生活

多肉植物を株分けで増やすコツとは?ポイントを押さえて楽しく増やす!

人気上昇中の多肉植物!
お店で購入する以外にも、自分で増やせるのが魅力の一つ♪

以前の記事で、「葉挿し」という増やし方について、ご紹介しました。
今回は、それとはまた別の、「株分け」という増やし方をご紹介します!
品種によっては、これでガンガン増やせちゃいますよ♪

「葉挿し」についてまとめた記事はこちら↓

多肉植物を葉挿しから大きく育てる方法!お気に入りの子を増やそう♪多肉植物の魅力の一つに、 「お気に入りの品種を自分で増やせる」というのがありますよね♪ 生命力の強い多肉植物は、他の観葉植物では考え...

目次

株分けの方法とコツ

まず、「株分け」とは何か?ですが。

多肉植物の中には、株の根元や根っこから、新しい芽(子株)をだす品種があります。
その新しい子株を親株から分けて育てることを、株分けと言います。

株分けに必要なもの

基本的に、必要な物は植え替えする時と一緒です。

  • 株分けする多肉植物
  • 多肉植物用の土
  • 鉢(親株用、子株用)
  • ハサミ(子株がまだ親株にしっかりくっついている場合、使うことがあります)
  • 新聞紙(作業する場所に敷いておけば、片付けが楽になります)

 

事前準備

  • 作業する1週間ほど前から、水やりをストップして、土を乾燥させる
    株分けは、土から株を出して作業します。
    そのときに土が湿っていると、根がほぐれにくくて、
    株を分けるときに根が傷んでしまう可能性があるんです(><)
    土をしっかり乾燥させてから、作業しましょう。
  • 使用するハサミを消毒する
    子株を分けるのにはさみを使用する場合、ハサミに雑菌がついていると、切断面から感染してしまう可能性があります;
    ライター等であぶった後、アルコールで消毒すると良いですね。

 

株分けの方法

  1. 鉢から株を抜き取る
  2. 根をほぐしながら、土を落とす
    黒く傷んでいたり、乾燥しきって脆くなっている根があったら、
    ハサミで切り落としましょう。
  3. 子株と親株を分ける
    強引に引っ張ったりすると、根が傷んでしまいます;
    どうしても手でほぐれない場合は、ハサミで切って分けましょう。
  4. それぞれ、新しい鉢に植え替える
    ハサミで切って分けた株は、切り口が乾くまで、数日乾燥させます。
    切り口が新しいままだと、底から雑菌が入ってしまう可能性があります(><)
  5. 完成★
    数日おいて根を土に馴染ませてから、お水を上げましょう。

 

株分けで増やす時のポイントは?

失敗の少ない株分けですが、押さえておきたいポイントがあるので、
ご紹介します!

株分けに適した季節

全ての多肉植物の世話に共通することですが、
株分けは、その多肉植物の成長期に行いましょう!
植え替えするときに、一緒に行うと良いですね。

植え替えたあとも、しばらく成長期が続くのがベストです。
成長期の前半に行うと、その後の成長も期待できて、良いと思いますよ♪

株分けに適した品種

葉挿しの時と同様、株分けにも、品種によって向き不向きがあります。
オススメは、親株の脇から子株がわさわさ出てくる品種です。

  • アロエ


私の実家にもアロエがあるんですが、超元気です。
何度か水不足で枯れかけてますが、毎回復活します。そして増えます。
初心者さんにオススメ!

 

  • ハオルチア


同じくアロエ科なのですが、
多肉植物としては分けて考えられることが多いので、別枠でご紹介。
私が育てている子の中で、一番増えるのがハオルチアですね。
毎年毎年、きりがない(笑)生命力の強い品種です。

 

  • エケベリア


多肉植物と言えばコレ、というくらい、メジャーで人気な品種ですね。
ロゼッタ状に広がる葉がかわいらしい。品種が多いため、色合いや形、大きさも様々。
お気に入りの子が増やせたら、楽しいですよ♪

 

  • センペルビウム


密集して増える「群生」が特徴的なのがこちら。センペルビウム。
うまく群生すると、土が見えなくなるぐらいに広がり見事なんですが、
その分、湿気が溜まりやすいのが弱点;
通気性が良い土に植えて、定期的に古く枯れた葉っぱを取り除いて、
蒸れないように気をつけて育てましょう。

 

  • アガベ


大きく育つと、直径4mまで達するものも!
「かわいい」より「かっこいい」の方が合うように思います。
葉挿しで増やすことが出来ないので、増やすなら株分けを。
夏型品種の多いアガベは、株分けするなら5~6月がオススメです!

まとめ

株分けに必要な物

  • 株分けする多肉植物
  • 多肉植物用の土
  • 鉢(親株用、子株用)
  • ハサミ(子株がまだ親株にしっかりくっついている場合、使うことがあります)
  • 新聞紙(作業する場所に敷いておけば、片付けが楽になります)

 

株分けの手順とコツ

  • 1週間ほど前から水やりをストップし、土を乾かしておく
  • 株を鉢から抜き取る
  • 根をほぐしながら、土を落とす
  • 子株と親株を分ける
  • それぞれ、新しい鉢に植え替える

 

株分けのポイント

  • 株分けの時期は、成長期前半に行うと良い
  • 株分けに適した品種は、
    「アロエ」「ハオルチア」「エケベリア」「センペルビウム」「アガベ」

梅雨の間は、ジメジメしていて株分けには適しません(TーT)
また、梅雨が明けても、真夏は休眠期に入る多肉植物が多いので、
株分けはオススメできません(><)
秋になったら、「春秋型」の多肉植物であれば、株分け出来る子もいますので、それまでは、無事に夏を越すことを目標に、お世話していきましょう♪