いつの間にか物語りの世界にすっかり引き込まれていて、観て良かった!と大満足の作品でした。
高く評価されている映画はやっぱりちゃんと良い映画なんだ!と改めて思いました(笑)
主人公のクリスティンがとても魅力的です。
自由そうに不自由そうに振る舞うクリスティンの姿を見ていると、青春時代に抱いた色んな気持ちを思い出します。
アメリカの生活や学校は日本とは全然違いますが、青春時代に様々な気持ちを抱くことはやっぱり変わらないなぁと思います。
両親のことは好きだけど、気持ちを言葉にして上手く伝えられず喧嘩してしまったり、それを後悔したり…。仲の良かった友達をないがしろにしてしまったり、恋をして突拍子もないことをしたり。
端から見たらよく分からない言動も、その時の本人にとっては大事なことだったりしますよね。
クリスティンが色んなことに悩みながら様々なことを考え選択し行動していく様子は、見ていてかつての気持ちを思い出して共感します。またそういうことしちゃうよね・・!という苦い気持ちも湧いてきます(笑)
クリスティンという一人の女の子が本当に存在していて、その青春の一部を見せてもらった気持になる程、気が付けば物語に夢中になっていました。
まとめ
- 「レディ・バード」はアメリカの青春映画。アカデミー賞にノミネートされ、高い評価を得た作品
- カリフォルニアの田舎を舞台にした17歳の高校生クリスティンの物語
- 主演は多くの話題作に出演しているシアーシャ・ローナン
- 観ると青春時代に抱いた気持ちを思い出して共感し夢中になる!
「レディ・バード」は見ると主人公のクリスティンを好きになると同時に、クリスティンと同じ年だった頃の自分のことも前より好きになる、そんな映画でした。
「レディ・バード」を見てあの頃の気持ちを思い出し、あの頃の自分とまた出会ってみてはいかがでしょうか!