こんにちは、あけましておめでとうございます!
2020年はコロナの影響で、報道等でも自粛が繰り返し呼びかけられてきました。
そんな今だからこそ、丁寧に『手紙』で普段伝えることが難しい思いをお手紙にして届けてみませんか?
今回は、1月の時候の挨拶についてまとめてみました。
スマホが普及し、LINEアプリなどで多くの方が連絡を取り合っている現代では、手紙でのやり取りは少々面倒に感じる方も少なくないかもしれません。
しかし、丁寧に心を込めて文章を書く事によって日頃からの感謝の気持ちが相手に伝わるものです。
手紙の書き方やマナーなどについてもいくつかまとめました。
では早速ご紹介していきます!
目次
手紙を書く時は相手のことを考えて言葉を選ぶ
手紙は、書き初めに時候の挨拶を入れるということがマナーです。
相手によって時候の挨拶も選ぶ必要があるでしょう。
例えば、仕事の付き合いの方なのか、親しい仲なのかで書き出しの文章は変えましょう。
また、相手の現在の状況をしっかりと把握する事も重要です。元気なのか、忙しいのか、闘病中なのか…
などなど、人によって状況は様々です。そのため、場合によって『失礼』にならないように相手の状況はしっかりと把握しておきましょう。
時候の挨拶書き出し文 1月
手紙の書き出しは季節の挨拶から書き初めるのがマナーです。
「季節の挨拶文が分からない…!」
「コロナ禍の今、時候の挨拶はどのようにしたらいいの…?」
そんなあなたへ今回は例文をいくつかご紹介します。
【ビジネスシーン】
- 拝啓 新春の候、貴社にはコロナ禍にあってもますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。…
- 拝啓 厳寒の候、貴社におかれましてもこの度に災禍に大変なご苦労をされていることと案じます。…
- 拝啓 大寒の候、〇〇様におかれましては、この災禍にあってご苦労も多いかと拝察いたしております。…
- 拝啓 寒冷の候、貴社におかれましては、益々ご隆昌のこととお慶び申し上げます。平素は一方ならぬご愛顧を賜り、衷心より御礼申し上げます。…
- 謹啓 新春のみぎり、いよいよご壮健の由、大慶に存じ上げます。…
【親しい仲やカジュアルなシーン】
- おだやかな初旬をご家族でお迎えのこととお慶び申し上げます。…
- 新たな年が始まりましたが、あなたのことですから今年も目標に向かって全力投球することでしょう。…
- 皆様お元気で新年をお迎えのことと存じます。…
- 空気が乾燥していますが、お風邪など召されていませんか。…
- 寒い日が続いていますが、子供たちはお年玉で買ったゲームに夢中になっています。
今回ご紹介した時候の挨拶文はほんの一部です。相手によって様々な書き出し文があるので、より相手にとって適切な内容の書き出し文を選びましょう。
結び、締めの文例
書き出しがしっかりしているのに、締めの文章が上手くいかないと、締りの悪い文章になっしまいます。
せっかく丁寧に書いた手紙ですから、最後までしっかりと締めたいですよね!
そこで、手紙の結びの文例をいくつかご紹介いたします。
【ビジネスシーン】
- 末筆ながら、貴社の一層のご繁栄を心より申し上げます。
- 末筆ながら、貴社の皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
- 新春のみぎり、一層のご発展とご活躍をお祈り申し上げます。
- 今年もご多忙のことでしょうが、お体だけにはお気をつけください。
- 今年もどうかご愛顧のほど宜しくお願い申し上げます。
【親しい仲やカジュアルなシーン】
- 寒さ厳しき折、お風邪など召しませぬようお気を付けください。
- まずは、○○方々新年のご挨拶まで申し上げます。
- まだまだ寒い日が続きそうです。体調を崩されませんようお気をつけてお過ごしください。
- 正月の疲れが出る頃です。無理しないでください。
- 新たな気持ちで今年一年よろしくお願いします。
結び、締めの文章がしっかりとしていると
「丁寧に書いてくれたんだな」と、読み手にも思いが伝わります。
せっかく書いた文章ですから、最後はしっかりと締めましょう。
まとめ
- 相手の事を考えて言葉を選ぶ
- 手紙の書き出しは季節の挨拶から書き初めるのがマナー
- 締めの文章もしっかりと書く事でより素敵な内容に
ビジネスシーンでも、親しい仲やカジュアルなシーンでも共通していることは、相手の事を思った文章であるということです。
このような決まった時候の挨拶文がいくつかある中で、自分の言葉で文章を書く事により、相手に普段以上の感謝の気持ちが伝わりやすいのではないでしょうか。
手紙には、そんな素敵な効果があります。
コロナの影響によって直接会う機会が少ない今だからこそ、手紙で普段伝えられない思いを伝えてみてはいかがでしょうか。