力士の正代を皆さんご存知でしょうか。
相撲をあまり見ない方はご存じでないかもしれませんね。
正代は今年大関に昇進し、今注目されている力士です。
実力だけでなく、人物面でも注目を浴びています。
一体どのような人物なのかご紹介していきたいと思います。
目次
大関までの道のり
人物面についてお話しする前に、
まずは入門前、そして大関になる前の正代の成績を振り返ります。
入門前
小学生時代の正代は最初は遊び気分で相撲に取り組んでいましたが、
徐々に稽古は厳しくなっていきました。
日々の厳しい稽古もあり、
小学5年生のときにわんぱく相撲の全国大会に出場することができました。
中学では団体ではありますが、全国大会の団体で優勝メンバーでした。
高校でも相撲に取り組み、国体にも出場しました。
大学生のときには全日本相撲選手権大会の決勝に進出しましたが、
優勝にはあと一歩手が届きませんでした。
その正代が角界入りを考えたのは大学生のときです。
考えるきっかけになったのは、
自身が教師にむかないのと思ったのがきっかけなようです。
このときかなり思い悩んだそうで、
教育実習中の2週間で10キロも痩せたそうです。
入門後と成績
大学卒業後正代は時津風部屋に入門しました。
入門後2014年の3月場所で初土俵、つまりプロデビューします。
前相撲を経て番付に四股名を載せ序ノ口優勝を果たしました。
前相撲とは??
番付に四股名が載っていない力士が取り組む相撲のことです。
前相撲で一定の成績を残した力士が番付に四股名を載せることができます。それによって序ノ口の地位を得ることができます。
正代は前相撲から始まり、序ノ口優勝を果たしました。
その後は体調不良もありましたが、
力士として好成績を残していきます。
大関昇進
そしてそのときが来ました。
今年番付編成会議と臨時理事会を経て、正代の大関昇進が承認されました。
承認は満場一致で決まったそうです。
大関昇進の伝達式では、
(新しく横綱、大関の昇進が決まったとき、日本相撲協会の理事と審判員が所属部屋に出向き、昇進決定の連絡をする儀式です。)
「謹んでお受けします。大関の名に恥じぬよう、至誠一貫の精神で相撲道にまい進してまいります」
引用:日刊スポーツ
と口上を述べました。
来月には11月場所がありますので、
大関になった正代の活躍に期待したいと思います。
人物面
ここからは正代の人物面についてお話したいと思います。
その前に皆さんに考えていただきたいのですが、
アスリートにとって物事を前向きに考えることは大事だと思いますか?
これはアスリート以外の人にも言えることだと思いますが、
当然前向きな考え方は必要なのではないでしょうか。
大きなことを成し遂げるため、
また怪我や劣勢に向き合うときにはなおさらなはずです。
それを踏まえたうえで後の記事を読んでみてください。
誰とも……
かつて記者会見で正代は対戦したい相手を聞かれ、
「誰とも当たりたくない」
引用:スポニチ
と話しました。
この発言が示すように、
正代はネガティブ力士とも呼ばれ、たびたびマイナス発言をしています。
おそらくメンタル的に少し弱いところがあるのかなと思いますが、
そのような発言をするアスリートはあまりいないのではないでしょうか。
稽古後のネガティブ発言
正代のネガティブ発言はいくつかありますが、
ここでは一部その発言をご紹介したいと思います。
「あったらいいんですけどね。ないです」
引用:日刊スポーツ
稽古後記者から「手ごたえは?」と聞かれたときの発言です。
そしてそれから、
「仮にですけど、横綱になってもかわいがられるんじゃないですかね…。最近はネガティブじゃなかったんですけどね」
引用:日刊スポーツ
と記者に漏らしました。
ネガティブでも……
ネガティブな面がたびたび取り上げられますが、
逆にその性格が相撲ファンを惹きつけているのではないでしょうか。
言い換えるとタレント性(?)のようなものがあると思います。
何年か前にはなりますが、
一時力士の不祥事がたびたび取りざたされていて、
相撲会のイメージがダウンしていました。
ですが正代の存在が相撲のイメージをよくすることに一役買っているのかなとも思います。
まとめ
最後のこの記事をまとめますと……
- 正代は学生時代から相撲で活躍していました。
大学生のとき自分は教師に向かないと思ったのが、
角界入りを考えるきっかけになったそうです。 - 入門後は序ノ口優勝を果たしました。
その後体調不良がありつつも好成績を残してきました。
そして大関昇進を果たしました。 - ネガティブ力士とも知られたびたびネガティブ発言をしています。
- ネガティブな部分が逆にファンを惹きつけているかと思います。
それが相撲会のイメージをよくしているのではないでしょうか。
それでは最後までお付き合いいただき誠にありがとうございました。